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FAZZの編集履歴

2012-07-28 23:23:27 バージョン

FAZZ

ふぁっつ

FA-010A【FAZZ(ファッツ)】は「ガンダムセンチネル」に登場した架空の兵器である。勘違いされがちだが【フルアーマーダブルゼータ】とは読まない。

機体解説

アナハイム・エレクトロニクスのθガンダムことZZガンダムは、変形・合体に伴う設計上の脆弱さが欠点として指摘されていた。それを補うべく装甲・武装を強化するフルアーマー・システムが考案され、その評価を行うために試作されたのがこのFAZZである。

後に第一次ネオ・ジオン抗争にて活躍することになるフルアーマーΖΖガンダムと比較した際、外観こそ酷似しているものの、本機はあくまでフルアーマー状態での性能のみを検証するのが目的であり、増加ユニットは全て固定式で強制排除はできない。頭部及び腹部のハイメガ・キャノンは機体重量バランスを検討するためのダミーであり、発砲は不可能。またビーム・サーベルがオミットされ、頭部バルカン砲も4門から2門に減少、接近戦は想定外となっている。装甲はガンダリウム合金とはいえ実際のフルアーマーより材質が1ランク劣り、コクピットも通常のリニア・シートで変形/合体機能及びコア・ブロック・システムが省略されるなど、試験機であるが故の構造簡略化が随所に散見される。その性能差はα任務部隊MS戦隊指令ストール・マニングス「スペック上はハリボテ」と酷評される程で、一騎当千が期待されるベース機とは根本的にコンセプトが異なる(被撃破時に機体が補充されなかったことからも、同機体が試験機として使い捨てられる運命にあったことが暗示されている)。

ただ、それ以外の性能はフルアーマーΖΖガンダムとほぼ同等であり、バック・パックに装備されるハイパー・メガ・カノンはΖΖガンダムの頭部ハイメガ・キャノンをも凌駕し、当時のモビルスーツが単体で携行できる兵装としては最高水準の出力を誇る(敵として対峙したジョッシュ・オフショーは、そのビームの強力さと効果半径から艦砲射撃かと驚いていた)。その他にも連装ビーム・カノンや多数のミサイルを内蔵し、射程と火力を活かした純然たる遠距離支援機として運用するなら充分有用である(逆に言えば、本機体は『ガンダム』ながら一年戦争でいうガンキャノンガンタンクの役割を期待されており、それに則さない運用は命取りになり得るということでもあった)。

劇中ではα任務部隊旗艦・ペガサスⅢに3機が配備され、全3機で1個小隊の「FAZZ隊」として編成、長射程重火力の砲撃機として火力牽制や支援射撃などに活躍したが、月面上空においてガンダムMk-Ⅴと交戦した際にミサイルの弾幕射撃を回避され、弱点であった接近戦に持ち込まれて全機が撃破される結果となった。

主なパイロットはシン・クリプトジョン・グリソムロバート・オルドリン

尚、ハイメガ・キャノンやコア・ブロック・システムといった複雑なシステムを省略したため、後にジュドー・アーシタが駆ることとなるZZガンダムよりもロールアウトは数段早い。また、可変機であるZZガンダムの試作機という位置付けのため、非変形機ながら喧伝も兼ねて「VMsAWrs」のロゴマークが用いられている。

裏話

このFAZZ(ファッツ)がフルアーマーΖΖガンダムと酷似しているのは設定以前に当然のことで、プラモデルとしての商品名は「フルアーマーZZガンダム」なのである。

これは、主役機であるSガンダムのデザインが難航していたため、「ガンダム」のリリースの間隙を埋めるべく「ZZ」のモビルスーツのうちリリースされていなかったフルアーマーZZガンダムを新設定カラーと新設定装備で「センチネル」第1弾キットとして使うことになったためである。

フルアーマーながら“着膨れ”のイメージを避けてヒロイックな体型を維持しつつも、長物を肩に担がせて重厚さを出すという矛盾に挑戦したデザインは「センチネル」作中におけるFAZZの立ち位置を明確にしており、高い評価を得ている。

関連機体

MSZ-010ZZガンダム

FA-010S フルアーマーΖΖガンダム

関連タグ

ZZガンダム フルアーマーΖΖガンダム

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