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五夏の編集履歴

2021-01-24 17:29:57 バージョン

五夏

ごげまたはごなつ

週刊少年ジャンプで連載中『呪術廻戦』の五条悟×夏油傑のカップリングである。 ※読み方について、そのまま読むと「ごげ」だが、濁音続きで発音しづらいことから「ごなつ」と読む者も一定数いる。
※この項目は単行本未収録のネタバレ情報を含む場合があります。

「僕の親友だよ たった一人のね」

「最後くらい 呪いの言葉を吐けよ」

概要

呪術廻戦』の五条悟×夏油傑のカップリング。

呪術高専東京校に在籍していた頃の同級生であり、下の名前で呼び合うほど仲が良く、互いが互いにとって「たった一人の親友」。


プロフィール


問題児二人、ただし最強。

プロフィール

五条悟夏油傑
年齢28歳 享年27
身長190cm以上不明
誕生日1989年12月7日不明
階級特級呪術師特級呪詛師
職業 東京都立呪術高等専門学校1年担任 呪詛師/教祖
イメソンASIAN KUNG-FU GENERATION『まだ見ぬ明日に』Avicii『Shame On Me』 →Pia-no-jaC←『Paradiso』Two Door Cinema Club『Come Back Home』
お互いの呼び方
声優 中村悠一 櫻井孝宏

五条の一人称について


五条は学生時代一人称は「俺」であった。だが、「一人称「俺」はやめた方がいい」 「「私」最低でも「僕」にしな」と夏油に矯正を促され、当初は「はっ、嫌なこった」と矯正を拒否していた。※第66話参照

しかし夏油離反後、伏黒恵 に声を掛ける際「伏黒恵君だよね」「が引くレベルのろくでなしで〜」等、口調が柔らかくなっており一人称も「僕」に変化していた。現在でもそのまま「僕」を使用している。※第79話参照

0巻では上層部に対してのみ一人称は「私」を使い普段と使い分けている。※0巻2話参照

これは夏油が発言していた「特に目上の人の前でね」の影響と考えられる。

しかし夏油に関する出来事で動揺すると、「俺」に戻る場面が出てくる。※第90話参照


  • 余談

五条は高専時代天内理子の事を「天内」と苗字で呼んでいたが、離反後「恵君」、現在では「悠二」「野薔薇」など親しみやすい名字で呼んでいる。これは夏油が言っていた「歳下にも怖がられにくい」を参考にしているのではと考える。

また、夏油離反後一人称や口調が柔らかくなったのは五条が一人で最強になった事により夏油の口調をトレースし自身の欠けたピースを埋めているのではないかとも考えられる。


親友の二人(8.9巻描写含む)


  • 第65話 壊玉

五条と夏油の過去が描かれているのは単行本8巻第65話[壊玉]からである。

庵歌姫冥冥が結界内に閉じ込められた所から開幕する。脱出のため、歌姫が二手に分かれ二人のうちのどちらかが脱出出来れば応援を呼ぶ事ができると提案する。冥冥はそれに同意し試みようとするが───

「助けにきたよ〜歌姫」 「泣いてる?」

と五条が救出する。それに対し歌姫は「五条‼︎私はね 助けなんて───」と反論しようとするが背後には呪霊が迫ってきておりその刹那

「飲み込むなよ 後で取り込む」

「悟 弱い者イジメはよくないよ」と夏油が登場する。

それに対し「強い奴イジメるバカがどこにいんだよ」と五条。「君の方がナチュラルに煽ってるよ夏油君」と冥冥。その後歌姫と仲の良い家入硝子が登場し、歌姫は「硝子‼︎アンタはあの2人みたいになっちゃ駄目よ‼︎」「あはは なりませんよあんなクズ共



──その後補助監督を置き去りにし、帷を下ろし忘れた五条は夜蛾に指導(物理)を受け、そもそも帷ってそこまで必要?見られても良くね?と疑問に思う。その問いに夏油は目に見えない脅威は秘匿しないといけない、と答える。

