人が輝くとき、そこに奇跡が生まれる。
輝き、それは未来を変える戦士の証!
キラメイGO!!
概要
2020年度のスーパー戦隊シリーズ作品。2020年3月8日から2021年2月28日までオンエア。
2019年12月26日に東映および各報道機関で公開され、2020年1月16日にキャスト発表。
スーパー戦隊シリーズ45周年記念作品。メインモチーフは宝石と乗り物。前作に続き2作品目となる混合戦隊であり、動物や生物以外の混合戦隊は初である。
また魔法陣のような模様や魔法使いを意味する「メイジ」と名のつくロボが登場したりと魔法の要素もある。
乗り物は『烈車戦隊トッキュウジャー』以来6年ぶり、車をモチーフしているのは『炎神戦隊ゴーオンジャー』以来12年ぶりである。
メインスタッフは塚田英明が久しぶりのTVシリーズメインを担当、望月卓がサブPとなる。
ライターは荒川稔久がこれまた久しぶりのニチアサメインに帰還、デカレンジャー以来の塚田とのコンビとなる。
キャラクターデザインはK-SuKe氏が担当。
ED「キラフル_ミラクル_キラメイジャー」ダンスの振り付けは、かつて荒川がメインライターを務めた作品『爆竜戦隊アバレンジャー』の今中笑里を演じた幸(当時は西島未智)が担当している。
初期メンバーのカラーは王道のカラー(赤、青、緑、黄、桃)だが、近年の戦隊の配色が異色続きだったため、この5色の組み合わせになるのは実質『烈車戦隊トッキュウジャー』以来となる。
ヒロインの配色に緑が採用されたのは宇宙戦隊キュウレンジャー以来であり、桃色との体制も同様である。
ちなみに5人戦隊でこの2色が女性戦士の担当色になるのは初であり黄色や白色以外の色と桃色の組み合わせは何気に『魔法戦隊マジレンジャー』以来である。(未だに青と桃のダブルヒロイン体制はこの作品のみである。)
また追加戦士としてキラメイシルバーが登場する。銀色の追加戦士はルパンエックス以来(単独の銀色戦士だとキョウリュウシルバー以来)、5人戦隊の追加戦士としてはゴーカイジャー以来である。
「キラメンタル」という「輝ける精神」がパワーの源という設定がされている。
評価
今回のテーマは「輝き」のため今までの戦隊以上に、子供だけじゃなく大人でも心から楽しめる作品である。
後述するように、番組初期から本編終了後も想定外の事態に散々振り回され、制作スケジュール等の変更を余儀なくされたが、キラメイジャーはそんな逆境に負けず最後までキラキラ輝き続け、子供から大人まで多くの視聴者やファンを元気づけた「コロナ禍のヒーロー」と言っても過言ではないであろう。
上記のように明るい作風で、キャラクター一人ひとりの多様さや、物語の中でも肯定的で前向きな姿勢から作品の評価はかなり高い。
また味方サイドの魅力的なヒロイン達だけではなく、『特命戦隊ゴーバスターズ』のエスケイプ以来、8年ぶりとなる戦隊の顔出し女性幹部であるヨドンナが登場した事は視聴者から驚きと歓迎の声があがった。
その反面、玩具の売上は振るわず、スーパー戦隊シリーズの歴代最低記録だったルパパトや騎士竜戦隊リュウソウジャーの60億円を更に下回る45億円という結果となってしまった。
バブル崩壊→ジュウレン、阪神大震災→オーレン、リーマンショック→ゴーオン・シンケン、東日本大震災→ゴーカイ、消費税増税→トッキュウのように、これまで戦隊は不況に強いと言われていたのだが、2010年代中盤からの長期の戦隊不振からもあり、ついにコロナ禍には敵わなかった。
一説では本作でスーパー合体や全合体が無くなった事、裏番組として同じくマシンや巨大ロボが登場する『トミカ絆合体アースグランナー』(スポンサーはタカラトミー)が放送されていたことも、コロナ禍と玩具売上不振のトリプルパンチにあったからと言われている。
ストーリー
