概要
「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する、ドラゴンに変身して攻撃する呪文。
タグとしては、ドラクエ関連を中心に「擬竜化」と同じ意味で使われる時もある。
ゲーム(ナンバリング作品)
この呪文を唱えた者は、自身を巨大な竜の姿に変え、灼熱の炎や鋭い爪で攻撃する。
ただし変身中は、たとえ主人公自身であっても行動を指示することはできない。
DQ3
3では炎のブレスの威力が高い上に、完全耐性でも50%までしか軽減されないと強力。
炎さえ出せばはぐれメタルを瞬殺できる。
ただしDQ3では変身した次のターンから攻撃するため行動開始が遅く、はぐれメタル狩りに使用する場合に逃げずにいてくれるかはプレイヤーのリアルラックにかかっている。
ゲームボーイカラー版でははやぶさの剣を装備してドラゴラムを使用すると1ターンに2回炎を吐くという仕様(バグ?)があり、強力な攻撃手段になっている。通称「はやぶさドラゴラム」。
DQ4
また、パルプンテの効果で味方全員にドラゴラムがかかるものが登場した。
当時の4コマ等ではマーニャの代名詞として度々使用され、仔竜であるドランと関わらせたネタもいくつかあった。
DQ5
グランバニア王女やドラキー等が習得。魔法のほかにドラゴンの杖を使うとこのドラゴラムの効果が発揮される。
また、SFC版の裏技で出現するバグモンスターのきせきのつるぎが使うものは味方を強制竜化させた上に1回だけパーティー側へ炎を吐かせる(以降はきちんと敵に攻撃するものの相手は炎耐性があるため通用しない)というとんでもない効果。
リメイク版では鋭い爪で攻撃もするようになった。
DQ6、DQ7
職業システムが復活した6では「魔物使い(DS版では魔物マスター)」で、7では「魔物ハンター」と「ドラゴスライム(モンスター職)」で習得できる。
なお6には職業としての「ドラゴン」もあり、そちらでブレスが普通に修得出来るため出番は少ない。
また、変身すると指示を受け付けない状態で戦闘に参加するキャラとして”へんしん”の特性を持つアモスがパーティーメンバーにいる
DQ8
残念ながら未登場。
キャラ設定を考えると「主人公が覚えてもよかったのにな」と思う人もいるようだ。
内部データには存在しており、ドラゴンのグラフィックを用意せねばならないため没になったと考えられる。
DQ10
ドラゴラムは登場しないがドラゴンキッズが巨大化する「コドラゴラム」という技がある。
設定上は10でも過去の時代に存在したらしいが現代では失われた古代呪文という扱いになっている模様。
ゲーム(外伝作品)
DQMシリーズ
ステータスはアップするが特技は激しい炎と凍える吹雪だけになる。
やや使いづらいが、最大HPが999になるため変身後にベホマなどで全回復させると壁役になるという戦法も。
変身後の姿はDQ1の竜王(ドラゴン姿)に準拠している。
ドラゴンクエスト モンスターバトルロード
SPカードとして登場。
スキャンするとマーニャが巨大な竜に変身し、ブレスで相手を攻撃する。
ドラゴンクエストヒーローズ
マーニャの必殺技として登場。
ゲーム以外の作品
小説版DQ3
勇者パーティの魔法使いリザがゾーマとの最終決戦で使用。
彼女がやまたのおろち=ジパングの女王ヒミコの娘であるためこの魔法を使えたことが示唆されている。
小説版DQ4
エスタークとの戦いでマーニャが使用。
ドラゴンクエスト ダイの大冒険
「火竜変化呪文」と漢字があてられる。
使う者が途絶えて久しい幻の呪文で勇者アバンが研究の末に習得した。
主人公に「海波斬」をマスターさせる特訓のために使用(メイン画像はその場面をゲーム画面風にしたものである)。
通常の呪文よりも消費が激しく、これを使用した事で魔力が枯渇し、直後に現れたハドラーとの戦いで劣勢に立たされる事になる。
ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章
初代賢王カダル、2代目賢王ポロンが使用。
カダルはドラゴンに変身した状態で他の魔法を使用できる。
ポロンは2つの魔法を合体させる合体魔法により「双竜変化ドラゴラム×2」で双頭のドラゴンに、バギクロスと合わせた「嵐竜変化バギグラム」で飛行能力に優れたワイバーンに変身している。
ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説
ラスボスであるバラモスが使用。
ドラゴンに変身するのではなく、竜の形をしたオーラを相手にぶつけるものとなっている。