『弱い奴等に気を遣うのは疲れるよホント』

「"弱者生存"それがあるべき社会の姿さ 弱きを助け強きを挫く いいかい悟」

「呪術は非術師を守るためにある」

『それ正論?』

『俺 正論嫌いなんだよね』

呪術に理由とか責任を乗っけんのはさそれこそ弱者がやることだろ

『ポジショントークで気持ちよくなってんじゃねーよ オ"ッエー』

「外で話そうか 悟」

『寂しんぼか? 一人でいけよ』

大乱闘が起きる前に夜蛾が教室に入った事により事なきを得たが、その際の二人の

「さあ?」『便所でしょ』とはぐらかす言動が同じであり仲の良さが伺える。


六眼と無下限持ちの五条と対等にやり合えたのはこれからも夏油傑だけではないだろうか。

意見の食い違いでよくケンカしていた二人だが、のちに夏油の発言が現在の五条にどれほど影響しているのか見て取れる。


他にも夜娥の発言に対し『ついにボケたか』「春だしね 次期学長ってんで浮かれてるのさ」とお互いヒソヒソと話したりしているシーンや五条が天元の術式について理解を示していない際には夏油が詳しく説明をし「肉体が一新はれれば術式効果も振り出しに戻る "進化"は起こらない」『成程 メタルグレイモンになる分にはいいけどスカイグレイモンになると困る だからコロモンからやり直すって話ね』「えぇ…まぁいいや それで」と男子高校生らしいやりとりが見られた。

作中、五条は疑問などを全て夏油に問いかけており、夏油への信頼感が目に見えてわかる。


  • 第67話 壊玉-参-

呪詛師集団Qから天内を救った二人。『一応医者に診せる?』と五条が天内理子を抱え上げていたら、天内は目を覚した。刹那、五条を敵と勘違いし平手打ちを食らわす。「下衆め!!妾を殺したくばまずは貴様から死んでみせよ!!」その出来事に夏油はプッと笑いを堪えていた。

「理子ちゃん落ち着いて 私達は君を襲った連中とは違うよ」

「嘘じゃ‼︎嘘つきの顔じゃ‼︎」前髪も変じゃ‼︎ という発言に夏油は頭に来たのか、五条と理子の身体を引っ張るシーンも見られお互いの沸点が同じ


理子が思ったよりアグレッシブだった事に驚いた五条は『同化でおセンチになってんだろうから どう気を遣うか考えていたのに』という発言に理子は「フンッ‼︎いかにも下賤な者の考えじゃ」『あ"?』「いいか 天元様は妾で 妾は天元様なのだ‼︎」と理子が次々に可哀想と思っている考えは間違え、ということを長々と説明している間、五条と夏油の二人は「待ち受け変えた?」『井上和香』と完全に無視。その対応に理子は「聞けぇ‼︎」とキレていた。『あの喋り方だと友達もいないじゃろ』「快く送り出せるのじゃ」 と理子の口調を真似た会話をしている。


  • 第70話 壊玉-陸-

理子に二度目の刺客が襲いかかった際には「悟、急いで理子ちゃんの所へ」「悟は礼拝堂 黒井さんは音楽室 私は正体不明2人を」と夏油が指示出しそれに沿った行動、電話での情報の伝達。まさにニコイチ

五条が残りの正体不明の一人を倒し、やっと一息と思ったのも束の間理子の使いの黒井が人質に。

「すまない 私のミスだ」「敵側にとっての黒井さんの価値を見誤っていた」と夏油が謝罪をすると『そうか? ミスって程のミスでもねーだろ』とすかさずフォローする描写が見られる。


無事黒井救出後、五条、夏油、理子、黒井は沖縄に来ていた。「飛行機で来たんですね 大丈夫だったんですか?襲撃とか」と心配する黒井に対し夏油は「悟は目がいい アイツが離陸前に乗客乗員機内外をチェックして 飛行中は私の呪霊で外を張りました 下手な陸路より安全でしたよ」と五条への信頼がわかる。五条が理子と海でナマコとはしゃいでいるのを夏油と黒井は見守りながら、

「いいんでしょうか観光なんて…」

「言い出したのは悟ですよ」「アイツなりに理子ちゃんのことを考えてのことでしょう」

「でもそろそろ 悟‼︎時間だよ」『あ もうそんな時間か』その言葉に、理子はしゅん…と悲しい表情を見せる。理子の表情をみた五条は『傑 戻るのは明日の朝にしよう』「……だが」『天気も安定してんだろ』『それに東京より沖縄の方が 呪詛人の数は少ない』「もう少し真面目に話して」『飛行中に天内の賞金期限が切れた方がいいっしょ』「悟」「昨日から術式を解いてないな」「睡眠もだ 今晩も寝るつもりないだろ」「本当に高専に戻らなくて大丈夫か?」 と五条の変化に夏油は気づいていた。その夏油の心配に対し五条は『問題ねぇよ 桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ それに』『オマエもいる』 その言葉に夏油は呆れたような頼もしいような表情を見せた。