美しき宝石の国・クリスタリアは或る日、闇の帝国・ヨドンヘイムからの侵略を受け、滅亡してしまう。唯一生き残った王女・マブシーナは、父である国王・オラディンの遺言に従い、彼の友人がいると言う地球へとクリスタリアに伝わるキラメイストーンを手に亡命。父の友人の博多南無鈴の庇護を受け、ヨドンヘイムの軍勢に対抗すべく、各キラメイストーンと共鳴し合う輝く精神・キラメンタルを持った4人の若者をキラメイジャーにスカウトする。
だが、残るレッドキラメイストーンの戦士が見つかるより先に、次の侵略先を地球と定めたヨドンヘイムはその先兵として邪面獣・ジャグチヒルドンを送り込むと、本格的に侵略へと乗り出した。
そんな中、最後の1人としてレッドキラメイストーンが選んだのは、絵を描くのが好きな普通の高校生・熱田充瑠だった。
巨大化したレッドキラメイストーンの内部に充瑠を乗せ、マブシーナは他の4人が戦う現場へ連れて向かうが、いざ連れて来ても充瑠は手渡されたキラメイチェンジャーで変身する素振りも見せず、それどころか嬉々として戦う4人の姿を絵に描く始末。その事でメンバー達から叱責され、凹む充瑠だったが、存在しない物を絵として形に出来るその強い想像力をマブシーナとレッドキラメイストーンに認められた事で遂に彼のキラメンタルは覚醒する。戦う事を決意し、キラメイレッドとなった充瑠は、その類稀な想像力によってキラメイストーンを次々とキラメイ魔進へと変化させ、仲間達と共にその力を駆使して邪面獣の撃破に成功した。
斯くして、キラメイストーンに選ばれた才気溢れる5人の若者はそれぞれが輝く分野での日常を大切にしつつ、地球防衛組織CARATに属する魔進戦隊キラメイジャーとして、地球を汚さんと目論むヨドンヘイムとの戦いに身を投じて行くのだった。
登場人物
地球人の苗字は連想させる地名・駅名、名前は偉人・英雄が由来になっている。
キラメイジャー
今作の名乗り順は戦隊シリーズ初の虹の順である。
テーマの輝きを意識してると思われる。
- 熱田充瑠(あつた じゅうる)/キラメイレッド(演:小宮璃央)
- 射水為朝(いみず ためとも)/キラメイイエロー(演:木原瑠生)
- 速見瀬奈(はやみ せな)/キラメイグリーン(演:新條由芽)
- 押切時雨(おしきり しぐる)/キラメイブルー(演:水石亜飛夢)
- 大治小夜(おおはる さよ)/キラメイピンク(演:工藤美桜)
- クリスタリア宝路(クリスタリア たかみち)/キラメイシルバー(演:庄司浩平)
呼称表
が\に | 充瑠 | 為朝 | 瀬奈 | 時雨 | 小夜 | 宝路 | マブシーナ | 博多南 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
充瑠 | 俺 | 為くん/為朝 | 瀬奈さん→瀬奈 | 時雨さん/時雨 | 小夜さん/小夜※ | 宝路さん/宝路 | マブシーナ | 博多南さん/無鈴さん |
為朝 | 充瑠 | 俺 | 瀬奈 | 時雨 | 小夜さん→小夜姉 | 宝路さん | マブシーナ | 博多南さん/おっさん |
瀬奈 | 充瑠 | 為朝くん | あたし | 時雨 | 小夜姉 | 宝路さん | マブシーナ | 博多南さん |
時雨 | 充瑠 | 為 | 瀬奈 | 俺 | 小夜 | 宝路さん | マブシーナ | 博多南さん |
小夜 | 充瑠くん | 為くん | 瀬奈ちゃん | 時雨くん | 私 | 宝路さん→ターさん | シーナちゃん | 博多南さん→はーさん |
宝路 | 充瑠 | 為朝 | 瀬奈 | 時雨 | 小夜 | 俺 | マブシーナ | 無鈴 |
マブシーナ | 充瑠さん | 為朝さん | 瀬奈さん | 時雨さん | 小夜さん | お兄様 | 私 | 博多南さん |
博多南 | 充瑠君 | 為朝君 | 瀬奈ちゃん | 時雨君 | 小夜ちゃん | にいに | 姫 | 私 |
※小夜が5歳児化した時には「小夜ちゃん」と呼び掛けている
CARAT
クリスタリア
ヨドンヘイム
キラメイ魔進
各話リスト
