概要
昔どっかの王様が女しか居ない宮殿だかを作ってそこで暮らしてたんだって!
まぁ大奥みたいなもんだよ、うらやましいなあちくしょう!!
語源はアラビア語で“Sanctuary、sanctum”「聖域、聖地」を意味する言葉だといわれる。何だとけしからん。今のような意味で広がったのは、『ハレム』がトルコ語で女性の居室を指すようになってからだと思われる。
浮気や不倫との最大の違いは相手公認であるということ。要は『他の人を好きになっても良いから自分を捨てないで』とか、『争わないようにみんなで彼(彼女)を共有しましょう』いう訳である。どんだけ都合良いんだ、これ。
一夫多妻制を認めるイスラム教徒とイコールにされる事もあるが、基本的には誤解。預言者マホメットは「伴侶に嫉妬を起こさせなければやっても良いんじゃね(意訳)」という、半ば投げやりな肯定をしただけである。
またクルアーンに記される一夫多妻制は、古代社会において男性が戦場に駆り出されるなどして死亡率が高かったことから、配偶の機会の均等や未亡人となった女性の救済措置として設けられたいたといわれ、それぞれの女性を平等に扱う様に規定されていた。
pixivでは特定の人物が自分の周りに他の人物をはべらせているイラストに使われる。他の人物というのは多くが異性である。
シチュエーションとしては通常男性が女性に囲まれていることが多いのだが逆ハーレムという言葉もあり、これはその逆、つまり女性の周りに男性だらけということもありうる。
多様な愛の形を見受けられるピクシブでは性別を超越したハーレムも存在する。
一般的に受け入れられるジャンルではあるものの、「複数のキャラクターを書かねばならない」という大変さも相まって、なかなか数は増えない難点もある。
現実
当たり前だが現実の日本ではやっちゃダメである。脅迫行為や重婚でもしてなければ刑法には触れないが、普通に考えてまず相手が許してくれない。
今でも一部のイスラム教国やアフリカの国々では一夫多妻制が公認されているが、結納金(基本的に婿側の負担)や結婚後の生活費といった費用が馬鹿にならない。
更に上述したようにイスラム教徒の場合妻は平等に扱わねばならず、当然生まれてくる子供たちも母親に関係なく平等にする義務がある。
例えば一人を大学にやったら全員大学に進学させなければならないし、一人に留学を認めたら他の全員にその権利を認めねばならない、といった具合である。
また、こういった国々では得てして女性の経済的な独立や社会進出が進んでおらず、妻に限らず夫のいない女性の面倒は親戚の男性が見なくてはならない。とにかく男は社会的に優遇されている分ひたすらに金がかかるため、基本的に一部の大金持ち以外は一人妻を持つので一杯一杯なのである。金がないからそもそも結婚できない、という男性も多い。
当然女性の権利問題もある。一部のローカルな地域では生死に関わってくるレベルで妻と夫の扱いに差があったりするので、これもかなり深刻。
他にも欧米諸国などの一夫一妻制の国々は、一夫多妻制を『遅れた未開地の野蛮な風習』と見下している節がある。それを嫌う人々は、例え金持ちでも妻を一人しかもたない。
・・・結局の所夢は夢、現実ではほぼ実現不可能ということである。
その他
ハーレム(パプワ)
ガンマ団、嵐の4兄弟の3男。特戦部隊隊長。
気性は荒く粗暴だが、弟想い。凄まじい守銭奴で、ギャンブラー。
ハーレム(都市)
ニューヨークに存在する街。アフリカ系アメリカ人の文化で有名。
ハーレムシリーズ(竹内けん)
竹内けん氏が執筆している二次元ドリーム文庫の長期連載シリーズ小説。
主にハーレムが主題に置かれたエッチなお話が殆ど。
中でも『ハーレムキャッスル』は一番人気で、漫画化もされている。