今日は『なんでもない日』のパーティーだ。 遅刻したら首をはねられるぞ。
CV:小林千晃
概要
名前 | Deuce Spade |
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学年 | 1年A組24番 |
誕生日 | 6月3日(双子座) |
年齢 | 16歳 |
身長 | 173cm |
利き手 | 右 |
出身 | 薔薇の王国 |
部活 | 陸上部 |
得意科目 | 体力育成 |
趣味 | マジカルホイール |
嫌いなこと | タイムセール |
好きな食べ物 | 卵料理 |
嫌いな食べ物 | ピーマン |
特技 | 機械整備 |
個人のロゴはスペードの2のカード。
人物
立派な魔法士になるために学園へ入学して、真面目な学園生活を送る…はずだった。
入学早々エースとグリムのいざこざに巻き込まれた結果、退学回避のために主人公たちと一緒に奔走する羽目になってしまう。
同じ1年生ということもあり、その後も学園内で一緒に行動する事が多い。
名門校であるがわりと問題児が多いことには驚いている。
過去荒れていた時期があり、感情が高ぶった時などにその頃の名残が表に出ることがある。一人称も「僕」で通しているのが「俺」になる時もある。この時に飛び出す物騒な振る舞いや言葉遣いはエースから「ワル語録」と呼ばれている。
当人は隠したい黒歴史と判断しており、本編でアズールの過去の写真を見たとき同情して「忘れてやる!」と力いっぱい宣言した。
一念発起した理由は母親が泣いて祖母に相談している現場を目撃したためである。またその時の会話から察するに片親らしい(死別なのか離婚なのかは不明)。
母親想いでもあり、買い物の荷物持ちなど家事の手伝いもしていたのだそう。
タイムセールでの買い物が得意らしく、セベクからは歴戦の勇士とまで評された。
得意料理は目玉焼き。曰く「拘ると結構奥が深い」んだとか。因みに半熟派。
趣味のマジカルホイールは、詳細は不明だが、所謂バイクの類だと思われ、機械整備を得意としているのもおそらく家電のセッティングなどをしていた事によるものだと推測される。事実、ホリデーの年明けは母に言われて動かなくなった時計の修繕を頼まれていた(ちなみに分解までしてみた結果、電池を逆に入れていたという理由であった)。そのため、入学当初はマジカルホイール関係の部を作ろうとしたが却下されたという過去がある(エース曰く当たり前)。
フロイドからは「サバちゃん」(青いから?)、ルークからは「ムシュー・スペード」と呼ばれている。
真面目な生徒になろうと努力はしているが、成績はあまり優秀ではない様子(これまでまともに勉強をしていなかったのが原因だろう)。
対して運動は得意分野であり、陸上競技の全国大会で功績を讃えられ表彰されたこともある。ただしダンスはあまりしたことがないため不得手。
また恐ろしく天然なところがあり、お店で売られている無精卵からヒヨコが生まれると16年間信じ続けており、真実を知った時は凄まじくショックを受けていた。
優等生になるべく喧嘩をやめようとしているが、当人なりに筋が通らないと思ったことには時に力づくで事を動かす(第1章での主人公とのやり取りも影響していると思われる)。
特に描写はないが喧嘩は強いらしく、ハーツラビュルの不良や体力自慢が集うサバナクロー生を腕力で制したこともある。パーソナルストーリーなどでもとんでもない力と評されることが多い。
また初心(うぶ)な性格で、ゴーストマリッジでは花嫁ゴーストに自己紹介をしたが、それ以上喋れずにビンタされてしまい他のビンタ被害者から「何しに来たんだ?」と呆れられてしまった。
当人によると昔は女性から恐れられており、話しかけてくる女性は母親くらいだった(それどころか同性からも遠巻きに見られていたらしい)。
リドルからは真面目である事は評価されているが、「あれでもう少し思慮深いところがあればね」と今一歩及ばない。
ヴィルからも「素直というより短慮」と苦言を呈されている。
思慮が浅い(過去の名残も影響してか)故の喧嘩っ早い部分はラギーからも「長生きしないタイプ」とまで呆れらている。
学友であるエースからも性格を「猪みたい」だと例えられた。
そんな辛口評価も腑に落ちない気はしつつも、否定はせず真面目に受け止めているのでやはり素直なのであろう(怒る理由も当人なりに筋が通らないと判断したことである)。
優等生を目指している故か、主人公の事をエースよりは気に掛けている。
得意な魔法としてよく大釜を召喚している。