話数のカウントは「エピソード〇」と表記。
サブタイトルは日本映画(多くは東映の制作・配給)のタイトルを捩ったもので統一されている(エピソード19、31、42、43のようにそのままのものもあり)。
エピソード | サブタイトル | 邪面師 | 邪面獣 | 備考や関連タグ&ワード※1 | サブタイトルの由来 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 魔進誕生! | - | ジャグチヒルドン | ヨドン軍侵攻開始/キラメイジャー結成/キラメイ魔進誕生/コマツミニショベル | 魔界転生 |
2 | リーダーの証明 | ラグビー邪面 | ラガーリガニー | スカイメイジ&ランドメイジ誕生/代役ン | 野性の証明 |
3 | マンリキ野郎!御意見無用 | マンリキ邪面 | マンリキシェルガ | キラメイジン誕生/時雨の素顔/「変だよね」 | トラック野郎 御意見無用 |
4 | 亡国のプリンセス | ネアンデルタールジン邪面 | キュウセッキバスラ | キラメイジャー、ガルザと初邂逅/魔進ジョーキー&スモッグジョーキー登場 | 亡国のイージス |
5 | ショベローまかりとおる! | ジョイスティック邪面 | キャッチャーリガニー | 為朝の過去/ショベロー軍団(魔進ローランド、魔進リフトン、魔進キャリー)誕生/為朝戦隊タメスキジャー | コータローまかりとおる! |
6 | ツレが5才になりまちて | デジタルカメラ邪面 | クラウドヒルドン | 小夜ちゃん5ちゃい/ゴウシ&マンモスレンジャーを演じた右門青寿氏出演 | ツレがうつになりまして。 |
7 | トレーニングを君に | オーブン邪面、フリーザー邪面 | レーネツダガメス | 充瑠特訓計画/兄弟邪面師襲来/ウスギタゴールド | ラブ・ストーリーを君に |
8 | エクスプレス電光石火 | オーブン邪面 | 〃 | 魔進エクスプレス誕生/キングエクスプレス初合体/ガルザがジャメンタルに目覚める/関東鉄道 | エクスクロス 魔境伝説 |
9 | わが青春のかるた道 | ヒャクニンイッシュ邪面 | ヘイアンキョウバスラ | 瀬奈と真木埜のかるた対決の過去/メンバーがヨドン百人一首で札になってしまう/ちはやふる | わが青春のアルカディア |
10 | 時雨おいかける少女 | ミュージック邪面 | ステージシェルガ | ヨドミヒメ/古寺良世/ひらめクイーン! | 時をかける少女 |
11 | 時がクルリと | リセットボタン邪面 | ハッシャボタンリガニー | 『魔進戦隊キラメイジャー』新作放映再開/ループもの | 鳶がクルリと |
12 | ワンダードリルの快男児 | インセキ邪面 | - | キラメイシルバー/クリスタリア宝路登場/モンストーン/ママリナフニフニ | ファンキーハットの快男児 |
13 | 地底大戦争 | - | ハエジゴクシェルガ | 宝路の過去/宝路と無鈴の驚愕の関係/超重機ドリジャン登場/ガンダム建機 | 宇宙大戦争 |
14 | 孤高のエース | SL邪面 | ディーゼルバスラ | 魔進ダストン誕生/宝路が改めてキラメイジャーの仲間に | 孤高のメス |
15 | きけ、宝路の声 | - | ワナゲヒルドン | キラメイジャーとクランチュラと初邂逅/宝路とマブシーナの過去/ダルマさんがヨドんだ/テレパシー/ダルマサンガコロンダ邪面/輪投げ | きけ わだつみのこえ |
16 | マシュマロワイアル | マシュマロ邪面 | ハッシャリガニー | 魔進マゼラン誕生/言うこと聞かないマシュマロボディ/宝路のマシュマロに関する恋のトラウマ | バトルロワイアル |
17 | 洋館の奇石 | モグラタタキ邪面 | ハンマーバスラ | カナエマストーン/ギガントドリラー誕生/宝路がキラメイストーンに | 四日間の奇蹟 |