  • 余談

ちなみに桃鉄99年を全てクリアするのには、めちゃくちゃ時間がかかる10年で3時間とすれば、1日以上余裕で超えるという。桃鉄はランダム変化の運ゲーでどのくらい頭を使って進めるかにもよる。

二人で協力し、オールして寝不足な時があったりなど学生らしい彼らの日常を想像すると、とても元気が出る。


1日沖縄での滞在を増やした一行は、ボートに乗ったり五条が理子の沖縄そばにコーレーグスを入れたり(夏油は笑うだけで止めはしない)水族館へ行ったりなど観光を楽しんでいた。

護衛三日目(同化当日)

無事高専に戻ってきた五条達。不眠で術式をフルで使っていた五条はとても疲れた様子だった。

「悟 本当にお疲れ」と夏油は五条を労ると『二度とごめんだ ガキのお守りは』とぼやき五条は術式を解く。その刹那──(作中への描写時系列順へ続く)



  • 余談

8・9巻で五条と夏油の二人が互いの名前を呼び合っている数

五条が『傑』と呼んだ回数が7回夏油が「悟」と呼んだ回数が21回 めちゃくちゃ名前を呼び合っていた。


親友だった二人


  • 第76話 玉折

悟は"最強"に成った


『傑 ちょっと痩せた? 大丈夫か?』


任務も全て一人でこなす


硝子は元々危険な任務で外に出ることはない


必然的に私も一人になることが増えた



「ただの夏バテさ」


「大丈夫」



  • 第77話 玉折 -弍−

日に日にやつれていく夏油。そこに後輩の灰原雄がやってくる。

「あ!!夏油さん!!お疲れ様です!!」「何か飲むか?」「えぇ!?悪いですよ コーラで!!!」「フフッ…」

「明日の任務 結構遠出なんですよ」「そうか お土産頼むよ」「了解です!!甘いものとしょっぱいのどっちがいいですか?」と出張の土産の希望を訊かれた際、「悟も食べるかもしれないから甘いのかな」と、自分ではなく五条が好むものを要望する。



「……灰原 呪術師やっていけそうか?辛くないか?」「そー…ですね 自分はあまり物事を深く考えない性質なので 自分にできることを精一杯頑張るのは気持ちがいいです」「そうか」

『そうだな』

『君が夏油君?』

『どんな女が好みかな?』


そこに現れたのは3人の中の特級呪術師の中の一人、九十九由紀だった。その九十九由紀との出会いが夏油の運命を大きく左右する事となる。


『非術師を見下す君 それを否定する君 これらはただの思考された可能性だ』

『どちらを本音にするのかは』

『君がこれから選択するんだよ』



『じゃあね 本当は五条君にも挨拶したかったけど 間が悪かったようだ』

『これからは特級同士 3人で仲良くしよう』


「悟には私から言っておきます」

『あ そうだ最後に』



『星漿体のことは気にしなくていい』



「なんてことのない2級呪霊の討伐任務のハズだったのに…‼︎」

「クソッ…‼︎ 産土神信仰…アレは土地神でした…一級案件だ…‼︎」

七海が苦し紛れに吐き出す。そこには変わり果てた灰原の姿があった。

「今はとにかく休め七海 任務は悟が引き継いだ」


「……もうあの人1人で良くないですか?」


術師というマラソンゲーム


その果てにあるのが仲間の屍の山だとしたら?


