ウィザードリィTRPGとは、1980年代後半から1990年代中盤にかけて日本で製作されアスキーより発売されたTRPGである。そのタイトルが示す通りコンピュータRPG『Wizardry』シリーズを原作としている。
なお、この項目においてはこの作品のほかに派生作品及び
概要
原作のウィザードリィが元祖TRPGダンジョンズ&ドラゴンズをベースにして作られたコンピュータゲームであるだけに、独自の進化を遂げたオリジナルタイトルのTRPGよりもダンジョンズ&ドラゴンズの影響を色濃く残しており、TRPGのシナリオとしては古典的なダンジョン探索に向いたシステムになっている。
作品
ウィザードリィロールプレイングゲーム
1988年に発売されたシステム。開発はグループSNE。通称「ウィズRPG」このシステムはボックス(数冊のルールブック、チャートやダイスなどがセットになって箱に入っている販売方式)にて発売された。
このシステムは狂王の試練場(PCにて発売されたWizardryの最初のシナリオ)の世界を基にしたシナリオなどが発表されている。
尚、このシステムは2005年に書籍形式にて再販されている。
本来では、以下の項目は別項目に記載するべきであるものの、pixivにおいてタグが存在するとも思えず、以後記述される可能性が無いと推測されるため、この項目にて記述する。もしこれらのタグが存在するのであるならば、お手数であるが、修正をお願いします。
真ウィザードリィRPG
1991年に、当初発売されたシステムからさらに各種拡張(奇跡であるとか魔法の強化)を行ったシステム。通称「真ウィズ」 さらに1993年にはバランスを調整したと推測される改訂版ルールが発売された。このルールブックにおいてはウィザードリィロールプレイングゲームにおいて扱われた世界以外にもまったくのオリジナルの世界「ズダイ・ツァ」での冒険もサポートされた。
ウィズボール
1990年発表。wizardryの世界で野球(のようなもの)をプレイするカードゲーム。当然、相手を殺害しても問題なしなので、負けそうになると乱闘が発生する。
ちなみにこのゲーム、まじめなイラストで大真面目にばかばかしい行為をしているため、げらげら笑いながらプレイするのが正しいプレイ方法であると推測される。
なお、このゲームはカードゲーム本体と拡張カードが発売されている。
アドバンスト・ウィザードリィRPG
1996年発表。通称「ADWIZ」。このルールはは開発者等も上記作品と異なり、日本においてあまり人気の無いwizardryのVI以降のシステムをTRPG化したものである。この作品にはほかに見られない特徴「キャラクター複数プレイ」、「ゲームマスター持ち回り」などが基本というほかのTRPGではあまり見られない特徴がある。
余談ではあるが、この作品のリプレイはあまりの無茶苦茶振りに初心者にはお勧めできないが、面白いものである。