切っ掛けはエースを捕える際「何か大きな物を」と試行錯誤した結果であり、そこから定着していった(当のエースからは「お前取り敢えず大釜出しときゃいいと思ってる?」なんて呆れられているが)。
とはいえ過去の話をした時に大釜の話題が出るあたり、その頃から大釜を召喚していた可能性は高い。
魔法レベルを上げた時には「何時か釜以外も召喚出来る日が来るかもな」と期待している台詞がある事から、どうやら今まで大釜以外を召喚したことがない様子。
容姿
整ったネイビーの髪にピーコックグリーンの目をしている。
外見はつり目のクール系美少年だが、時折表情に元ヤンの影が見える。
右目尻にある大きな黒いスペードの模様は、彼のトレードマーク。
本編・イベントでの動向
本編
プロローグで初登場。
主人公達が窓掃除をバックレたエースを追い掛けているところを通りかかり、主人公に頼まれて召喚した大釜で押し潰して捕えたのが切っ掛け。
その後もいざこざの末にシャンデリアにつけられていた希少な魔法石を破損させてしまい、退学沙汰に追い込まれる。
第1章
ケーキを盗み食いして罰せられたエースに主人公達と共に終始付き添う事に。
寮長の圧政に耐え兼ね、エースと共に寮長の座を賭けた”決闘”を申し込むが……。
第2章
マジフト大会を直前に生徒が相次いで怪我をする事件に巻き込まれ、その犠牲者のうちの一人であるトレイの仇を討つ為……ではなく、空いた選手枠のお零れを狙って主人公の捜査に協力した。
第3章
期末テストで良い点を取る為にアズールと契約するも、「上位50位内に入る」という条件を果たせなかった為に頭頂部からイソギンチャクを生やされ奴隷にされてしまう。
酷使される日々に耐え切れず主人公に助けを求め、自分達を自由にする為の契約を結んだ主人公に同行した。
第4章
ホリデーで帰郷していたが、(全て終わった後とはいえ)監督生からのSOSを受けて公共交通機関を乗り継いでやってきた。
3章までは全てのオーバーブロット事件の現場に居合わせていたが、4章では居合わせることはなかった。
第5章
ダンス大会への応募は真面目にやっている人に悪いと参加を躊躇していた(ついでにダンスはあまり経験がないのも理由)が、寮長に無理矢理参加させられそうなエペルが心配になった事から参加を決意。
ダンスが下手で流行りの音楽の知識も疎かったことから苦戦していたが、カリムやジャミルの教えもあってどうにか見えるものとなったことや、審査員二人に将来性を考慮されたことで予選を突破、オンボロ寮での合宿に強制参加となった。
合宿中盤ではヴィルと言い争いをして飛び出たエペルを心配するが、エースに要領が悪いと言われて怒鳴って飛び出してしまう。
自己嫌悪に陥っていたがルークとカリムからのアドバイスで行動を起こし、イグニハイド生から(おそらく半ば無理矢理)借りたマジカルホイールでエペルを連れて海辺に向かう。
海辺では「バカヤロー!!」と叫び、エペルにかつて荒れていた時の事情(昔から要領が悪く成果が出ないために努力することをやめて楽な方へと転がっていた等)を話し、エペルの事情も聞いて改めて仲良くなり帰ろうとしていたところで、マジカルホイールに目を付けた不良の一般人に喧嘩を売られてしまう。
一般人に危害を加えてはいけない上に、不良の中に一人魔法が使える者が居た為防戦一方で追い詰められるが、不可思議な力(後述)が発動し辛くも助かった。
帰還後、正当防衛が認められたもののヴィルには怒られ、罰としてランニング30周を命じられるが、二人とも吹っ切れたために納得しランニングに勤しんだ(この際エースに対して「負けないからな」と宣戦布告している)。
その後、後編にて紆余曲折の末ユニーク魔法を完成させる。ただしぶっつけ本番でやったことや、魔法の性質などから呆れられたりしていたが、一年生の中で在学中にユニーク魔法を覚えることに初めて成功している(ジャックはおそらく入学前から習得していると思われる)。ちなみに本人はユニーク魔法という自覚もなく、あまりに必死だったことから詠唱も覚えていなかった。(主人公が「教えてあげる」と台詞コマンドで伝えているので、使いこなせる日はそう遠くないかもしれない)
ハッピービーンズデー
農民チームに所属。
主人公・グリムとケイトと合流していたが、補給物資を手に入れる為の囮に使われる。
その後は同じチームであるリドルと合流した。
「頭(かしら)を失うワケにはいかねぇ!!」
ゴースト・マリッジ
エースに乗せられて花婿候補の第二陣として参戦。
