概要
ハーメルンに投稿されているオリジナル小説を指すタグ。
正式なタイトルは『和風ファンタジーな鬱エロゲーの名無し戦闘員に転生したんだが周囲の女がヤベー奴ばかりで嫌な予感しかしない件』と長くタグとして使用できない為、こちらが本作品を指すタグとして使用されている。
内容はもうタイトルが語ってしまっている。これ以上に説明のしようがない。
作品が気になった方はこちらへ
登場するヒロインキャラは基本的にヤンデレであり、一回の選択ミスで軽く死ねる。
ミスしなくても世の中の不条理が（作者の手によって）襲い掛かって来て死ねる。主人公は泣いて良い
世界観
妖、異能、陰陽師など定番な和風ファンタジー要素あふれる世界で、人間の上位層こそ妖より強いというパワーバランスだが、それゆえに人間同士の派閥争いで妖を殲滅仕切らないという一部腐敗した者どもがいる鬱ゲーらしいものとなっている。
レベルやスキルはゲームだった時にはあったみたいだが、作中ではない物として扱われている。
妖には、下から『幼妖』・『下妖』・『中妖』・『大妖』・『凶妖』と区分されており、『凶妖』に至っては、まず普通じゃ勝てない。
一般人からすれば『下妖』でも脅威となる。
登場キャラクター
伴部
（画像左）
本作の主人公。前世でハマっていた鬱ゲーである『闇夜の蛍』に転生し、寒冷地の村で生活していたが、ほんの少し霊力を持っていた事から名家である『鬼月家』に売られることになる。
補足しておくと家は雪国でありながら大家族であり、父親が妖に襲われて働くのが厳しくなり生活が困窮して行っている中だった為、伴部自身も親の事を思って望んで売られている。
『伴部』とは下人としてつけられた名前であり本名は不明。
消耗品として使い潰される下人であり、普段から面で顔を隠している（下人は全員顔を面で隠すことになっており、役職によって面の種類が違う）
ネット小説にありがちな『チート』や『スキル』は一切なく唯一持つ『原作知識』でなんとか生き残っている。
過去にあった『ある事』から『鬼月家』の上役からは睨まれており、そのせいで派閥争いや陰謀に巻き込まれてついでに消されそうになる事が多い。
生還してはいるが何度も死にかけている。
原作ヒロインに好かれているが本人は『原作知識』によって「（関わって来ているのは）ただの気まぐれだろう」と思っている節があり（と言うかヒロイン全般に警戒を置いているせいで確実に一線引いて関わっている）、「どうせ原作主人公が何とかしてくれるからそれまでの辛抱だ」と高を括っている。
容姿は「変に崩れている訳でもないが別に美形でもない」らしく明確には語られていない。
その為、ファンアートではどこかのPやTみたく『下』の文字が頭になっている。
誰が呼んだか『下ヘッド』（又は『下人頭』）
鬼月葵
ヒロインの一人。鬼月家の次女でありパワータイプの退魔師。
伴部曰く「ゴリラ姫」。
巨乳
家の派閥争い等のせいで幼少期に抹殺（そうはならなくても影響力が弱まるような事を）されそうになった際に、『原作知識』でそれを知っていた伴部に助けられ（伴部自身は生き残る為で助けたとは思っていない）それから好意を向けるようになる。
この件は自身の父親も関わっていた為、『親からの愛』という物が自分には向けられていないと悟り、ボロボロになりながらも救ってくれた伴部への好意は加速し続けている。
「ゴリラ姫」の異名そのままにパワーにステータスを全振りしている。
高い霊力によるゴリ押しと言った方が正しいかもしれない。
下人である伴部を周りに認めさせる為に様々な課題や難題をさせている。これは愛ゆえの好意なのだがその無茶苦茶さのせいで伴部は「おもちゃ扱いされている」と感じており、一切好意に気付いていない。
鬼月雛
ヒロインの一人。鬼月家の長女であり特殊な炎を操る退魔師。
使用する『滅却の炎』は形こそ炎ではあるが、より正確に言うならば濃縮された霊力が炎の形をになって現実に作用するモノであり、その炎で焼くという形で否定し、改竄し、変質させる力がある。（例え腕が飛ぼうが内臓が弾けようが無かった事になる。強い）
貧乳
『鬼月家』の血筋だった父が農民と恋に落ち、駆け下り後に生まれた。
