サブカルチャー
さぶかるちゃー
社会の主流の文化に対して、一部の集団が持つ独特の文化。「サブカル」とも略される。
日本におけるサブカルチャー
本来のサブカルチャーとは、貧困層や少数民族集団、LGBTなどマイノリティ特有の文化を指していたものであるが、1980年前後に日本にこの言葉が渡ると意味が変わり、若者文化のうち、アニメ・特撮・ロック・レゲエ・ヴィジュアル系・ガロ系漫画・オカルト・現代アート・実話/実録/暴露系などのように支持者が一部の若者に限られている(いた)ものを指すようになった。
アニメ・コミック・ゲームなどの「オタク」文化(特に萌え系)は日本のサブカルチャーの代表として扱われることもあれば、その他の「サブカル」と対立的に論じられる]こともある。1980年代から現在に至るまで、両者の支持者や作り手はしばしば重なっており、実態として「オタク」と「サブカル」は必ずしも対立的存在とは言えないのだが、歴史的経緯により、昭和生まれ世代あたりに「オタク」と呼ぶと露骨に嫌がられる場合があるので注意。
21世紀に入り、1980〜90年代に成人したオタクたちはその趣味を持ったまま年齢を重ね、かつて「サブカルチャー」であったオタク文化はメインカルチャー化してしまった。フィギュアやコスプレ、メイドカフェなど過去にはオタクにのみ支持されていた文化も一般化してしまっている。