18 | 闇落ち | - | 邪悪モンストーン | 宝路が悪堕ち/邪悪シルバー/マブシーナにかけられた「大いなる闇の呪い」/ドリジャンが魔進に覚醒/ブルルスリス/ギガントドリラーギガ盛りスペシャル | 半落ち |
19 | 相棒 | スミカエ邪面 | ジュウタクローンダガメス | 転校生、君の名は。/戦隊シリーズ恒例の入れ替わり回/芸術はめっちゃビリビリだぁーーーっ! | 相棒 |
20 | あぶないペア | セッチャクザイ邪面 | セッチャクザイシェルガ | 柿原瑞希再登場/充瑠正体バレの危機/アロンアルファ | あぶない刑事 |
21 | 釣れ、ときどき達人 | ツリザオ邪面 | モーターボートバスラ | 第2のカナエマストーン発見/オラディンとヌマージョの激闘の過去/ミンジョ/マブシーナにヌマージョの呪いが発動する… | 晴れ、ときどき殺人 |
22 | 覚悟はいいかそこの魔女 | - | 〃 | 戦隊恒例のタイムスリップ回/魔進ザビューン誕生/キングエクスプレスザビューン初合体 | 覚悟はいいかそこの女子。 |
23 | マブシーナの母 | キンコ邪面 | キンカイリガニー | 生存していたマバユイネ/ジジョクルニ/「博多南一座」略して「はかみ座」/【クリスタル・シグナル】 | 瞼の母 |
24 | バンドしちゃうぞ! | スピーカー邪面 | ジュークボックスヒルドン | キラメイバンド/医師團/けいおん!/響け!ユーフォニアム/ロック/俺の歌を聴けー!!!!!/日曜朝からジャイアンリサイタル/【勇気を奏でて】 | 逮捕しちゃうぞ |
25 | 可愛いあの巫女 | バクダン邪面 | 巨大モンストーン | 第3のカナエマストーン発見/美しきチャレンジャー/ヨドンナ参戦/【ひらめキーング!かがやキーング!】 | 可愛いあの娘 |
26 | アローな武器にしてくれ | 〃 | 〃 | バクダンⅤ(ファイブ)/キラフルゴーアロー登場/ゴーキラメイジャー初パワーアップ/【弾丸Shooting Star】 | スローなブギにしてくれ |
27 | 大ピンチランナー | キョウリョクセッチャクザイ邪面 | キョウリョクセッチャクザイシェルガ | 『獣拳戦隊ゲキレンジャー』より真咲美希、真咲なつめ親子がゲスト出演/ジャン語/【Winding Road】 | ピンチランナー |
28 | 時雨泣き | - | プロジェクターゴモリュウ | 魔進ハコブー登場/【Perfect Blue】 | 時雨の記 |
29 | まぼろしのアタマルド | - | 〃 | 聖地アタマルドへ/悪のキラメイジャー/オラディンが魔進オラディンとして復活/グレイトフルフェニックス初合体/【キセキをユメみる?】 | まぼろしの邪馬台国 |
30 | 誇り高き超戦士 | マネキン邪面 | トルソーヒルドン | キラメイゴールド/無鈴とオラディンとの約束/【博士じゃないよ、博多だよ!しかも南だよ!】 | 誇り高き挑戦 |
31 | おもちゃ | - | ピンチインアウトダガメス | まさかの販促回/【ワンダー守護神】 | おもちゃ |
32 | 小夜に首ったけ | ナゾカケ邪面 | タンクリガニー、シールドシェルガ、センゴクバスラ | ねづっち/笑ってはいけないシリーズ、全員アウト/ヨドンアイビー/邪面獣軍団襲来 | ボビーに首ったけ |
33 | 巨獣パニック大激突! | - | 〃 | 伝説の四巨神VS邪面獣軍団/じゃんけん | 暴走パニック大激突 |
34 | 青と黄の熱情 | - | - | ヌマージョの邪面/邪悪キングエクスプレス | 赤と黒の熱情 |
35 | マブシーナ放浪記 | ゴルフ邪面 | カートヒルドン | メロロフモフモ/ガリガリ君/とんねるずのスポーツ王は俺だ/ゴルフ対決/『スーパー戦隊親善大使』こと松本寛也氏が出演 | 麻雀放浪記 |
