概要
元クロネコ海賊団船長で主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味の狙撃手ウソップが同一味に入団するきっかけとなった海賊である。一時海軍や賞金稼ぎに追われる日々に嫌気が差したとして海賊を廃業していたが、その後も改心する事はなく、資産家の家に転がり込み、3年掛けて一家を皆殺しにして財産を奪い取ろうとしていた。作中では珍しい癖のない精悍な顔立ちをしている。
現在海軍本部で三等兵として勤務しているジャンゴは元部下である。
プロフィール
本名 | クロ |
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異名 | 百計のクロ、キャプテン・クロ、クラハドール(資産家宅へ執事として潜入していた頃の名前) |
懸賞金 | 1600万ベリー |
所属 | 無し(ただし、事実上クロネコ海賊団のトップである) |
能力 | 無し |
出身地 | 不明 |
身長 | 不明 |
CV | 橋本晃一氏 |
能力
手袋の指に刀の付いた『猫の手』という独特な得物を用いて戦う。そのため、カヤの執事をしていたときにも眼鏡のずれを直す際に掌で直す独特の癖が抜けずにいた。また、「抜き足」という無音の高速移動法を体得しており、100mを4秒で走り切る驚異的なスピードを有している。そのスピードは世界政府の格闘術『六式』の剃(ソル)に匹敵するという。これらを駆使した必殺技として『杓死(しゃくし)』という高速殺法があるのだが、速すぎて視界が利かないという欠点があり、クロ自身も触ったものを手当たり次第に切っているため、完全な味方殺し技となっている。もう一つの欠点として、全身の筋肉に力を溜めるために発動前に隙が生じるというものがり、原作ではここを突かれてルフィの「ゴムゴムの鐘」によって敗北している。
性格
緻密な計略のもとに略奪などの犯罪を行う知能犯で、不要と感じればたとえ部下でも容赦なく切り捨てられる冷酷さを併せ持つ。
活躍
当初は麦わらの一味の狙撃手ウソップの住む村に家を構える資産家の少女カヤの執事として登場した。しかし、物語中盤以降その化けの皮が徐々に暴かれ、ついに凶悪な海賊であった事が発覚する。その後、カヤを守るべく立ち上がったウソップや麦わらの一味との激闘の末、ルフィに敗北し村を去る。なお、この戦いがきっかけで、ウソップは麦わらの一味に入る事になる。
敗北後の行方は分かっていないが、アニメ版ではクロネコ海賊団の船長に返り咲いている。