──記録 2007年 9月 ■■県■■市(旧■■村)


任務概要

村落内での神隠し、変死

その原因と思われる呪霊の祓除


「これはなんですか?」


夏油が見たものは、牢獄に閉じ込められた酷い怪我をした幼い少女二人だった。


「■■…?■■■■!?」

「違います」

「■■■■‼︎」

「事件の原因はもう私が取り除きました」

「■■■■‼︎」

「それはあっちが───」

怪我をした幼い少女が口を開く。

「■■■‼︎」「■■‼︎」「■■■!!!」

夏油は指先から小さな呪霊を出し「だ…だい 大丈夫…」と少女二人を安心させる。そこで以前九十九が話していた事を思い出す。


「非術式を見下す自分 それを否定する自分」

「どちらを本音にするのかは」



「皆さん 一旦外に出ましょうか」



「君がこれから選択するんだよ」



九十九の言葉の後押しで夏油は呪術高専を離反し呪詛師への道を選ぶ事となった。

夏油は自身の迷いを、親友の五条にでは無く九十九に相談した。

『大丈夫か?』「大丈夫」ここで二人は大きくすれ違ったのだろう。


  • 第78話[玉折]-参−


『は?』



夜蛾の口から開かれる親友の離反。五条は、何度夜蛾の口から開かれる言葉が理解出来なかった。

「何度も言わせるな 傑が集落の人間を皆殺しにし行方をくらませた」

「…傑の実家は既にもぬけの殻だった」

「だだ血痕と残穢から恐らく両親も手にかけている」


『んなわけねぇだろ!!』


「悟」

「俺も…何が何だか分からんのだ」




「や」

「犯罪者じゃん 何か用?」硝子が煙草の火を探していると離反後の夏油と遭遇する。その時の夏油は髪をハーフアップに変えていた。これは夏油の気持ちの変化と両立していると捉えられる。呪詛師としての道を選んだ夏油に硝子は「なんで?」と問いかける。「術師だけの世界を作るんだ」「ははっ 意味わかんねー」「子供じゃないんだ 誰でも彼でも理解して欲しいとは思わないさ」「どーせ誰も理解してくれないって腐るのも それなりに子供だと思うけど?あ 五条?」夏油と会話をしながら硝子は五条に連絡を掛ける。