36 | RAP【ラップ】 | - | ターンテーブルゴモリュウ | ラップバトル/キラメイジャーと魔進が仲間割れ/クリスタス | TAP THE LAST SHOW |
37 | せな1/5 | - | - | 五人のセナ/ヨドン皇帝キラメイジャーの前に降臨 | らんま1/2 |
38 | 叔父の月を見ている | ムシバ邪面 | - | 宝路とガルザが結託?/グラジュエル/第4のカナエマストーン発見 | 同じ月を見ている |
39 | 皇帝はスナイパー | - | キババスラ | ヨドン皇帝の第3の人格出現/キシンジーセ | 恋人はスナイパー |
40 | 痛む人 | ハリガネ邪面 | ジイシキシェルガ | かが屋・賀屋氏が八太三郎役で出演/人間が邪面獣化/カロリーくん | 悼む人 |
41 | ありのままでいたい | マネキネコ邪面 | ネコカンリガニー | クランチュラの心境の変化/魔進戦隊キラメイにゃー | アリのままでいたい |
42 | 仁義なき戦い | - | - | ガルザの少年期の姿/ガルザが下克上、ロードガルザに | 仁義なき戦い |
43 | 汚れた英雄 | - | バスラ、リガニー | ガルザの憎しみの真相/ガルザの最期 | 汚れた英雄 |
44 | 友よ、静かに眠れ | - | - | ヨドンナの最期/充瑠生還 | 友よ、静かに瞑れ |
FINAL | 君たちがいて輝いた | - | - | ヨドン皇帝との最終決戦 | 君たちがいて僕がいた |
※..1 【】内は「キラメイ音楽祭」キャラクターソングによるエンディングテーマ)で紹介された曲
特別編
COVID-19の影響を受けて撮影が停滞し新作を放映できなかったため、5月17日から6月14日まで下記の『エピソードZERO』を含む特別編を放送していた(※下記『制作スケジュールの変更とその影響』の項目も参照)。
- 『1・2話未公開カット蔵出し いまいちどスタートダッシュSP』
5月24日に放送。
エピソード1、2の未公開カット追加&再編集した特別編。
キラメイジャー5人の視点で充瑠がキラメイジャーに加入して間もない頃である、エピソード1、2を振り返る。
- 『キラトーーク 相方大好き魔進』、『キラトーーク このバトルがスゴイ!!』
5月31日・6月7日に放送。
前半はキラメイ魔進達の提案で相棒たちの紹介。後半は相棒の為朝が思い出せない「とある敵」の事を相談しにきたショベローの為にキラメイジャーが戦ってきた邪面師や邪面獣、そしてキラメイ魔進たちの活躍を某有名トーク番組調にプレゼンする。
なお、今回の元ネタ自体テレビ朝日系列の公式パロディであり会話内容も充瑠がよく見ていたトークに関しての提案やショベローのMCがほとほとと明らかに今回の内容を考えている。また、番組ラストにキラメイシルバーのネタ出しが解禁された。
- 『ガルザとクランチュラのジャメンタル研究所』
6月14日に放送。
エピソード7、8の未公開カット追加&再編集した特別編。
ガルザが覚醒したジャメンタルについてクランチュラがそれをコントロールする為の方法を教える為、ガルザがシャメンタルに覚醒した時期である、オーブン邪面とフリーザー邪面ら兄弟邪面師やレーネツダガメスを使った大規模作戦の事を振り返る。
音楽
主題歌
- 魔進戦隊キラメイジャー
作詩:藤林聖子/作・編曲:KoTa/歌:大西洋平
OP主題歌。
- キラフル ミラクル キラメイジャー
作詩:藤林聖子/作曲:岩崎貴文/編曲:籠島裕昌/歌:出口たかし/振付:幸
ED主題歌。イントロ中にミニコーナーが挿入される。
挿入歌
- ヨドミヒメの歌
作詩:荒川稔久/作曲・編曲:水口浩次/歌:ヨドミヒメ(大和田南那)
ヨドミヒメのテーマ曲。第10話で使用。
- 魔進合体 キラメイジン
作詩:藤林聖子/作曲:松本淳一/編曲:松本淳一、齋藤優輝/歌:串田アキラ
キラメイジンのテーマ曲。「キラトーーク! 相方大好き魔進」で使用。
- キラメイ☆ACTION!!
