概要
1994年にスーパーファミコン用ソフトとして発売され多くの機種に移植されたサウンドノベルというジャンルを確立させた、と言っても良い作品。脚本はミステリー作家の我孫子武丸。舞台はスキー場と雪山のペンションでありそこで起きる不可解な殺人事件を解決することが目的である。物語は序盤は主人公(透)達が殺人事件を解決すべく行動するが未解決のまま進むと殺人事件が繰り返されホラーサスペンスになっていく。
表現方法にはグロテスクな表現も多くエンディングによってはみんなのトラウマと言っても良いものも少なくない。→リンク先ネタバレ注意
また、ミスリードもたくさん存在し、ストーリーを漠然と読むだけで事件を解決させるのは難しい。複雑なフラグ管理やシナリオ分岐などゲームでのサウンドノベルというジャンルを確立し多数の派生作を生むなど、このゲームがなした功績は非常に大きいと言えよう。
各作品
かまいたちの夜
大学生の主人公(透)はヒロイン(真理)に誘われ、彼女の叔父が経営する
ペンション「シュプール」に期待を胸に秘めながら宿泊。
他にシュプールに宿泊しているのは
叔父夫妻、アルバイト、OL3人組、ヤクザ風の男、社長夫妻、カメラマン。
ヤクザ風の男がバラバラ死体になって発見されたのをきっかけに、悪夢の一夜が始まる。
かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄
ゲーム『かまいたちの夜』のモデルになった矢島透たちに招待状が届く。
一行は「我孫子武丸」の正体を気に掛けつつも、1年半ぶりの再会を喜んだ。
実在しないはずの「河村亜希」の遺影が食卓に現れ、事件は起きるまでは。
香山夏子、村上つとむ、正岡慎太郎、菱田キヨの新たな登場人物たちを加えて
8年ぶりの『かまいたちの夜』が、再び。
かまいたちの夜×3 三日月島の真相
『2』の本編の続編にあたる。今作は主役の名前変更は出来ない。
愛妻を喪った香山誠一は三日月館を修復し、事件の当事者を呼んで供養を計画。
相変わらず小林真理とは恋人未満の関係が続く矢島透は仲の進展を目論む。
服役中の妻・みどりを待つ久保田俊夫は真相を探る為に三日月島へ向かう。
北野啓子は想い人への気持ちに踏ん切りをつけることを決意する。
シリーズ初で最後の、4人の主人公視点のストーリー。
真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)
かまいたちの夜シリーズの最新作。登場人物やシナリオが一新された。
pixivでは
上記のかまいたちの夜に関する内容の絵やキャプションに使用されるほか、
青い影絵にもこのタグが使用される。
これは、かまいたちの夜のキャラクターは青いシルエットで表示されることに由来する。