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YF-23の編集履歴

2012-08-08 19:30:41 バージョン

YF-23

わいえふとぅえんてぃすりー

Northrop Corporation(当時)とMcDonnell Douglas (当時)がアメリカ空軍向けに開発した試作ステルス戦闘機で、それが描かれたイラストにこのタグが付けられる。

愛称はBlack Widow Ⅱ(クロゴケグモ)。

試作各機体の愛称はPAV-1(黒に近い灰色)がスパイダー(Spider)、PAV-2(灰色)がグレイゴースト(Gray Ghost)。前脚ドアの内側に愛称が書かれている。

それぞれ別のエンジンを搭載しており、PAV-1にはPratt & WhitneyのYF119-PW-100が、PAV-2にはGeneral ElectricのYF120-GE-100が搭載された。

ソビエト連邦(当時)のSu-27等に対抗すべくF-15の後継機として実施された先進戦術戦闘機計画(Advanced Tactical Fighter)、ATF計画においてYF-22と競作されるも、YF-22が選定されたことにより量産には到らなかった。

計画終了後にアメリカ航空宇宙局に移管されるも1996年に保管終了。

主翼は輸送の際に邪魔にならないよう分解可能となっており、PAV-2は両翼が外された状態で野ざらしとなっている。(道路で牽引による陸上輸送されたため、YF-22やPAK-FAのように輸送機への搭載が可能かは不明)


F-22の爆撃機型であるFB-22の計画に伴いYF-23も同様に改造案を提出しており、F-22をベースにするより安価で済む等利点を主張していた。

暫定爆撃プラットフォーム機の開発計画そのものが実質中止になった為、YF-23が復活する可能性は消えてしまった。


B-2爆撃機に似た排気ノズルは推力偏向能力は持たないが、地上からの熱探知を困難にする機能を持つ。

機首から胴体にかけて二つが繋がったウェポンベイを持つが、兵器運用能力は試験内容に含まれて居なかった事もあり、試作品のために位置は仮のものとなっていた。

ウェポンベイはYF-22と比べて大型であり、多くの兵器を搭載可能となっていた。

二つが繋がった形状のために機外搭載用の大型兵器もウェポンベイ内に格納できる利点があった。

ウェポンベイドアの縁の一部は危険な突起となっており、PAV-1は機体色の関係もあり安全の為に赤いマークが付けられた。

このマークはウェポンベイ閉鎖時には砂時計状の模様となる。

このことからクロゴケグモの名の通り、黒い身体の腹部に赤い模様を持つ事となった。

当時の要求仕様から対地攻撃能力は搭載されなかった。


関連タグ

戦闘機 ミリタリー

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