作品概要とキャラクター
R・ドロシーは第一話において依頼者として登場し、事件解決後は報酬をメイドとしての勤務によって支払うと、スミス邸での世話役を執事のノーマンと共に務める。シリーズ中、主人公であるロジャー・スミスと共にほぼ全ての回に登場している。声:矢島晶子
特徴
少女型アンドロイド。
透き通るような真っ白な肌で髪は赤毛のボブカット。すわった目つきと青いアイシャドー、棒読み口調が特徴。
身長160センチ。体重130キログラム。
開発者であるティモシー・ウェインライトの娘のドロシーがモデル。
外見年齢18歳の少女として設計されている(本人は40年前に死亡)。
詳細
機械的かつ淡々としている彼女だが、製作者であるウェインライト博士に対しては豊かな表情と笑顔(第2話)も見せ、歌声も披露している。
しかし、スミス亭の住人になってからは終始無愛想そのもの。
ストーリーの経過に伴い表情は軟らかくなり、ロジャーに対して冗談を言うまでに。行動方針は短絡的で力技が多いように見えるが、難解になりがちなストーリーに花と笑いを添えている。
ロジャーに対し、哲学的な質問を行う事もあるが、次第にそういった疑問にも自分なりの解答を見つけているようだ。
ピアノの演奏が得意だがそのレパートリーは極端なもので、毎朝奏でられるその音色によってロジャーは不快な目覚めを余儀なくされる。Act:6では同じアンドロイドにして天才演奏者R・インストルを師として教えを請うているが、技術的に問題はないらしく強烈な演奏をインストルは称賛している。その後の進歩もあったようだ。
子猫を拾って面倒をみたり、子供と遊んでやったりといった人間らしい一面や、エレベーターに乗る際にブザーを鳴らして機嫌を損ねたり、囚われの自分を忘れてエンジェルと行動するロジャーに嫉妬を伺わせるような描写もある。
アンドロイドなので体重はかなり重く磁石にも反応する。頭部にカチューシャ(色は服に合わせている)を模したメモリー解析装置を持ち、この部分を光らせてライトがわりに使うことも出来る。華奢な見た目とは裏腹にかなりの怪力。座った姿勢で跳躍したり、猛スピードで走行するグリフォンにぶら下がるなど身体機能は優秀。自転車で走行した場面では車よりも速かった。
ビッグオーの操縦を代行することも。
ベックとは因縁があり劇中二度操られ、ロジャーを殺しかけた。
殺人アンドロイド・RDとまったく同じ姿形をしている等、謎も多い。
服のサイズは7号。初登場のAct.1においてはエメラルドグリーンのワンピース、Act.2においては真っ赤なドレスを身につけていたが、スミス亭の住人となってからは黒の上下に固定される。これはスミス邸のルールに則っての色であるが、彼女は「貴方のセンスって最低ね」と断じている。白いブラウスの胸には青い(時折色が変化する)ブローチ。
※上記はウィキペディアを参考にさせていただきました。
蛇足
・ロジャーは機嫌によって彼女の呼び名を変える。
普段は「ドロシー」と呼び捨て。
かしこまった時などに「R・ドロシー」と呼ぶ場合がある。
怒っている時は「R・ドロシー・ウェインライト!」と怒鳴っている。
・メイドとして活動している描写はたまにあるが、掃除、買い物などが担当。
料理、ビッグオーの整備などはノーマンが担当している様子。
・ロジャーが彼女をモデルに絵画を描いているが、モディリアーニを彷彿とさせる画風はご不満だった様子。
・Act.1のエンディングで砂時計に座っているのはロジャーだけ。
(Act.2からドロシーが背中合わせに座る)
・ビッグオーのキャラクターデザイン・さとうけいいち氏が監督を手がけるアニメ「TIGER&BUNNY」において、少女型アンドロイド「シス」が登場する。
外見や設定、声優からドロシーがモデルとなったと思われる。
・スーパーロボット大戦Zにおいて、父親になることが判明したホランドに「父ちゃん」と呟いた。言うまでも無く中の人ネタである。