「我の体を取り戻すためにも、この星は必ず我々のものにするッ!」
CV:???
概要
『ヒーリングっど♥プリキュア』第2話より登場するビョーゲンズの首領(テラビョーゲン)。
地球を自分たちの種族が住みやすい環境に変えるために、現在の地球の生態系や自然のシステムそのものを破壊しようと目論んでいる。
現代よりもずっと前の時代に、いにしえのプリキュアたちとの戦いで倒されたものの、意識だけの存在として生き延びており、長き時の後に地球への再侵略を開始した。
第3話のダルイゼンの発言によると現在はナノビョーゲンの集合体の状態であるらしい。
肉体を取り戻すためには地球を蝕む必要があるらしく、部下たちにメガビョーゲンを暴れさせるように命じている。
部下たちに指令をくだす際は、ナノビョーゲンの霧に戯画的な目と口が描かれただけの状態で表れ、在りし日の肉体の姿をそこから知ることはできない。
第1話時点では喋る以外に何もできないほどに力を失っているが、そのちょっと前までは肉体を失ってはいても絶大な力を持っていたようだ。
しかし、第1話以前に地球を守るヒーリングアニマル達が住まう世界「ヒーリングガーデン」へ攻め込んだ際、女王テアティーヌと相打ちになり、そのダメージでキングビョーゲンは力の多くを失ったらしい。
一方、ヒーリングガーデンも大きく傷つき、戦う力を持つ成体はほとんどいなくなっている。女王テアティーヌも力を大きく失ってしまった。
ヒーリングガーデンが機能を停止して地球の守護者がいなくなった好機をキングビョーゲンが見逃すことはなく、地球の人間界を蝕むように部下達に命令を出す。
だが、ヒーリングアニマルの生き残りであった幼生体が、人間界の少女達と絆を結んだことで新たなるプリキュアが誕生。こうして本作の物語が始まったのである。
戦闘能力
不完全な状態でも、プリキュア4人を同時に相手取って優位に立つ実力の持ち主。
現在は宙に浮かぶ顔を中心にした薄い円形をしており、主な武器はその顔から豪雨のように連射する光弾で、これは収束させて太いビーム砲として打ち出すことも可能。
しかも実体がなく、体の形を自由に変形させて攻撃をかわすことも可能。
また、二本の角を生やした人間サイズの分身体を生み出し、自由に使役して戦わせる。
この分身体は特殊な攻撃方法こそ持たないのの、ぷにシールドを容易に突破する怪力を持つ他、本体同様に自由に体を変形させて攻撃をかわしてしまう。
プリキュアとの対峙
第39話にて、グアイワルが残したゲートを通じてプリキュア達がビョーゲンキングダムに侵入したことを察知すると、遂に自らその排除に乗り出した。
光弾や分身体を駆使してプリキュアを一方的にいたぶり、必殺技の連打すらも耐えきってしまい、更にはヒーリングアニマル達にも「自分がガーデンに侵攻した時戦いもせず何処かに隠れていた」事実を突きつけて彼女達の未熟さと無力さを罵倒。
その心を完全に折ろうとする。
しかし、そんな言葉にも負けずプリキュア達はアニマル達と共に戦い、守り抜く決意で再び立ち上がる。
特に、キュアアースに嘗て追い詰められてなおも自分に立ち向かったフウと幼き頃のテアティーヌを重ねると業を煮やし、ビームで一掃しようとするもぷにシールドの重ね掛けで止められたところをアースの空気のエレメントで押し返され遂にダメージを負う。
最後はプリキュアヒーリングッドシャワーで止めを刺され、断末魔を上げることも無く消滅した。
こうして、ビョーゲンズとの長きに渡る戦いは幕を閉じた。
.....筈だった。
キャスト表記について
初登場時のエンディグクレジットではキャスト非公開。役名自体の表記もない。
敵組織の首領がこのパターンで登場するのは前年、前々年に続いて3年連続となる。
なお、今回は声が音声合成されるわけではないので、ダメ絶対音感の持ち主なら当てられるかも知れない…?
関連タグ
ジャアクキング、キングジコチュー:名前に「キング」と付くプリキュアの敵首領繋がり。
通信衛星アーク、ヨドン皇帝:ニチアサ令和シリーズ最初の首領繋がり。
仮面ライダーアークゼロ:上記の通信衛星アークの実体で、最終的には幹部達に裏切られ、後に後がまが誕生して悪夢が連鎖する。
ダークネスト←キングビョーゲン→???