『説明しろ 傑』


人混みが行き交う場所で、五条は怒りを露わにしながら夏油に問う。


「硝子から聞いただろ? それ以上でも以下でもないさ」


『だから術師以外殺すってか!?親も!?』


「親だけ特別というわけにはいかないだろ」

「それにもう私の家族はあの人達だけじゃない」


『んなこと聞いてねぇ』

『意味のない殺しはしねぇんじゃなかったのか!?』


「意味はある 意義もね 大義ですらある」


『ねぇよ!!』

『非術師殺して術師だけの世界を作る!?無理に決まってんだろ!!』

『できもしねぇことをセコセコやんのを 意味ねぇつっつーんだよ!!』


五条の発言に夏油は黙る。


「傲慢だな」

『あ"?』


「君にならできるだろ 悟」


「自分にできることを 他人には「できやしない」と言い聞かせるのか?」


「君は五条悟だから最強なのか? 最強だから五条悟なのか?」


夏油の言葉が五条には理解が出来なかった。


「もし私が君になれるのなら この馬鹿げた理想も他に足が着くと思わないか?」


「生き方は決めた 後は自分にできることを精一杯やるさ」


夏油はそういうと五条に背を向け街中へと消えていく

五条は夏油が背を向けた途端処刑対象としての役目として夏油を殺害しようと術式を発動しようとする、が、


「殺したければ殺せ」


「それには意味がある」



・・・五条が術式を発動する事は、叶わなかった。




「何故追わなかった」

夏油を逃し、そのまま高専へ戻ってきた五条に夜蛾が問いかける。

『……それ…聞きます?』

「……いやいい 悪かった」

『先生 俺強いよね?』

「あぁ 生意気にもな」


『でも 俺だけ強くても駄目らしいよ』


『俺が救えるのは 他人に救われる準備がある奴だけだ』


五条の顔は、寂しそうに見えた。


最強の術師となった五条悟。だが、ずっと隣にいた親友の変化には気付けず夏油を呪詛師への道を止めることは出来なかった。



『伏黒 恵君だよね』


夏油の離反後、五条は伏黒甚爾の遺言の通り甚爾の子供伏黒恵に会いに行く。

「アンタ誰?っていうか」「何その顔」『いや ソックリだなと』「?」


  • 第79話 これからの話

のお父さん、が引くレベルの、ベターだよね、夏油離反後、五条の一人称、言葉遣いはこれを機に変わっていた。


歳下にも怖がられにくい


『そんじゃ本題』

『君はどうしたい?禪院家行きたい?』

「津美紀はどうなる? そこに行けば津美紀は幸せになれるのか?それ次第だ」

『ない 100%ない それは断言出来る』

五条の発言に恵は警戒し距離を取る。その様子に五条は笑う。

『オッケー 後は任せなさい』

『でも恵君には多少無理してもらうかも 頑張ってね』


『強くなってよ 僕に置いていかれないくらい』


  • 余談

この時、五条は先に夏油を置いていったという自覚があったとわかる。夏油が"壊す事"で呪術界を変えて行くとすれば、五条は"育てる"と事で呪術界を変えようとしている。現在の五条悟が存在し最強ととして、呪術界のヒーローとして在るのは夏油傑の存在が有ったからこそ"今"が有るとわかる。

夏油の言葉を否定し、肯定する事は無かった五条。否定しつつもそれを何処かで「正しいもの」として理解していたからこそ五条は呪詛師としての道へ進まなかったのではと考える。



後述の過去もあってか、夏油は「最強の呪術師」とされる五条の唯一の弱点といっても過言ではない存在となっており、二人の間柄は周りも認識している。

渋谷事変においては、夏油の姿を見た冥冥が五条も共謀しているのではないかと一瞬疑ったり、七海が五条封印に際して夏油の存在が決め手となったことを瞬時に理解したり、夏油を崇拝する美々子と菜々子にすら「夏油様が五条悟に殺されるなら、これでもいいと思った」と言わしめる程。


ちなみに、五条が夏油の離反から10年経ってなお彼を「たった一人の親友」と認識し変わらぬ信頼を寄せているのに対し、夏油は「親友だったんだ ケンカしちゃってそれっきり」と過去形で話しており、また五条が未だに己を信頼していることに対して「まだそんなものを残していたのか」と驚愕していた(夏油は五条にとっての己の価値を見誤っていたとも言える)。しかし夏油も、五条袈裟をまとい続けたことや、五条の呼びかけに肉体が即座に反応したこと(後述参照)を鑑みると、両者の繋がりは未だに切れていないことが察せられる。


イメージソング

作者が五条のイメージソングとして提示する『Shame On Me』(Avicii)の歌詞中の“you”が、現状どう解釈しても該当する相手が夏油しかいないのではないかという節がある。⇒参考和訳



  • ちなみに

この曲は辛い恋を経験した人たちの気持ちを表現した失恋ソングです悲しいというよりも、怒りをぶちまける方に近い内容となっております。ダメ恋ソングみたいな感じです。サビ終わりの「でも、きみなしでは生きられない」という歌詞が素直で切ない気持ちを表しています。。※上記サイトから抜粋


以下、歌詞の一部抜粋


Shame on me for loving you

きみを好きになるなんて、自分が恥ずかしいよ


Can’t deny that you’ve been untrue

だって、きみはひどい嘘つきだったじゃないか


You lie so sweet but you love to tease

その甘い言葉で僕をからかってるんだろう?


Putting out the fire with gasoline

腹が立つったらありゃしない


I’m baptized and born again

洗礼を受けて、僕は生まれ変わったんだ


(You know I can’t live without you)

僕がきみを離せないってこと自覚してるんだろう?


Why, why, why?

どうしてさ?


(And all the things you put me through)

どうして僕をこんな目に遭わせるの?


(Cause I’ll get my kicks without you)

きみを忘れて、歩き出さなくちゃ行けないから


That's what I get for loving you

それがきみを愛して学んだことさ


No I can't live without you

でも、きみなしでは生きられないよ


That's what I get for loving you

それがきみを愛して学んだことさ


Oh I can't live without you

やっぱり、きみなしでは生きられないよ


高専を捨て呪詛師としての道へ進んだ夏油への怒り※*と捉えられる。



また夏油のイメージソングとして提示されている『Come Back Home』(Two Door Cinema Club)の歌詞中の"you"も五条のことである可能性が高い。参考和訳




関連イラスト

【腐】五夏【呪】


関連タグ

呪術廻戦 腐術廻戦 五条悟 夏油傑 悟傑


作中の描写(時系列順)

以下ネタバレ注意




  • 「懐玉編」「玉折編」(8・9巻 収録)

若くして特級呪術師である二人は東京校名物の最強コンビ。「正論は嫌い」「弱いやつに気を遣うのは疲れる」という不遜な五条と、「呪術は非術師を守るためにある」という生真面目な夏油は意見の食い違いからよくケンカをしていたが、「二人なら大丈夫」という確かな信頼関係と万能感が両者の間にはあった。