作詩・作曲・編曲:YOFFY/歌・演奏:サイキックラバー
「キラトーーク! このバトルがスゴイ!!」で使用。
- 貫きシャイニング!キラメイシルバー
作詩:藤林聖子/作曲:松本淳一/編曲:渡部チェル/歌:出口たかし
キラメイシルバーのテーマ曲。第12話より使用。
キラメイ音楽祭
第23話から登場した特別ED企画。キラメイジャーの6人+マブシーナ&博多南の8人のキャラソンとバンドメンバーとして6人が歌うキャラソンを紹介する。
各キャラクターがキャラソンを披露する企画は獣拳戦隊ゲキレンジャーで行われた「キャラソン7番勝負」以来13年ぶりとなり、さらに本編内に関与する点が特徴的。
詳しい楽曲はリンク先を参照。
関連映像作品
劇場版
メインタイトル
2020年2月8日公開。本作の序章となる単独作品。公開から3ヶ月後の5月17日には地上波での放送が行われた。
同時上映は『騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』。
2021年2月20日公開。本作としては2作目の単独作品。
同時上映は『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ』と『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!』。
客演
2021年7月22日公開。『仮面ライダーセイバー』と『機界戦隊ゼンカイジャー』をメインとした仮面ライダー50周年&スーパー戦隊45作記念作品。
本作から押切時雨/キラメイブルーが登場。
Vシネクスト
メインタイトル
2021年4月29日より期間限定上映、同年8月4日にDVD&Blu-rayが発売。
本作と前作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のクロスオーバー作品。
2022年4月29日より期間限定上映、同年9月28日に
DVD&Blu-rayが発売。
本作と次作『機界戦隊ゼンカイジャー』をメインとしたクロスオーバー作品。
客演
2021年11月12日より期間限定上映、2022年3月9日にDVD&Blu-rayが発売。『海賊戦隊ゴーカイジャー』の10周年記念作品。
本作からクリスタリア宝路が登場。
スピンオフ
- 『ヨドンナ』
本作のスピンオフで、今作屈指の人気キャラ・ヨドンナが主役の映像作品。
2021年8月より東映特撮ファンクラブにて配信。同年9月には続編の『ヨドンナ2』、更には2023年3月に『ヨドンナ3 ヨドンナのバレンタイン』が配信された。
本編と比べてもお色気要素の強い作風となっている。
小ネタ
本作が秘密戦隊ゴレンジャーから数えて45周年目の節目を迎える作品だからか歴代スーパー戦隊に纏わるネタがチラホラと見受けられている。
さらに30分違いのシリーズや他社作品を意識しているようなネタも存在する。
戦隊ネタ
- 瀬奈が身に纏っているジャケットやスポーツウェアに獣拳戦隊ゲキレンジャーに登場する企業スクラッチのロゴが付いている。⇒エピソード27にて、ゲキレンジャーの登場人物が2名スクラッチの社員として登場。
- マブシーナがブルークリスタルを捻出するために読んでいたのが、快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーの登場人物一ノ瀬詩穂作の漫画「グッドスリー」。
- 上記の作品の出版社が獣電戦隊キョウリュウジャーに登場した「らぶbeぼーる タッチダウン!」と同じ「らぶタッチ」
- エピソード3にて時雨が撮影していた時代劇の題名が『立風館空蝉』(東映の公式サイトにて)
- エピソード14で充瑠と宝路が立ち寄った銭湯の名前が『浩乃湯』
- さらに浩乃湯内に赤龍軒や恐竜やなどの広告がある。
- エピソード16で宝路が回想する高校時代に来ていた制服はターボレンジャーの面々が通っていた武蔵野学園高校のものと同じ。
- エピソード20でセッチャクザイ邪面と戦っていた場所およびエピソード25でバクダン邪面と戦っていた場所になんでもやまるふくの軽トラックがある。
ライダーネタ
ウルトラマンネタ
- 敵の出現地点に「M87地区」とか「U40地区」がある。
- 魔進ファイヤが「地底GO!GO!GO!」と発言する。
制作スケジュールの変更とその影響
3月31日、熱田充瑠役の小宮氏がCOVID-19に感染し撮影がストップした事を発表。
なお、小宮氏は4月9日に無事退院。「必ず元気なキラメイレッドとして戻ってきます」とコメントしており、Twitter上では平成ライダーからも3人が彼の復帰を祝福している。
