概要
CV:大友龍三郎
千年前、ゴーレンによって石化させられた魔物の子の一人で、「狂戦士(バーサーカー)」と恐れられていた。
石版がアフリカで発見され、清麿の父が務める大学に一時保管されていたが、何者かに持ち去られ、「月の石」の光によって復活する。
石化していた千年前の魔物の中でも特に強力な一体で、アニメ版では「四天王」と位置付けられている。
デーモンのような姿をしており、他の千年前の魔物と比較しても巨体である。レイラ曰く「一度暴れ出すと周りが見えなくなるタイプ」で頭脳戦は苦手だが、ヴァイルが的確な指示を出すことでそれを補っている。生半可な攻撃は通用しないタフさを持つが、首の後ろが唯一の弱点。
千年前の魔物達を支配するためにゾフィスが作った「月の石」が保管されている部屋に最後の番人としてガッシュ達の前に立ちはだかる。
呪文
- ゼモルク
腕に突起した角のようなものを蛇腹状に発射する。
- オルダ・ゼモルク
分割された両腕の角を蛇腹剣状態にする。
- リゴン・ゼモルク
両腕の角を分離、三節棍に変形させ、振り回すことで武器にする。
- ヘドュン・ゼモルク
頭の角を180度以上の扇状に変形させる。
弱点である首の後ろに回り込まれた時にガードする役割を果たす。
- ラギアント・ジ・ゼモルク
片腕の角をカートリッジに変え、柱状の物を発射する。
ティオの「マ・セシルド」を破壊するほどの威力がある。
一度の呪文で4発撃つことができる。
- ディオエムル・ゼモルク
拳に炎を纏って攻撃する。
- バウロ・ウルク
飛行する際のスピードを強化する。
- ギルガドム・バルスルク
全身強化の呪文。大変強力だが禁呪と呼ばれるもので、禍々しい雰囲気を醸し出し、性格は獰猛さを増す。パートナーでさえ危害が及ぶ可能性があるためゾフィスからは絶対に唱えてはいけないと忠告されていた。
本の持ち主
- ローベルト・ヴァイル
CV:二又一成
デモルトの本(鉄紺)の持ち主である長髪の男性。躊躇なく戦う玄宗と同様にゾフィスに心を操られていない(ただし、本との波長を合わせるため最低限の精神操作は受けている)。
ロードに従う代わりに「月の石」を譲り受ける約束を取り付けており、他人を操る道具として使い、悪事を働くことを目論んでいる。
それと同時に月の石を守ることを、生まれて初めて一生懸命にやろうと思えるできごとであると誇りに思っていたらしく月の石が破壊された時は涙を流し、自棄を起こして禁呪を唱えた。
余談
原作一話の扉絵、作者の短編読み切り『哀愁戦士ヒーローババーン』において、デモルトとよく似たデザインのキャラクターが登場している。