概要
本来は離れた場所に光を伝えるケーブルのことであるが、最近は主にブロードバンドの光で用いられている。
構造
光ファイバーはコア(core)と呼ばれる芯とその外側のクラッド(clad)と呼ばれる部分、そしてそれらを覆う被覆の3重構造になっていて、クラッドよりもコアの屈折率を高くすることで、全反射や屈折により出来るだけ光を中心部のコアにだけ伝播させる構造になっている。コアとクラッドはともに光に対して透過率が非常に高い石英ガラスまたはプラスチックでできている。
また、被覆がないコアとクラッドのみの状態を単に「光ファイバー」と呼び、光ファイバーの表面をシリコーン樹脂で被覆したものを「光ファイバー素線」、光ファイバー素線をナイロン繊維で被覆したものを「光ファイバー心線」、光ファイバー心線を高抗張力繊維と外皮で被覆したものを「光ファイバーコード」とする呼びかたもある。複数の光ファイバー心線に保護用のシースと呼ばれる被覆をしたものを光ファイバー・ケーブルと呼ぶこともある。
引用元:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC
伝送速度
およそ100 Tbps程度
用途
各家庭の光接続や携帯電話の基地局、海外のサーバーに接続する時に使う海底ケーブルといった通信用途だけでなく装飾や内視鏡、計測やプラネタリウムにも用いられている。
特徴
- 高速通信が可能
- 低遅延
- 大容量の通信が可能
歴史
光ファイバーの原理事態は17世紀に発見され、実用化されたのは1930年であり、現在の光ファイバーケーブルの原型が開発されたのは1958年と意外に昔である。
しかし一般家庭で本格的に使用されるようになったのは都市部で21世紀に入ってから、普及してきたのは2000年代後半(スマートフォンが登場してきたあたり)であり、わりと最近である。