自家中毒
じかちゅうどく
体内の新陳代謝の過程に生じる産物の毒性による中毒現象。
概要
自身の体内で作り出した物質の毒性によって、自身が中毒(毒に侵されてダメージを受けてしまう状態)になってしまうこと。
自家中毒症
一般的に自家中毒といえば自家中毒症のことであり、周期性嘔吐(おうと)症、アセトン血性嘔吐症のことを指す。
これらは2~10歳ころに発症する代謝障害で、体内生成されたアセトン体が異常に増えることで強い倦怠感、食欲不振、頻回嘔吐、嘔吐による脱水症状などを引き起こす病気である。
原因は不明とされており、そのために治療法も点滴による輸液と栄養補給という対症療法しか無い。
比喩表現
自家中毒は比喩表現としても使われており、Pixivでは主にこちらの意味で使われていることが多い。
自身の中に矛盾した思想や趣向が発生、または自身のメンタリティと乖離した行動を自発的に取ってしまうことで、その葛藤によってストレスを蓄積するようになり、精神的に疲弊していく状態。
主に自身の劇的な変化を体験したものにしばしば現れる精神疾患のようなもので、過去に構築したアイデンティティと現在の自身との不一致によって引き起こされることが多い。