概要
1986年の初代アーケード版『奇々怪界』から、一貫して主役を務めている巫女さん。
各作品の小夜ちゃんは「名前は同じでも人格の違う別人」という設定があるため、性格も外見もそれぞれ微妙に違うが、「紅白の巫女服」・「武器はお札とお祓い棒」・「妖怪が巻き起こす騒動を解決する」という点は殆どの作品に共通しており、後の各業界に誕生した巫女キャラの開祖いうべき存在でもある。
生誕から25年を数えることになるが、いまだにその人気は衰えを知らず、現在でもアミューズメント筐体の景品グッズになっていたり、2010年に突如小説版が刊行されたりと、根強いファンを獲得している。
その一方で、ここ10年ほどで萌えキャラ化もかなり進行している。最新版である『奇々怪々2』では、完全に美少女キャラとなり、ついでに脇もさらしている。(開発中止になったが)
元祖紅白
先ほどの解説にもあったが、巫女キャラの元祖である。
そして実は、今や日本一有名な同人界の巫女の直接の先祖に当たるキャラでもある。
というもの、知る人は知っているが幻想郷の生みの親であるzun氏は、DOS版での第一作目の前に、習作としてタイトーキャラクターの登場するゲームを制作しており、その中には小夜ちゃんも登場。そして彼女のテーマ曲がずばり『東方怪奇談』という、どこかで聞いたことのあるタイトルとなっている。
その後、zun氏はタイトーの社員となったというが、この関連性をみると、ある意味では必然だったのかもしれない。