概要
ウィザーディング・ワールドに存在する呪いの火。
分霊箱を破壊できる数少ない物質の一つ。
闇の魔術にはこれを放つ魔法が存在し、ハリーポッター原作では第7巻、死の秘宝にてビンセント・クラッブが必要の部屋でハリーたちを殺害するために使用した。
放たれた悪霊の火は凄まじい火力の炎となって広がるだけでなく、キメラやら大蛇やらドラゴンなど姿になって暴れ襲いかかり、自らの意思を持つように必要の部屋に存在するものを焼き尽くしながら増大していった。
ハリーたちが水で消火を試みたもの全く通用せず、破壊力・攻撃力で言えば作中最大クラスのようだが、暴走を引き起こして術者のクラッブも焼死し、ついでにヴォルデモートの分霊箱であるレイブンクローの髪飾りも破壊した。
極めて危険な魔法として知れ渡っているようで、ハーマイオニーも知識としては分霊箱の破壊手段として知ってはいたが、危険なため自分たちが使うことは選択肢に入れていなかった。
死喰い人であるアミカス・カローが闇の魔術の筋が良かったクラッブに制御方法も含めて教えたようだが、クラッブに教えるにはあまりにも危険過ぎた。
映画版5巻ではヴォルデモートがこれらしき魔法をダンブルドアに撃っている。闇の帝王は伊達でない。
原語ではfiend fyre。悪魔、魔獣の炎の意。更にfyreとfireの旧語が使われていてかっこいい。このへんを汲んで意訳するなら悪魔の焔、魔獣の焱みたいな感じ。
関連タグ
プロテゴ・ディアボリカ…ファンタビ2で登場した炎の魔法。ゲラート・グリンデルバルドが使用した。「悪霊の火」であるとは言及されていないが、闇祓いでも単体では対処できず放置すればパリの街そのものが焼き尽くされかねない圧倒的な火力と、怪物の姿になって暴れるなど悪霊の火と似た特徴を持つ。そして同時に条件を付けて焼く対象を選別するなど、当時最強の闇の魔法使いとされたグリンデルバルドとニワトコの杖によって高度に制御されていた。