カード効果
- 禁断~封印されしX~(禁断解放前) 火文明 マナコストなし
種族:なし(禁断の鼓動)
●ゲーム開始時、このカードは封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。
●このカードはバトルゾーンを離れない。
●禁断解放―この鼓動の封印がすべてなくなったとき、クリーチャー側に裏返す。
- 伝説の禁断 ドキンダムX(禁断解放後)
火文明 コスト99 パワー99999
レアリティ:禁断レジェンド
種族:なし(禁断クリーチャー)
●T・ブレイカー
●このクリーチャーが禁断解放した時、相手のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。
●コスト4以下の呪文の効果で相手がクリーチャーを選ぶとき、このクリーチャーは選べない。
●このクリーチャーがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。
概要
拡張パック『禁断のドキンダムX』で登場したカード。
新たなカードカテゴリーである『禁断の鼓動』および『禁断クリーチャー』に分類される。
サイキック・クリーチャーやドラグハートではないが両面カードであり、最初からバトルゾーンに置かれるにもかかわらずメインデッキの合計枚数に含まれる。
また、種族を持たず、マナコスト99、パワー99999というこれまでのクリーチャーとは明らかに異なるスペックを持つ。
最初にオモテの『禁断の鼓動』の面を上にしてバトルゾーンに置き、そこに山札からカードを6枚置いて『封印』した状態でゲームを始める。
付けられた封印は、封印されたクリーチャーと同じ文明でなおかつ『コマンド』とある種族を持つクリーチャーを出すことによって剥がすことができ、墓地に置かれていく。そして封印がすべてなくなったとき、『禁断解放』し、クリーチャーの側へ裏返される。
裏返った側である『伝説の禁断 ドキンダムX』は、裏返ると同時に、その時点でバトルゾーンに存在している相手クリーチャーをすべて封印する。
封印されたクリーチャーは、能力が使用できず、攻撃、ブロック、はたまたカードの効果の対象にとることもできなくなり、存在しないものとして扱われるため、実質的に除去したと同じことになる。封印が破壊や手札戻しなどと異なる点は、バトルゾーンを離れているわけではないため「破壊されたとき」や「バトルゾーンを離れたとき」といった内容の効果を発動できないことである。このため、ルール上は最高級の除去手段といえる。
それ以外でも、99999という過去最高のパワーに加えてT・ブレイカーを持ち、バトルではほとんど負けることはない。
このように、出すには手間を要する分解放した後の制圧力はすさまじい。しかし禁断解放したら最後、バトルゾーンを離れると無条件にゲームに負けてしまうというデメリットを持っている。
呪文の効果にとれないとはいえ、その範囲はコスト4以下と狭いためあまりアテにはできない。そのため、現在はもっぱら最後のダメ押しとして使われている。
また、カードの性質上デッキに複数投入できるものではないため、このカードは世に出る3日前に殿堂指定されていた。
一応殿堂カードを無視できる「殿堂ゼロデュエル」では4枚フル投入することも可能ではあったが、初期山札が6枚になってしまうのでやる意味は薄かっただろう。
2019年12月12日、デュエルマスターズ総合ルール改訂によりゲーム開始時にバトルゾーンに存在するカードは一種類のみとなった。
これは零龍と怨念怪人ギャスカとの組み合わせが、「殿堂ゼロデュエル」に於いて容易に2ターンキルを達成し、殿堂ゼロデュエル環境を破壊しかねないことを見越しての改訂だろうが、このルール改訂により「伝説の禁断ドキンダムX」、「終焉の禁断ドルマゲドンX」、「零龍」は、レギュレーションに関係なく、場に一種類しか存在出来なくなった。
リメイク
伝説の禁断 ドキンダムX GS |
P 火文明 コスト99 |
クリーチャー:禁断 99999 |
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
このクリーチャーの召喚コストを90少なくする。 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、このターン、相手のクリーチャーすべての能力を無視する。 |
コスト4以下の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
『超獣王来烈伝』で登場したリメイク版。
禁断クリーチャーではなくなった為、種族『禁断』が追加される等全体的な使い勝手は異なる。
強制敗北が消えて実質コスト9の大型クリーチャーとなったが、それでも重い事に変わりはない。
種族サポートが乏しく、能力無視は確かに強力なものの、封印と異なり持続性が無く、何より召喚酔いするのが痛い。
しかしコスト99と圧倒的なパワーは健在であり、コスト参照系や天守閣龍王武陣、偶発と弾幕の要塞の様なパワー参照系と相性が良い。
また自力でコスト軽減できるが、元がコスト10以上なので、流星のガイアッシュ・カイザーの効果でコスト5で召喚可能。
Gストライクも地味に強い効果なので、ピン差しで使うべきだろう。
背景ストーリー
ランド大陸の雪山に封印されており、これを見つけた侵略者は封印を解放し自分たちの戦力にしようと思い立つ。『音速の侵略者』たちにより封印を解かれた結果、ドキンダムXは敵である革命軍のみならず、味方しようとしていた侵略者に対しても見境なく攻撃を開始する。これにより『燃える革命 ドギラゴン』や『魔の革命 デス・ザ・ロスト』などの名だたる革命軍のクリーチャーはことごとくその力の源である革命能力を封印されてしまう。彼の暴走によってイニシャルズと呼ばれる謎のサポート集団が現れ始め、ランド大陸は瞬く間に禁断の力があふれる暗黒大陸へと変貌してゆく。
実は、封印を解くため行動していた『音速の侵略者』たちは全員、とあるクリーチャーの恐ろしい野望のために生み出され、利用されていただけであったのだが……。
『王来篇』では超獣王来烈伝に記された、歴史や運命を左右する十二の王の一人、「禁断王」として名を連ねているのが判明。
ディスペクターに利用されるが、後にモモキング達によって解放されると、強大な力と引き換えに蝕まれる「禁断」の力を与え、他の王達よりも凶悪で一筋縄でいかない存在として描かれている。
アニメ「デュエルマスターズVSR」では赤城山バサラの新たな切り札として登場。デュエマに敗北すると持ち主ごとこの世から消えてしまうという呪われたカードである。しかもこのこのクリーチャーによってとどめを刺されるとデュエリストとして再起不能になるという。
一度勝太とのデュエルに負けそうになった際(返しのターンでドギラゴンの無限攻撃が始まる状況)、バサラを見限った社長が爆弾でデュエルを中断した上で回収。
しかし解析の結果危険な力と判断し、あえてバサラの手に渡るように仕向けて諸共始末算段だったが、ドキンダムの身代わりに破壊される禁断CマーモでSトリガーを回避し、そのまま社長を踏み潰して勝利。
続編「VSRF」では進化しイラストが変化していた。引き続き赤城山バサラが使用したが、ルシファーに敗れ、ドキンダムXは消滅した。
後に勝太がドルマゲドンXと会話するシーンではドルマゲドンXによって無数に生み出されていた。
また後の漫画版王来編にて、地球に飛来したバサラの切り札とは別の個体が勝太の切り札として登場。
ケガをしていたところを勝太に助けられ、彼にすっかり懐いている善良な性格をしている。このことから全てのドキンダムが邪悪な意思を持つわけではないようだ。
関連タグ
禁時混成王ドキンダンテⅩⅩⅡ(+時の法皇ミラダンテXII、ディスペクター化)
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禁断英雄モモキングダムX(混成の呪縛から解放された後、モモキングと共鳴した)
不敬合成王ロマティックダム・アルキング(+邪眼皇ロマノフⅠ世+神帝+聖霊王アルファディオス+武闘将軍カツキング、ディスペクター化)