CV:下屋則子
『Fate/kaleid linerプリズマ☆イリヤ』の登場人物。
「…先輩には選んでもらえませんでしたけど、でもやっぱり大好きだから、わたしが護ります」
イリヤたちのいる世界
私立穂群原高等部1年。
この作品では、魔法少女となったイリヤと美遊の活躍を描いており、イリヤたちのいる世界にはほとんど登場しない。
ただし、平凡な女子高校生として暮らしており、凛やルヴィアの知らないところで積極的に弓道部の先輩・士郎にアプローチをかけているもよう。
並行世界
私立穂群原学園高等部1年。
本作では彼女を圧迫する家族がいないため、本編よりも明るい性格。弓道部の先輩である衛宮士郎を慕っており、衛宮邸にたびたび訪れている。
正体は、第五次聖杯戦争を起こしたジュリアン・エインズワースの部下。並行世界でも本編と同じように間桐の人間として聖杯戦争に関わっている。
この世界でも穏やかな暮らしをつづけていたが、美遊がジュリアンの手で士郎のもとから連れ去られて一ヶ月が過ぎた日、士郎に自分の正体と聖杯戦争が始まったことを告げる。
取り乱しかけるも平静を保った士郎に桜は、美遊を助け出すなら聖杯戦争の勝者になる必要があることを説明。このカードでなら不可能ではないと『英雄王ギルガメッシュ』のクラスカードを差し出すが、もしもうひとつ許されるなら、美遊と魔術のことを忘れて自分と共に冬木市から逃げてくれと泣きながら訴える。
士郎は一瞬ためらったあと桜の訴えを断ろうとするが、直後に桜の兄が二人を襲撃。アサシンのカードを夢幻召喚した兄に対して、桜も士郎を守るためギルガメッシュのカードを夢幻召喚しようとするが、桜に与えられていたのは桜が裏切ることを想定済みだったジュリアンによって用意された、どの英霊とも繋がっていない屑カードだったため失敗、抵抗する間もなくアサシンの宝具『亡奏心音』によって心臓を抉り取られて殺されてしまう。
その後、士郎は思いもよらぬ形で彼女と再会することになる。
士郎から桜の話を聞いた凛はその残酷な最後に言葉を失うほど動揺。同じく話を聞いていた美遊は桜と出会い『友達』になれた未来を想像し、それがもう絶対に叶わないということに悔しさを滲ませた。
黒桜の部屋
『雪下の誓い』ディスクメディア版の(イロイロとヤバすぎる)特典映像「黒桜の部屋」では、コーナーのMCを務める。しかしゲストの先輩にイロイロと(特にあの人たちへの苦情を)ぶっちゃけ過ぎて件のゲストを焦らせる事に。
さらにはルビーとサファイアによる各バージョンのプリズマ☆サクラ姿(※桜のイメージです)まで披露した。が、衣装的にイロイロと出っ張ってて、とっても危険な姿に……。
さらに『プリズマ☆ファンタズム』では、この「黒桜の部屋」がメイン軸のひとつとして物語のスターターを担った。ゲストは兄であり、ここから彼の七転八倒が綴られるが、案の定兄に殺された事は、しっかり根に持っていた。