5月中旬までの放送分は撮り終えていたが、緊急事態宣言が発令された事を受けて当面撮影を休止。5月17日以降は上記の通り、特別編の放送を行っていた。
なお、6月1日より他のテレ朝放送ドラマ(同じニチアサ作品の仮面ライダーゼロワンを含む)共々、感染防止対策を強いた上で撮影再開。6月21日より新作であるエピソード11『時がクルリと』の放送が再開され、それ以降は一部のエキストラがマスクをしている他に不自然に距離をとっていたり、必要以上のアクションや爆発等の演出が控えられたりしている。
また、想定外の事態でスケジュールに大きなズレが生じた為か、季節にちなんだエピソードがエピソード36になるまで一つも出ていなかった。
なお、次作『ゼンカイジャー』の放送開始が2021年3月7日となったため、本作は同時期放送の『仮面ライダーゼロワン』や『ヒーリングっど♥プリキュア』と同じく全45話となり、視聴率不振により全35話で打ち切られた『ジャッカー電撃隊』に次いで話数が少ない作品となった。
シアターGロッソで行われているヒーローショーについても同様に東京ドームシティが全館休業を余儀なくされ、第1弾が事実上お蔵入りとなり、8月1日に第2弾から再開された。また、感染対策のため以前より規制が厳しくなっており、来場者及びスタッフのマスク着用と検温・アルコール消毒を徹底し、座席数を制限している。なお、声を出しての応援やヒーローとの握手が出来なくなっている。
当然、玩具の売り上げにも大きく影響しており、4~6月の売り上げが前年の60%程度に落ち込んでいる。通期売上も『ルパパト』(通年売上約60億円)を大幅に下回る約45億円になり、歴代最低記録を更新した(バンダイによる2020年度の国内の通期売上目標も55億円だったが、これも下回った)。
7月公開予定だった夏期の劇場版は、同時上映の仮面ライダーゼロワンと共に6月23日に公開延期の発表がされていた。
その後、8月下旬に仮面ライダーゼロワンとは別々に公開されることが発表され、12月6日に前作『リュウソウジャー』および次作『ゼンカイジャー』との3本立てにより、2021年2月20日公開となることが発表された。その為、他のニチアサ映画同様に、恒例となっていた『スーパー戦隊VSシリーズ』は制作されないものかと思われていたが、本編終了後に『キラメイジャーVSリュウソウジャー』が期間限定で公開されることが判明した。
2021年2月9日と10日に日本武道館で『超英雄祭2021』という『仮面ライダーセイバー』と本作のキャストのトークショーや特撮ソングを歌うアーティストによるライブを行う予定だったが、案の定1月7日より二度目の緊急事態宣言が発令されたことに伴い、1月15日に中止が発表された。
4月11日~5月30日には全国各地でファイナルライブツアーを行われたが、新型コロナウイルスの感染が再び深刻化しており、5月29日と30日に大阪のオリックス劇場で開催予定だった最終公演は5月29日が中止、5月30日のスペシャル公演は無観客で配信ライブのみという決断が下された(大阪府では感染拡大が特に急速だったため、4月25日より三度目の緊急事態宣言が発令されている)。
このファイナルライブツアーの最終公演で、『超英雄祭2021』で披露する予定だったキラメイ魔進の声優陣も参加するオリジナル朗読劇が初披露された。
余談
スーパー戦隊シリーズでは珍しく、交通安全ビデオのキャラクターとして起用されており、信号機に倣って陸上車モチーフの3人(レッド・イエロー・グリーン)が登場している(青信号の実際の色合いはキラメイブルーよりキラメイグリーンに近い上、キラメイブルーは航空機モチーフである)。
狙ったのかどうかは不明だが、主要キャストの中に前作(バンバ/リュウソウブラック役の岸田タツヤ氏が仮面ライダーウィザードに、アスナ/リュウソウピンク役の尾碕真花氏が仮面ライダージオウに出演)と同じく、本作も過去に仮面ライダーシリーズに出演していた俳優が戦隊側を演じている。
※押切時雨/キラメイブルー役の水石亜飛夢氏は仮面ライダージオウにて敵怪人を演じ、大治小夜/キラメイピンク役の工藤美桜氏は仮面ライダーゴーストにて深海カノン役でレギュラー出演していた。
外部リンク
関連タグ
騎士竜戦隊リュウソウジャー → 本作 → 機界戦隊ゼンカイジャー
ニチアサ同期
ヒーリングっど♥プリキュア(1時間前)、仮面ライダーゼロワン→仮面ライダーセイバー(30分前)
北欧神話:設定のベースになっているものと思われる。スーパー戦隊34作目では劇場版の設定に関わっていた。
普通のスーパー戦隊:次回作から白倉イズムゼンカイのギアシリーズのトンチキ戦隊が始まっているため、『キラメイジャー』が最後の「普通の戦隊」であるとネタにされる。
- 快傑ズバット:決め台詞の元ネタ(?)
