概要
四獣編で登場した料理。
補色関係にある毒を解毒する効果を持つ。
(作中では緑(色は黄緑に近い)の毒の雨・グリーンレインを解毒するために紫色の薬膳餅を作ることになる)
米自体に様々な濃度の色がついた色米という食材を使って調理する。
しかし、わずかな温度や湿度、蒸し時間、つく回数や角度の変化で変色してしまうため、従来の調理法ではわずかな料理人しか作ることが出来ない特殊調理食材となっていた。
人類滅亡の危機が迫る中、わずか10分という早さで小松により薬膳餅の簡単な調理法が確立された(のの曰く調理法自体は5分で発見され、残り半分は味をより美味しくする方法を考案した)。
この結果、インターネットやテレビを通じて全人類に薬膳餅が行き渡ることとなり、小松の世界料理人ランキングもさらに上昇することとなった。
トリコとリンの結婚式においては、『スープ』センチュリースープのバゲットとして配膳された。その出来栄えにはザウスもかつての驚きが真実であったことを噛みしめた。
原作では調理法は不明だったが、アニメでは詳細に描かれている。
薬膳餅の調理法(アニメ)
1:1リットルの美味なるウォーターに100グラムのおい塩を溶かした塩水を作る(ダマラスカイ13世曰く「どこでも手に入る水と塩」)。
2:塩水に色米を25秒間浸して色止めを行う(基本的な料理技だが、米を重さで色別に分けるのが目的)。
3:一番上に浮かんだ色米と一番下に沈んだ(一番色が濃い&薄い)色米を1対1の割合で混ぜて30秒蒸す(色米は水分をよく吸うため)。
4:蒸し上がった色米をついて捏ねる。この時、つく回数や角度は気にしなくてもよい。
5:4の行程の際に、米5合に対してぷっ栗のペーストを290グラム混ぜて味を整える。
6:団子状に丸めて出来あがり。所要時間は3分。