それもあってか『鬼月家』に売られてきたばかりの下人になる前の伴部が「同じ農民みたいなものだから」と世話係をさせられていた事もある。
その際に『鬼月家』を脱出してひっそりと暮らす夢を話し、家を捨てて伴部と一緒に過ごしたいと思っていたが、その脱出計画を纏めた物が見つかり、伴部は記憶を一部書き換えられて下人に落とされることになった。
そういった経緯から伴部に対して好意と共に罪悪感を持っており、何としても現状を良い物にしてあわよくば伴部と共に雲隠れしてひっそりとただの農民として生活する願望を持っている。
また、自身の父親が葵に対して行った陰謀を伴部が（死にかけながらも）最悪の展開だけは阻止し、葵を当主にしようと考えている者たちの派閥に半ば強引に入れられたせいで、派閥争いという面では敵対関係になってしまったのも何とかしてうやむやにする（又は自身の方に入れる）事を画策している。
伴部は『改変された記憶』もあって、気まずさを感じているのと、下人に落とされて以降そこまで深いかかわりがないので好意を持たれている事に一切気付いていない。
赤髪碧童子
ヒロインの一人。扶桑国の都に攻めいり巣くった『四凶』の一体でその巣くっていた場所から「右京の青蛮鬼」の異名で呼ばれた大鬼。つまりは伝説の『凶妖』である。
元は大陸で相当暴れていた化物で、後に海を渡ってからは都や近隣の村を従えた有象無象の化物共と共に右京を食い荒らしたとされる。
因みにこの時の全盛期の姿は「EX碧子様」等と言う呼称で呼ばれているのだとか。
ただし、暴れまくったせいで帝の命を受けた陰陽師や武士、僧侶からなる「退魔七士」達により部下は皆殺し、自身もボコボコにされ何とか逃げ出した。
また、『闇夜の蛍』のスピンオフでは当時の所業ががっつりと描かれる事となったらしい。
伴部を鍛え上げて自身を劇的に殺す事で英雄になってもらいたいと思っている。
白
ヒロインの一人。狐の妖怪にして『凶妖』の一体･･･だった残りカス。
元々は大軍を率いる『凶妖』だったが、都に攻め入る前に半殺しにされて自身の体を分割させて生き延びた。白はその分け身の一体なのだが、記憶を失い悪しき心の無い存在になっている。
半妖の子供が生活している孤児院に拾われ、その後なんやかんやあって葵に拾われることになった。
そのなんやかんやの中で伴部と関わる事になり好意を寄せるようになる。
基本的には真面目で素直。
原作知識を持つ伴部曰く、育てすぎると過去の記憶を取り戻してヤンデレ化してバッドエンド一直線になる為に育成が難しいのだとか。
赤穂紫
ヒロインの一人。『鬼月家』と近しい血筋の退魔師の少女。
死亡フラグにとことん好かれており、原作ゲームではどう足掻いても死ぬ運命が待ち受けている。
酷い時には『画面外で死んでる』と触れられる程度で死亡シーンすら描かれない事も。
例えゲームそのものを改造してハッピーエンドにしても強制的に夢オチで死んだことにさせられるなどの徹底ぶり。
退魔師ではあるのだが、親や兄が実戦の場に向かわせようとしないせいもあって経験値は低い。
これに関しては末っ子の為に猫かわいがりされているという面がある。（本人は嫌がっている）
都の地下を調査した際に伴部と共に行動することになり窮地を幾度となく救われ、好意を持つようになる。
唯一ヤンデレと化していなければ化す恐れの無い存在。
橘佳世
豪商の家に生まれた一人娘。日本人の父と西洋人の母を持つハーフ。
原作ゲームでは攻略キャラではなく、武器を売ってくれるお助けキャラなのだが、とても闇深いセリフが多い。
伴部に狐の分け見に襲われている所を救われて以降興味を持つようになる。
そして、何度も関わるうちに恋心を抱く。
だが、伴部の陥っている状況と彼を取り巻く環境を知り、自身の力ではどうする事も出来ないと悟ってしまう。
所謂『負けヒロイン』になってしまったのだが豪商の娘として葵と交渉。気に入られ、『側室』として伴部の隣にいる事を許された。
本来なら闇深いだけでヤンデレにはならず、また、伴部の活躍により闇深くなる可能性も消えたりと救済されたキャラではあったが、上記の事もあってヤンデレと化した。
伴部は泣いて良い
漫画
ファンアートとして漫画も描かれている。