しかし初心である事が発覚し、ゴーストとはいえ女性の花嫁ゴーストを相手に自己紹介以外何も喋れず失格になる。そのためにトレイから何しに来たんだ?と真面目に聞かれてしまった。
星に願いを
このイベントのメインキャラクターの一人で本ガチャのSSR。
冒頭の占星術でスターゲイザーに選ばれ、エースからは同情されるが当人はやる気を持って行動をしている(余談であるがホームボイスによると彼の誕生日は今年一番の吉日だということで衣装が一番豪華らしい)。
当人によるとやんちゃをしていた中学生時代、母親が”星送り”の際に「息子が喧嘩をやめて、健康でいられますように」と”願い星”に祈っていたことが発覚。
やる気は十分にあるものの、踊りが下手だったりやる気がありすぎて他者と揉め事を起こしかけたりしている。
ただ学園長から「今年は新聞記者が取材に来るということから、多少乱暴な手段を使ってもよい」という許可をもらっており、最終手段で力づくという方法を許可される。
その後イデアのやる気がないことを咎めた結果、イデアの分の願い星150個(自分のと合わせれば300個)を回収し、尚且つ踊りを完璧に仕上げたらイデアもちゃんと表に出て太鼓を叩くという約束を取り付けた。
僅かな空き時間を使って願い星の回収と舞の練習を重ねていき、数日後には目標を達成しイデアを引き摺り出す事に成功。
本番間近になって雷雨警報が予報されるというアクシデントに見舞われながらも、奇跡が起こる事を信じて舞の練習を怠らなかった。
そして本番にはオルトが起こした奇跡の甲斐もあって、トレイと姿を現したイデア達”4人”のスターゲイザーと共に”星送り”の儀式を無事成功させた。
儀式の後に母から電話が掛かり、テレビ中継で観ていた”奇跡”に興奮しつつ息子の事を「誇らしい」と感動した母の言葉に、かつて母親を泣かせていた息子は涙を流すのだった。
本人の夢は『警察官になれますように』。
彼の言う警察官とは魔法執行官という魔法犯罪を取り締まるエリート部署で、厳しい道だが「真面目な職業に就けばきっと母さんも安心してくれると思うから」と語っている。
ちなみに理由はそれだけではなく、ある事件で不良だったことから犯人と疑われた中、無実を信じてくれたのが母親と近所の警察官であり、その警察官が真犯人を逮捕して無実を証明してくれたことも切っ掛けらしい。
スケアリー・モンスターズ!
ハロウィーンの運営委員の一人に選ばれる。
前日にはエースと一緒になってオンボロ寮の前で主人公とグリムにはハロウィーン用の衣装が用意されてない事をゴースト達の耳に入るように話していた(その結果、主人公達はゴースト達から衣装をプレゼントしてもらった)。
パーソナルストーリーではイベントに乗じてやって来た己の過去を知る不良達に絡まれるも、秘密裏に撃退していた。因みに過去の伝説や黒歴史も垣間見られる。
またジャックのパーソナルストーリーではマジカメモンスター退治の方法に悩むジャックに相談相手としてトレイを勧め、その時に一人で突っ走らない方が良いと忠告をした(ただしジャックからは「デュースから突っ走るなという忠告をされるとは」と苦笑されている)。
ユニーク魔法
「落とし前をつけてもらう!歯ァ食いしばれ!『しっぺ返し(ベット・ザ・リミット)』!!!!」
魔法名 | 【しっぺ返し(ベット・ザ・リミット)】 |
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効果 | 相手から受けたダメージ分の攻撃を与える |
5章後半で片鱗を見せ、終盤で完全覚醒したユニーク魔法。
相手から受けたダメージを自分の身体に蓄積し、そのまま相手にぶつけることができる。
初めて完成版を披露した際は対象となった相手から相当なダメージを受けていたため、強力な効果を発揮した。
また技の性質上、必ず相手からダメージを受けなければならない上に相手が強力かつ自分が相当追い込まれた状態でなければ威力を発揮しないと思われる。
その性質から、エースからは「喧嘩のお礼参り」と評された。
名前の元ネタはポーカーでルールで許される最大限のベットを行う「Bet the Limit」。
いわゆる馬鹿賭けと呼ばれる悪手であり、負ければ終わりだが当たれば大勝ちという文字通りのハイリスク・ハイリターンな手法である。
余談
元ネタは『不思議の国のアリス』に登場するスペードのトランプ兵。
トランプの2はデュースとも呼ばれ、姓と合わせて「スペードの2」を意味している。
ゲーム内のおしゃべりでは自分の時計が遅れていたことについて言及しており、このことから若干白うさぎの要素も見られるか…?