「バシロォーッス!!」
×プリザポス
×ブリザボス
〇ブリザポス
データ
概要
ポケモン剣盾の冠の雪原から登場した、白い馬の姿を持つ伝説のポケモン。
闇夜の黒馬・レイスポスとは対になる。
体内で生成した冷気を鼻や蹄の先から放射して相手を凍らせることができ、身体の各部がキュレムよろしく、放出した氷で生成された刺々しい氷で覆われた力強い出で立ちが特徴。身体を覆う氷のプロテクターにより威力が高まった、破壊力抜群の攻撃を放つことが可能になっている。
特に顔を覆う非対称な氷のマスクはダイヤモンドの100倍にもなるほどの凄まじい硬度を持っている。
凄まじい怪力と逞しくて太い脚で豪雪地帯や悪路さえも突き進むタフさを持つが、その覆われた氷によるものなのか俊敏に動く事が苦手。
その代わりに蹄から冷気で放出して地面を凍らせ、滑るように動くことで鈍重な自身の動きを補っている。
吹雪止まぬ寒冷地にしか育たない特殊な「つめたいニンジン」が大好物。
「暴れ馬」の分類の通り、欲しいものは何でも強引に奪い取ろうとする気性が荒い性格で、大昔はカンムリ雪原一帯を荒らす乱暴者として知られ、脅威を感じた相手には近寄らない狡猾さも秘めている。
だが、当時そこを治めていた豊穣の王・バドレックスによって調伏された結果、その愛馬として長らく力になったとも言われ、主が跨る時人馬一体の姿となって真なる力を発揮する。
厳選
タネを植える場所に雪原を選ぶことで、シナリオ最終盤でバトレックスと一体の状態で手に入れることができる。
だがゲットしたばかりの状態では、性格・個体値はバドレックスのものしか分からず、「キズナのタヅナ」を用いて分離させないとブリザポスの性格・個体値は分からない。
ブリザポスはすばやさ0が望ましいとされる場合が多いが、この仕様のせいで「ゲットしたバドレックスのすばやさが0で喜んでセーブしたら、分離させてブリザポスを見たらこちらのすばやさは0ではなくて泣きを見た」というケースが多発している。厳選する場合要注意。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 |
---|---|---|---|---|---|---|
100 | 145 | 130 | 65 | 110 | 30 | 580 |
物理攻撃力と、物理・特殊耐久力に優れた種族値で、レイスポスとは逆に物理攻撃に秀でた無駄のない配分と言える。
素早さは同じ馬仲間のバンバドロよりも鈍足。
メインウェポン候補としては、安定性のあるつららおとし、相手のきあいのタスキを無効にできるつららばり、低いすばやさを活かしたゆきなだれがある。
サブウェポンもそこそこ豊富で、低い素早さに適したしっぺがえし、うっぷんばらし、ダメおし、シンプルなあくタイプわざのじごくづきやかみくだく、苦手なほのお、いわ、はがねに抜群を取れる10まんばりき、重い体重を活かしてフェアリーに抜群のとれるヘビーボンバー、通りの良いかくとうタイプのインファイト、ボディプレスがある。
攻撃技は総じて鈍重さや鈍足を上手に生かす技が多く、種類もレイスポスに比べ豊富。
変化技でめぼしいものは「つるぎのまい」「てっぺき」「ちょうはつ」あたり。鈍足ゆえに使いどころが限られるが、決まれば強力。
ただし、こうげきを上げるだけなら特性「しろのいななき」で1匹倒すごとに1段階上がるので、それで間に合わせる手もある。
こおりタイプ故に弱点が多く耐性も少ないが、H100B130D110という耐久ポケモン顔負けの種族値で全てを受け止めてしまう。参考までにスイクンがH100B115D115、クレセリアがH120B120D130である。
このため、例えばHに252振った場合は物理ならA特化バンギラスのストーンエッジを1発は耐え、特殊ならC特化リザードンのだいもんじをも耐えることができる。
ここからダイマックスしてしまえば一撃で落とすことはまず不可能なので、じゃくてんほけんを持たせてトリックルームやスピードスワップを使ったパーティのダイマックスエースとしての運用が中心。一度じゃくてんほけんを発動させ、すばやさもカバーする手段があればもうほとんど止めることは不可能になる。その火力はB特化したエアームドでもダイアイス(←つららおとし)で半分以上削れるほど。もちろんすばやさを補強せずとも上記の耐久に物を言わせて無理矢理居座って制圧することは十分可能。
要するに「弱点が多く鈍足だが、初手からガンガン殴れるスイクンのようなポケモン」であり、ダブルバトルではトップメタに君臨するのみならずシングルでもメジャーになりつつある。
とはいえおにびなどにはめっぽう弱いため、弱点を突くことができないヒートロトムなどには簡単に止められてしまうので注意が必要。