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脹相(呪術廻戦)の編集履歴

2021-02-21 23:05:08 バージョン

脹相(呪術廻戦)

ちょうそう

脹相とは、『呪術廻戦』の登場キャラクターである。

見ていろ!これがオマエ達のお兄ちゃんだ!!!


※この項目は単行本未収録のネタバレ情報を含む場合があります。

概要

呪術廻戦』の登場キャラクター。

史上最悪の呪術師であり、御三家の汚点・加茂憲倫が呪霊の子を孕むという特殊体質の妊婦への実験によって生み出した特級呪物・呪胎九相図の一番が受肉し生まれた姿。

同時期に受肉した弟に二番の壊相と三番の血塗がいる。未受肉を併せると九番まであり、彼らを「弟たち」と呼ぶ。兄弟の絆は強く、常に弟達に対して他の兄弟のために生きることを徹底させている。

また、弟たちとは独自の能力でつながっており、彼らの死亡時にはそれを察知して、密かに怒りを燃やした。


夏油傑真人らの作戦によって呪術高専東京校の保管庫から持ち出され、受肉後は彼らの「人間を滅ぼし、呪霊が取って変わる世界を創造する」という目的に協力する。

八十八橋で壊相と血塗が虎杖悠仁釘崎野薔薇によって祓われてからは、二人の仇を打つことと、四番以降の弟達を呪術高専の保管庫から連れ出すことを目的として動いている。


人物

詳細は省くが、一言で言えば呪霊と人間のハーフ。

茫洋とした態度と、無気力そうな外見をしており、どことなく浮世離れした雰囲気を醸している青年。

一方で、その外見とは裏腹に、兄弟愛が強く、呪霊たちが信用できないという事を知りながらも、兄弟で暮らすために、彼らの側に着くことを決める。

「壊相は血塗のために 血塗は俺のために 俺は壊相のために生きる 俺たちは三人で一つだ」と兄弟同士で支えあうことを信条としており、それ故に弟をバカにされたときには激しい怒りを見せる。


誕生自体は百年以上前になるが、実際に人と同じように肉体を得たのは作品内の時間でつい数か月前になる。

下記の項目にあるように、戦闘では主に癖が少なくどんな状況にも対応することができる「赤血操術」を使う。

戦闘では汎用性の高い能力に加えて、怒りに駆られても的確に対処する状況判断能力から、かなり高い実力を持つが、肉体を得たのがごく最近であり戦闘を含めたあらゆる物事の経験が少ない為、敵の挑発に乗りやすく、罠や策に嵌まりやすいという精神的な弱点も有している。


それでも尚、咄嗟の機転で状況を逆転できる辺り、戦いにおける天性の才能がある。


活躍

初登場時は、壊相(呪術廻戦)の回想の場面であり、「俺たちは三人で一つだ。」と言い放っていたが、弟の死後、夏油傑真人と一緒に人生ゲームに興じている場面にて、弟たちの死を察知して人生ゲームの駒を思わず破壊した。

その後、しばらくは活躍の機会がなかったが、渋谷事変の際に漏瑚花御と共に、五条悟の封印作戦を遂行した。(なお、本人にとっては弟たちの仇を取ってやることのできないこの作戦は不毛なものでしかなく、漏瑚からは「協力しないのであれば貴様から殺すぞ‼︎」と言われる程やる気がまるで無かった。)

作戦後は、真人の提案した"誰が虎杖悠仁を最初に殺せるか"というゲームに参加し、渋谷駅構内にて待ち伏せていた際に虎杖と会敵する。究極メカ丸からのサポートを受ける虎杖を相手に、封印作戦の時とは打って変わって多彩な技を使い、終始優勢に戦闘を進め、ついには虎杖をあと一歩のところまで追い詰めた。

そこで虎杖を相手に「存在しない記憶」が頭に流れ、虎杖が自分の弟であるかのような記憶を見せつけられたことで「弟の仇で自分が直前まで殺そうとしていたのが自分の弟」という偽の過去に精神に大きなダメージを受け、ふらついた足取りでその場を立ち去ってしまう。