しかし天内理子の護衛任務以降、二人の歯車が狂いだす。天内の死を悲しむこともせず、それどころか遺体を拍手で迎える非術師たちの醜さに触れ、また同時期に己を慕う後輩の灰原を喪った夏油は、「呪術師は誰のために命を懸けて戦うのか」と己の使命に疑問を持つようになる。また伏黒甚爾との戦闘で覚醒し、名実ともに呪術界「最強」となった五条との実力差が開くなかで、灰原の遺体を前にした後輩・七海の「もうあの人(五条)ひとりでよくないですか?」という言葉もまた夏油の胸にしこりを残した。

一方で五条は夏油がどこかやつれたことに気付いてはいたものの、その心情の機微までには思い至らなかった。


夏油は「そもそも呪いを生むのが非術師の精神から流れ出た汚濁であるならば、非術師を皆殺しにすれば、呪術師の命が消費されることもなくなるのではないか?」という極論に辿りつく。同じ特級呪術師の九十九がその考えを肯定したことも後押しとなり、ある日夏油は任務で赴いた村で、虐待を受けて牢に閉じ込められていた呪術師の女児2名を保護し、100名を超える村人を呪殺。呪詛師として処刑対象となり、追われる身となる。


夏油離反の報を受けた五条は驚愕し、また夏油が非術師の両親も手に掛けたことを聞かされる。雑踏のなかで夏油と再会した五条は彼を問い詰め、「非術師根絶などありえない、できるわけがない」と激高するが、夏油は逆に「自分ができることを他人にできないと言う君こそ傲慢ではないのか」と返し、「君は五条悟だから最強なのか?最強だから五条悟なのか?」という問いかけを残し、姿を消した。夏油はこの時まったく無防備であったが、五条はついに夏油を殺すことができなかった。


それから10年近くの間、夏油は宗教団体を乗っ取り、その教祖として呪霊と資金を集め、志を同じくする呪詛師たちとともに来たるべき日に備えていた。一方、五条は夏油のように道を踏み外す呪術師を二度と生まないことを誓い、呪術高専で教鞭を取るようになった。


  • 『呪術廻戦』0巻

2017年12月24日、夏油は非術師根絶の障壁となる呪術高専を陥落させるべく、大規模呪霊テロ「百鬼夜行」を起こす。そして五条の受け持ちの生徒である特級呪術師・乙骨憂太と、彼にとり憑く特級呪霊・祈本里香と戦うが、覚醒した里香の前にあえなく敗戦。重症を負って逃亡し、仲間の呪詛師たちを逃がして再起を図ろうとするも、そこに五条が現れる。

10年近くの歳月は、五条に夏油を殺す覚悟を否応なしにさせていた。己に対して恨み言を言わないどころか、情に溢れる言葉を言い募る五条に対し、夏油は「最期くらい呪いの言葉を吐けよ」と呆れたような微笑みを浮かべ、処刑された。


乙骨ら生徒のもとに帰ってきた五条は「(傑は)僕の親友だよ、たった一人のね」と、ぽつりと呟いた。


  • 渋谷事変(11巻収録)

2018年10月31日、特級呪霊たちによる五条悟の封印計画が実行に移された。五条が渋谷にて孤立無援の状態で4体の特級呪霊を相手どり、互角以上に渡り合うなか、一人の男が五条の前に姿を現した。まぎれもなく、1年前に殺したはずの親友・夏油傑であった。

驚愕する五条はその隙を突かれ、封印呪具・獄門疆に捕らわれてしまう。五条は夏油の姿をした何者かに「お前が夏油傑であることを、俺の魂が否定している」と叫び、お前は誰だと問いかける。すると何者かは「キッショ、なんで分かるんだよ」と言い捨て、頭蓋を開き、そこに収まる脳を露出させた。夏油の遺体はその術式を欲する呪詛師に乗っ取られていたのである。

嘲笑う呪詛師に、五条は激しい怒りを顔に浮かべ、「いつまでいいようにされているんだ、傑」と呼びかける。その瞬間、夏油の腕が勝手に動き、その首を絞めていた。呪詛師は「こんなの初めてだよ」と愉快そうに笑った。

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