概要
あせびとは、【八咫烏シリーズ】烏に単は似合わないの登場人物である。
人物
東家の二ノ姫。18歳。淡い茶色の巻き毛と明るい色の瞳を持ち、愛くるしい顔立ちをしている。
異母姉である双葉の代わりに桜花宮に登殿したときは春殿を預かった。登殿時には仮名がなく、皇后の大紫の御前から「あせび」という名を貰っている。
箱入り娘で世間知らずのため、とてもおっとりとした性格。幼少期は病弱と言われ、東家本邸からは母親の浮雲や女房のうこぎらと共に別邸で隔離されて育っていた。
音楽の才に長けていて特に琴が上手い。藤波の宮に何か音楽を奏でてほしいと言われたときには「長琴」というとても難しい楽器を弾きこなしていた。
幼い頃、こっそりと別邸を抜け出したときに若宮(奈月彦)を見て一目惚れした。
内親王の藤波の宮とは、母親の浮雲が教育係だったためよく一緒に遊ぶ仲であり、藤波の宮もあせびのことを「おねえさま」と呼び慕っている。
また、夏殿に仕えている宗家の女房の早桃とは仲がよく、早桃もあせびを信頼し、よく春殿を出入していた。早桃が事故で亡くなってしまったと聞かされたときは涙を流して悲しんでいた。