- 高速戦隊ターボレンジャー、激走戦隊カーレンジャー、轟轟戦隊ボウケンジャー、炎神戦隊ゴーオンジャー:歴代車スーパー戦隊。特にゴーオンジャーは車が喋る点や、敵組織が汚すことを目的としている点も共通する。また、ターボレンジャーとカーレンジャーとはファンタジーの要素も取り入れている点が共通している。
- 大戦隊ゴーグルファイブ、超新星フラッシュマン:宝石がモチーフに入っている前例。
- 百獣戦隊ガオレンジャー:レッドが初期メンバーで最後に加入する、イエローがサブリーダーでレッドが加入するまではリーダーだった、ストーリー後半より登場する鳥型の巨大戦力を弓で召喚する等共通点が多い。
- 特捜戦隊デカレンジャー:プロデューサー、脚本が同じく、配色やヒロインの髪型、舌を出す敵女幹部、ブルーの変身後の顔が似てる点など共通するところが多い。
- 魔法戦隊マジレンジャー:こちらも塚田P担当作品。こちらは魔法の要素を全面に出した戦隊。また、レッドが役、演者ともメンバー最年少なのも共通している。戦隊メンバーの変身前のユニフォームも何となく似ている。
- 天装戦隊ゴセイジャー:丁度10年前の作品で、ネーミングの元ネタが映画繋がり。ただしこちらの場合は敵キャラの名前に適用されている。
- 特命戦隊ゴーバスターズ:同じく等身大戦と巨大戦が個別に行われる戦隊繋がり。
- 宇宙戦隊キュウレンジャー:ヒロインの配色やレッドをリーダーにする事をグリーンが当初認めなかったことなど共通点が多々ある。
- 仮面ライダーウィザード、魔法つかいプリキュア!:同じく魔法と宝石がモチーフのニチアサ作品。
- 魔進チェイサー:仮面ライダードライブの登場キャラクター。「魔進」の名を冠していたことから、作品公開の際にTwitterにてトレンド入り。「魔進チェイサーはキラメイジャーの追加戦士?」という声があったようだが…。演者の上遠野太洸氏もツイッターで反応している。なお、劇中に登場する魔進の1台が関連したかのような名前になっている。
- ヒーリングっど♥プリキュア:共にニチアサを飾る、プリキュアシリーズ。治癒ヒロインが出てきて、関連商品の『プリキュアワンダフルジュースグミ』の『ジュー』が強調されている(果汁、薬液、絵の具のようなフォントになっている)。余談だが、「滅ぼされた異世界の王国の生き残りが次に狙われる地球に亡命し、地球人に戦士となる力を与える」という基本設定はプリキュアシリーズによくある設定だったりする。
- ジュエルペットきら☆デコッ!:他局の宝石×戦隊。
- 魔法×戦士マジマジョピュアーズ!:他局において、宝石と魔がモチーフになっている特撮作品。
- アイカツフレンズ!:他局において、主人公のユニットのモチーフがスケッチつながりであり、2期では宝石をモチーフにした衣装が登場。
- テイコウペンギン:YouTubeのアニメ動画チャンネル、2020年4月18日にコラボ動画が配信された
- 戦姫絶唱シンフォギア:共通点がせいぜい「特撮ネタ」を使うことと基本カラー(赤、黄、緑、青、桃)が一致するところくらいだった…が、2021年の1月31日アプリゲーム『戦姫絶唱シンフォギアXDにおいて]まさかの公式コラボイベント『キラメイて唄えば』が決定。イベントタイトルも「恋に唄えば♪」とキラメイジャーのサブタイトルと同じ映画名のオマージュとなっている。
- 超星神シリーズ:敵組織やメカニックの仕様等の設定はむしろこちらの方が近い。
- ドラえもん:測量戦隊キラメジャーというパロディとして登場。『キャラクターグッズを作っちゃえ!』(キャラクター商品注文機登場回)での初登場以降、2020年度に制作されたエピソードにて作中のCM等で出ていた。
- パンティ&ストッキングwithガーターベルト:各話のサブタイトルが、映画タイトルのパロディになっている点が共通。