概要
北斗神拳と同じく中国拳法の流れを汲んでおり、北斗と対を成す南斗を宿星とする拳法。
一子相伝の暗殺拳として歴史の「影」に隠れて受け継がれてきた北斗神拳に対し、
「陽」の存在として幅広く伝承されていき、また、一つの流派から分岐発生する流派が出るなど、
最盛期には1000を越す流派が存在したが、原作の時代には108まで減少した。
公式ガイドブックによると、南斗聖拳もまた、北斗神拳から派生して誕生した分派であるらしい。
特徴
「内側から相手を破壊する」北斗神拳に対し「外側から相手を破壊する」事を真髄としており、
手刀を用いて、相手を切り裂いたり、貫いたりする技が主体となっている。
また、流派によっては様々な武器とか道具を用いる技もある。
具体的に言えば、ダイナマイトとか、列車砲とか、鐘とか、大砲とかである。
主な流派とその使い手
南斗六聖拳
南斗108派の中でも特に強力な拳として恐れられている流派。
六聖拳をはじめとする強力な流派には鳥類に関連する名前が与えられている事が多い。
南斗鳳凰拳 サウザー
南斗孤鷲拳 シン
南斗水鳥拳 レイ
南斗白鷺拳 シュウ
南斗紅鶴拳 ユダ
南斗最後の将 ユリア
※ ユリアのみ拳法を使用しないが、相手の傷を癒す不思議な力を持つ。
南斗五車星
南斗最後の将であるユリアを守護する5人の拳法家。
流れを汲んでいるような技はあるが、南斗聖拳の一派ではなく、108の流派にも含まれない。
その他の流派
南斗無音拳 カーネル
南斗比翼拳 ダガール
南斗双鷹拳 ハーン兄弟
南斗双斬拳 ギジ、ベジ(『ラオウ外伝 天の覇王』に登場)
南斗紅雀拳 ザン(『レイ外伝 蒼黒の餓狼』に登場)
アニメオリジナルの流派
アニメオリジナル南斗聖拳の中でも異彩を放っていたもの。
ケンシロウでなくても「火薬に頼って何が拳法だ」と突っ込みたくなる気になる。
サザンクロス編以降は原作者からの監視が入ったからか、オリジナリティ溢れる拳法は鳴りを潜めている。
流派が不明な南斗の使い手
ケンシロウとの対戦にて、彼の不意をついて南斗の拳(手刀)を放つ。何処でどのようにして習得したかは作中明かされることはなかったが、『AC北斗の拳』にて“南斗邪狼撃”という技名が判明。以降『北斗無双』等でもこの名称が使用されている。
レイ曰く、ともに南斗聖拳を学んだという。『レイ外伝 蒼黒の餓狼』では、レイと同じく南斗水鳥拳を修得しようとしていたらしく、ユダと結託しレイから伝承者の座を奪おうとしていた。