概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC38巻収録「スネ夫の無敵砲台」。
巨大な要塞型のひみつ道具で、家数件分程のサイズである。砲台をセットする事で、持ち主の思うがままにいつでも砲撃することが出来る。砲撃が当たったターゲットは爆発し、威力は人を黒焦げにする程度のレベルから、遠距離でも一目で分かる程の硝煙が上がるレベルまで様々。
第三者による砲台の破壊・機能停止は非常に難しく、作中ではドラえもんとのび太が「かくれマント」で姿を消して接近したのだが、砲台はドラえもん達の接近を音で探知し、彼らを容赦なく攻撃した。
この道具を入手したスネ夫は裏山にセットし、周りの人間に砲撃を続け調子に乗ってしまう。上記の通り、砲台自身のセキュリティも万全で、敵が近づくと自動に攻撃を開始する。
最終的にはドラえもんの作戦により、のび太とスネ夫の身体を「入れかえロープ」で入れ替えたことで形勢逆転する。スネ夫の身体になったのび太が、のび太の身体になったスネ夫を延々と砲撃したことでスネ夫は遂に降参し、無敵砲台は返品された。その後、元に戻ったのび太は傷だらけの状態になってしまったが、ドラえもんは「元はと言えば君が買ったせいだからね」と呆れるのだった。
派生作品
2008年版「スネ夫の無敵砲台」(水田わさび版アニメ)では、原作版よりも更に強化されている。「どこでもドア」で砲台の破壊を狙えばドア出現位置に砲台を構えており、「ひらりマント」で弾を跳ね返せば砲台の数を増やして滅多打ちするという極悪仕様になっていた(尤も、ひらりマントは振り回しさえすれば全ての攻撃を完全回避出来る性能を誇る為、作中におけるドラえもんとのび太はパニックを起こして硬直していたが、実際は砲台の数を増やされたところでマントを軽く振るだけで簡単に回避可能)。
『ドラえもん』を題材としたゲーム作品『ギガゾンビの逆襲』にも登場する、作中で最高威力の全体攻撃が出来るが、原作版の描写を知っていると物足りない威力で、ボス敵に効かないという欠点も存在する。
スピンオフ作品『ドラベース』でも、無敵砲台が使用可能道具として選ばれたことがある(実際に使用したシーンはない)。
関連タグ
アウターゾーン:念力を使って自己中な行動を繰り返す少年にミザリィがお仕置きをするエピソードがある。