概要
声:大地葉(テレビアニメ版)
初登場は『逆転裁判2』第3話。当時16歳。
タチミサーカスの猛獣使いで、団長・立見七百人の娘。
本名は「立見 里香(たちみ りか)」。
いつも体の周りがキラキラしている美少女。
「ミリカね~」と自分自身の名前を一人称として話す。
サーカスで生まれ育ったため、トミー曰く「サーカスで繰り広げられる夢の世界が彼女の現実」という大変な世間知らず。サーカスの中しか知らない故、彼女自身童話のお姫様の様な浮世離れした性格をしており、腹話術師の勉とリロが同一ではなく、常に一緒にいる別個の存在と見ている。そのため、リロのプロポーズは勉からの好意と理解していない。
マックスのシルクハットをデザインした。
『逆転検事2』では、会社組織となったサーカスの猛獣使い課課長になっており、猿代草太という部下を連れて登場する。
関連タグ
立見七百人 マキシミリアン・ギャラクティカ 木住勉 リロ(逆転裁判) 富田松夫 木下大作
ネタバレ
以下、第3話ネタバレ
何を隠そう、第3話の事件の元凶こそ彼女である。
半年前に起きたバット(木下一平)の事故は、バットのイタズラへの仕返しとして行った彼女のイタズラが原因だった。
大量のコショウを振りまいたスカーフをバットに贈り、彼にクシャミをさせようと企むのだが、その事を知らないバットはミリカと「レオン(サーカスで飼っているライオン)の口に頭を出し入れする芸が出来たら一緒に映画に行く」という賭けをする。そして、コショウ付きのスカーフを首に巻いたままレオンの口に頭を突っ込んだ結果、レオンはスカーフのコショウでクシャミをしてしまい、その拍子にバットの首に噛み付いてしまう。その結果、バットは意識不明の重体に陥り、今も病院で眠り続けている。
この事故でミリカはバットの兄アクロの恨みを買ってしまい、自らのイタズラが事故の原因だと知らずに無邪気に笑うミリカへの恨みが日に日に大きくなっていった結果(アニメ版ではこともあろうにアクロの前で『バットもお星さまになったら、お空でミリカ達のこと見てくれるかな』などと発言してしまい火に油を注ぐことになってしまった)、アクロはミリカに殺意を抱くに至り第3話の事件へとつながってしまう。
上記の通り浮世離れした彼女の死生観は非常に幼稚で、死の悲劇を全く理解していない。(溺愛していた父親が、罪悪感を抱かせまいとした結果)
そのために「殺人犯に告ぐ」という脅迫状を受け取ったにも関わらず「自分は殺人犯ではないから勘違いだろう」と思い込み掲示板に貼りだしており、そのことが別の悲劇を生むことになってしまった。
事件の事実を知った彼女は自分のせいだとひどく落ち込むのだが、成歩堂の説得で立ち直っている。
アニメ版では事件解決後に、連行されるアクロに対して泣きながら謝罪する場面が追加されている。その際罪悪感のあまり『悪いのは全部ミリカだから連れていくならミリカを連れて行って』と原作以上に真実を重く受け止めている。