「再教育センター送りだ!おめでとう!」
概要
CV:越後屋コースケ
ゲーム『アーマード・コアVI』に登場するACパイロットのひとり。
アーキバス・コーポレーションのAC部隊「ヴェスパー」の第7隊長を務めており、組織の会計責任者を担当している。
エンブレムはロボトミー手術の図解。
ルビコン解放戦線の依頼「ヴェスパー7排除」にのみ登場する。
アーキバス占領下の「壁」で指揮官を務めており、多数の監視装備MTを従え警備についている。
スウィンバーンは第7世代強化人間であり、コーラル代替技術による強化手術を受けた初めての世代の強化人間となる。手術は成功し、彼は後遺症なくパイロットとしての適性を得たものの、成否のわからない実験手術に対する恐怖は大きく、矮小な人格となってしまったようだ。
ストーリーでの活躍
ミッションでは監視MTの警備を掻い潜り、「壁」外部に単機で夜警に出ている彼を奇襲する事が主な目的となる。
…とここまで書いたが実のところ彼は今作屈指のネタキャラであり、ミッションの分岐もプレイヤーの選択次第でかなりの分岐を見せる。
まず遭遇時奇襲が出来るが、ここで背後から奇襲をかけるか、攻撃せず彼に近づいた場合でセリフ分岐がある。
開幕
奇襲した場合
おあーっ!?
なっ、何事だ!?
待て!背後から奇襲するとは何という卑劣…
攻撃せず彼に近づいた場合
おい貴様、持ち場を離れるな 襲撃者ならこの私が…
!?
なっ、何者だ!?
待て!部下を装って近付くとはなんという卑劣…
命乞い
彼の台詞分岐の何よりの特徴。
彼はACシリーズ初の命乞いを行ったあのパッチ、ザ・グッドラックの後継者である。
彼を追い込むと両腕部の武装をパージしパルスアーマーを展開、部隊の資金を動かせる会計責任者という立場を利用しての命乞いを行う。
この取引に応じるか否かはプレイヤーが選択できる。
見逃してくれれば悪いようにはしない 分かるな?
応じなかった場合
なんという頑迷…ものの道理も解さないとは
やはり指導が必要か!
戦闘続行となるが両腕部の武装が無いため戦闘力も著しく落ちているためここまで追い込めたなら難なく撃破できるだろう。
過去シリーズ同様に撃墜されても潔く散るAC乗りが多い中、命乞いをしながら迫真の断末魔を上げて爆散する。
まっ…たっ 助け! おあーっ!?
応じた場合
素晴らしい 道理を弁えているようだな
貴様にはスネイル閣下より褒章が下るだろう
私の指導を胸にますます励むのだぞ
偉そうなことを言ってそのまま撤退するが、621を監視していたルビコン解放戦線所属の独立傭兵「六文銭」が襲撃してくる。六文銭を撃破すればミッションクリアとなるが、ぶっちゃけスウィンバーンより強い。
バトルログ集めのために一度は六文銭も倒さねばならないが、補給・チェックポイント無しの連戦となるため、スウィンバーン戦の消耗はなるべく抑えたい。
逃げ延びたスウィンバーンの末路は余談を参照。
会話を無視して攻撃した場合
おあーっ!?
人の話は最後まで聞け!教わらなかったのか!?
指導だ!指導!
概ね取引に応じなかった結果と変わらず、戦闘続行となる。
撃墜時の台詞は応じなかった場合と同様。
応じた後に攻撃を加えた場合
なっ…貴様!?どういう教育を受けっ
おあーっ!?
取引に応じた時点でロックオンは外れるものの、当たり判定は残っているため撤退するまでの間に攻撃すれば撃破。上記の台詞とともに、変わらず迫真の断末魔をあげながら爆散する。
油断しているのかAPが100程度まで減少しているので、ちょっと強めの攻撃を当てるだけで一撃死してしまう。効率を考えるならこれが一番簡単で早い。
主人公らしからぬ卑劣な行動にはエアも「今のやり口はウォルターに教わったのですか?」とやや呆れぎみの言葉を残す。
乗機「ガイダンス」
彼が駆るのは4脚型AC「ガイダンス」(GUIDANCE)。
アーキバスが製造した四脚型パーツを使用し、ハンドミサイルと『VI』からの新型近接武器「スタンバトン」、大型グレネードキャノンとパルスシールドを搭載した4脚特有のホバリングからの空爆戦法を得意とする機体。
アセンブル
頭 | VP-44D | アーキバス製中量頭。姿勢安定性が非常に高く、システム復元性能をも両立している優秀なパーツ。 |
---|---|---|
コア | VP-40S | アーキバス製中量コア。能力バランスの良さが光る一品。 |
腕 | VP-46S | アーキバス製中量腕。突出した耐EN防御を誇る。 |
脚 | VP-424 | アーキバス製4脚。耐EN・耐爆性能、速度に優れた4脚パーツ。 |
ブースター | FLUEGEL/21Z | シュナイダー製。高機動を売りとし長所/短所の突出がないバランス型。 |
FCS | FCS-G2/P10SLT | ファーロン製。ミサイル関連性能に特化したFCS。 |
ジェネレータ | VP-20C | アーキバス製。これといった欠点がなく、かなりの構成で選択肢に入る優秀なジェネレータ |
コア拡張 | パルスアーマー | 機体追従型のパルス防壁を展開、耐久限界か時間限界まで防御力を飛躍的に高める。 |
右腕武器 | HML-G2/P19MLT-04 | ファーロン製のハンドミサイル。片手用の爆発系サブ武器としても優秀な性能。 |
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左腕武器 | VP-67EB | アーキバス製のスタンバトン。攻撃により強制放電を引き起こし、チャージにより強力な帯電刺突を繰り出す近接武器。 |
右肩武器 | EARSHOT | メリニット製の大型グレネードキャノン。爆風の広さと単発火力の高さはピカイチ。 |
左肩武器 | VP-61PS | アーキバス製のパルスシールド。バランスの良い性能のパルスシールド。 |
余談
彼は命乞いを行うという点においてパッチの後継者であるが、他にも機体名の単語を連呼する、途中で途切れる断末魔等所々彼と似た言い回しが見られる。
パッチ
「ノーカウントだ!ノーカウント!」
「おぃ、まじかよ、夢なら覚め」
スウィンバーン
「指導だ!指導!」
「まっ…たっ 助けっ!」
なお彼を見逃して六文銭を倒すと、当然ながら解放戦線からの報酬はもらえないが、それに少し上乗せした額がアーキバスから支払われ、ヴェスパーのエンブレムを入手できる。
そしてアーキバスの傭兵起用担当V.Ⅷペイターから、スウィンバーンは部隊の品位を下げたとして、V.Ⅱスネイルに再教育センター送りにされたと伝えられる。
彼を倒してクリアした場合解放戦線から通信が入り、ルビコン解放戦線のエンブレムを入手できる。
バトルログはリプレイで回収できるが、エンブレムはストーリー1週でどちらかしか手に入らないため、両方欲しければ2週目は別の分岐を選ぶ必要がある。