概要
社会の主流の文化(メインカルチャー)や古典的文化(ハイカルチャー)とは異なるマイナーな文化のこと。サブカルと略されることもある。
本来サブカルチャーとは貧困層や少数民族集団、LGBTなどマイノリティ特有の文化を指していたが、日本にこの言葉が渡ると意味が変わり、大衆文化や若者文化のうち、オルタナティブコミック・アニメ・特撮・オカルト・アングラ・ロック・レゲエ・現代アート・不良集団・実話/実録/暴露系・カルト宗教など、支持者が若者など一部に限られているもの、エログロナンセンス要素が多いものなどを指すようになった。
そのため、日本ではむしろマジョリティ達(平均的日本人、純ジャパ)の文化の中の過激派、という立ち位置にあり、むしろマイノリティ文化に対しては敵意を示す事が多い。
「オタク」文化はサブカルの中でも特殊で、21世紀の日本ではメインカルチャー自体が溶解し、フィギュアやコスプレなど過去にはオタクにのみ支持されていた文化も一般化してしまっているため扱いが難しい。
代表的なサブカル漫画雑誌
青林堂『月刊漫画ガロ』(1964年~2002年休刊)
青林工藝舎『アックス』(1998年~)
虫プロ商事『COM』(1967年創刊~1973年休刊)
太田出版『マンガ・エロティクス・エフ』(2001年~2014年休刊)
エンターブレイン(現KADOKAWA)『月刊コミックビーム』(1995年~)・『ハルタ』(2008年〜)
小学館『月刊IKKI』(2003年創刊~2014年休刊)
講談社『月刊アフタヌーン』(1986年創刊~)