・漫画「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の登場キャラクター。
大魔王バーンの古くからの側近で忠臣。物語序盤から謎めいた印象のキャラクター。キルバーンがバーンの元に来るまではミストと呼ばれていた。
当初は寡黙なキャラクターであったが、物語が終盤に向かうにつれて口数が多くなっていった(理由は後述)。また、魔影軍団長という立場でありながら魔軍指令であったハドラーよりも強い権限を持っていたことがわかる(ハドラーもうすうす感づいていた)。
物語終盤には正体が暗黒闘気の集合体のような生物で、凍れる時の秘法で凍らせたバーンの全盛期の肉体を預かり動かしていたことが判明する。
彼の口数が少なかったのは大魔王バーンの肉体を管理していることを悟られないためである。現に物語終盤あたりの口数の多い時は鬼眼城を使っての攻撃、ヒュンケルとクロコダインの処刑時、大魔宮での最終決戦時と抵抗勢力の全滅を目的にしていたであろうし(本人曰く、「死にゆく者になら声を聞かれてもさしつかえあるまい」)、90年前、魔界でロン・ベルクの顔に傷をつけた時には最後まで言葉を発することはなかった。
性格
基本的に果断かつ冷酷。だが、強い心身や誇り高い魂を持つ者に対しては敵味方を超えて敬意を表すところがあり、逆に卑怯な輩には味方であろうと容赦ない批判を浴びせる。
唯一の例外は彼の親友キルバーンである。悪辣で弱者を痛めつける事を楽しみとしているキルバーンは本来ミストバーンが最も嫌うタイプの人物なのだが、大魔王バーンに対しても臆することなく接する胆力に興味を抱いたため、彼とは不思議と気の合う友人となった。
お互いに自らの正体を隠している身の上であるという部分でも共通点のある両者である。
名言録
口数少ないミストバーンだが意外と名言を多く残している。
「大魔王さまのお言葉はすべてに優先する…」
「命令する……死ね。お前たちには一片の存在価値もない。大魔王バーン様の大望の花を汚す害虫だ…降伏すら許さん…死ね!」
「人から人へ成りあがりだけを目あてにうろつくドブネズミなど私は絶対に信じぬ!」
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