元首

げんしゅ

国家を対外的に代表する職位あるいは機関。

ほぼ国家元首と同義。

元首の称号の例

君主制国家

皇帝 国王 など。

※現在の日本の天皇が「元首」であるか否かは諸説存在するが、外交慣例上は元首として待遇されている。（内閣総理大臣あるいは内閣が元首である、あるいはそもそも元首なるものは存在しないという説もある。）

共和制国家

大統領 総統 など。

社会主義国

国家主席 国家評議会議長 最高会議幹部会議長 など。

古代ローマの「元首」

ローマ帝国の前期（紀元前27年～3世紀頃）における最高権力者を指す呼称。プリンケプス（Princeps）。ラテン語で「指導者」・「第一人者」。

いわゆる「ローマ皇帝」のことであるが、創設者であるオクタウィアヌス（アウグストゥス）が自分に突出した権限を与えつつ、その権限を元老院や民衆に専制君主制を連想させない穏当な名称として複数の職権を組み合わせて作り上げた立場である。

これにより、3世紀の混乱を経たディオクレティアヌス帝による「専制君主政」（ドミナートゥス）確立までの政治体制を「元首政」（プリンキパトゥス）と後世称している。

その他

教皇/ローマ教皇

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