概要
偉大なる航路前半部凪の海の女ヶ島にある国家である。島の殆どがジャングルとなっており、島中央部の高い壁の中に清朝時代の中国を彷彿とさせる町並みが広がる。君主は皇帝と呼ばれ、現在の皇帝はボア・ハンコック。
君主が王下七武海という唯一無二の珍しい体制で、国の主な収入源も海賊による略奪品という非常に希な国である。そのため、世界政府の正式な加盟国では無く、君主の称号と凪の海という侵攻が難しい立地のお陰で存続が許されている国である。
島で生まれる子供が必ず女性という不思議な条件下の島が領土で、そのため島民全員が女性で構成されている。男性は島に入る事を禁じられ、入れば有無も言わさず死刑となる。子孫の残し方については、島民の女性が外で男性と子を作って島に1人で戻ってくるという方式を使っており、これにより長きに渡り島民が女性のみという不思議な国家運営を続けてきている。
島民は全員九蛇と呼ばれる戦闘に長けた部族で、本来ならば偉大なる航路などで活躍する猛者達のみしか体得出来ない覇気を、島の守備を行う戦士全員が会得しているという驚異的な戦闘能力の高さを誇っている。外海で島の収入源である海賊行為を行う九蛇海賊団のメンバーは、この戦士達の中から選抜されている。
島民の名前の殆どは花の名前である。
基本情報
原作での関わり
主人公モンキー・D・ルフィが王下七武海のバーソロミュー・くまによってシャボンディ諸島から飛ばされて来た土地である。ルフィはここで一時は不法入国者として処刑の危機に陥るが、後に皇帝のハンコックに惚れられ、犯罪者から一転して宴を催され大歓迎の待遇を受けた。また、ルフィが兄ポートガス・D・エースの処刑のニュースを知るのもこの島で、この事を知ったルフィは即座にエースを救い出すことを決意し、エースが収監されている海底監獄インペルダウンへハンコックの協力を借り旅立った。
他にも、マリンフォード頂上戦争後のルフィの療養先としてもこの国は登場している。
主要人物
歴代皇帝
- 先々々代皇帝/グロリオーサ(通称"にょん婆”)
- 現皇帝/ボア・ハンコック(通称"蛇姫"又は"海賊女帝")
九蛇海賊団
- 船員/ボア・サンダーソニア
- 船員/ボア・マリーゴールド
- 狙撃手/リンドウ
- 船員/ラン
- 船員/デイジー
- 船員/コスモス
- 船員/ブルーファン