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バチカンの編集履歴

2012-02-03 19:17:13 バージョン

バチカン

ばちかん

ローマ市内にある世界最小の都市国家であり、宗教国家。

ヨーロッパにある国家。正式名はバチカン市国。国そのものが世界遺産に登録されている。

イタリア語ではStato della Città del Vaticanoと書く。また日本語ではヴァチカンとも呼ぶ。

概要

 イタリアの首都・ローマ市内にある世界最小の都市国家で、国土は日本皇居より小さく、中国北京の天安門広場とほぼ同じ広さ。人口は800人前後。

 もともとここが「ウァティカヌスの丘」と呼ばれた地名から由来している。

 4世紀前半に教会が立てられ、ここに移り住んだ司教教皇となって、全ての教会へ影響力を及ぼすようになり、カトリックの本拠地となった。教皇領を拡大させたが、19世紀にイタリアに多くの領地を接収され、20世紀に険悪な関係だったイタリアと交渉して独立国となった。

 ローマ教皇を頂点とするローマ教皇庁が統治しており、キリスト教のカトリック教会や東方教会などの総本山である。ここで聖ペドロが殉死したため、聖地でありキリスト教の中心地となった。

 政治では教皇だけでなく国務長官や行政庁長官もいる。公用語はラテン語で、一般にはイタリア語フランス語ドイツ語を喋る。通貨はユーロ。軍事力はほぼなく、スイス傭兵やイタリア警察がいるだけ。

 外交では多くの国と国交を結び、国連に加盟しているが、共産主義国家とは断絶しており、中華人民共和国ベトナムとは結ばず、台湾中華民国と結んでいる。戦前は反共国家として満州国と国交を結んでいた。ソ連とも結んでいなかったが、ロシアとは21世紀になって外交関係を結んだ。

 カトリック信者である市民の多くは城壁内で生活し、その他に三千人の職員は市国外から通勤している。


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