その後、様々な思惑が渦巻いた渋谷事変の終結に立ち合わせる。


能力

御三家のひとつ・加茂家相伝の赤血操術を操る。汎用性が高く、近距離・中距離・遠距離、360度全範囲対応と隙が無い。

各術式の発動には血液が必要であるが、脹相は呪力を血液に変換できる特殊能力を持っている。そのため赤血操術最大の弱点ともいえる失血によるダメージおよび死のリスクがなく、長時間の戦闘も可能。

しかし操作する血液は基本的に液体である必要があり、水分などが混じって血中成分が破壊されてしまうと「血液」ではなくなって操作が不可能になるため、大量の水が弱点。また、血液を強く凝固させることで突発的な血栓症のリスクを抱えてしまう。リスクの高さから、血液を熱湯のように使うことも凍らせることもできない。

呪術高専京都校の加茂憲紀も同じ術式を持つが全体的な技の威力は脹相のほうが高く、劇中で使用している技の数も脹相のほうが多い。前述の特殊体質も相まって脹相は憲紀の上位互換といえる。


「百斂(びゃくれん)」

血液を加圧し限界まで圧縮させる。赤血操術の基本となる技。おおよそ三つ程ストックすることができる。


  • 苅祓 (かりばらい)

血液を手裏剣状に圧縮し投げつける。加茂憲紀も同様の技を使うが、脹相のほうが威力が高い。


  • 百斂 超新星 (びゃくれん ちょうしんせい)

「百斂」で圧縮された血液を全方位に解放し、散弾のように撃ち出す高威力の広範囲技。


  • 百斂 穿血 (びゃくれん せんけつ)

「百斂」で圧縮した血液を一点から解放して打ち出す。その初速は音速をも超え(本誌では"音速にも及ぶ"であったが単行本にて修正されている)、非常に高い貫通力を誇る。しかし、この技が早いのはあくまで最初だけなので、一度避けられると軌道を流しても距離を一気に詰められてしまうという弱点がある。


  • 血刃 (けつじん)

血液で生成したナイフ。内部の血液を高速で回転させることにより殺傷力を高めている。


  • 血星磊 (けっせいせき)

血を凝固させた弾丸を撃ち出す。高い硬度を持つが「穿血」程の速度は持たないため、不意打ちでないと相手に命中させる事が出来ず、扱いの難しい技となっている。


  • 赤鱗躍動 (せきりんやくどう)

加茂憲紀と同じ技。体内の血中成分を操作し、身体能力を大幅に向上させる。


  • 赫鱗躍動・載 (せきりんやくどう・さい)

詳細は不明。名前から赤鱗躍動の上位互換、もしくは応用発展形といえる技だと思われる。


上記の技のほかにも、血で鎧を作り出すなど応用の幅が広く、特に対人戦闘と言う点においてはかなり強力な能力である。


余談

脹相の行動原理の大部分は弟たちへの愛が占めている。そのお兄ちゃん力は決して生半可かなレベルのものではなく、例え敵対状況にあろうとも敵が弟だと思えば即刻で今まで付いていた勢力を裏切ることも厭わないほど。

特に最近の展開においてそれは顕著であり、極度の疲労の中にあっても、敵に向かい「(疲れていることが)弟の前で命を張らない理由になるか?」と言い切り、「全力でお兄ちゃんを遂行する」などの迷言から、Twitterのトレンドにもなったりしている。読者にネタにされることも多いが、鬱展開が続く中、読者にとっての精神安定剤となっている面もある。

特に、渋谷事変後に登場したキャラクターが非常にクズな人間性をしていたこともあって、彼の無償の兄弟愛とお兄ちゃん力が対比として引き合いに出される事も多い。


また、呪霊側に就くこと決めた際に、「受肉の恩は忘れろ」と弟二人に語っており、三人が受肉を果たした状況などの考察から、この言葉は自分たちの為に犠牲になった人間に対しての「恩」ではないかともファンの中で考察されている。

これらのことから、独特の倫理観に基づいた良心的な人物ではないか?とも言われている。


関連イラスト

no title九相図のお兄ちゃん

脹相お兄ちゃんブラザー


関連タグ

呪術廻戦 九相図  脹相

夏油傑 真人 漏瑚 花御

加茂憲紀 加茂憲倫 壊相 血塗


パワー…血を自在に操る能力を持つ事や人外の者が人間の体を乗っ取った存在であるなど共通点が多く、同時期にジャンプで掲載していたこともあってよく比較される。

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