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ラオウの編集履歴

2012-09-08 15:54:13 バージョン

ラオウ

らおう

ラオウとは、武論尊・原哲夫の漫画『北斗の拳』の登場人物。

概要

CV:内海賢二(TVアニメ)、宇梶剛士(新劇場版・天の覇王)、立木文彦(北斗無双)


北斗四兄弟の長兄で、トキジャギケンシロウたちの兄弟子である。

次兄トキとは実の兄弟、ジャギ・ケンシロウとは義兄弟である。


トキ・ケンシロウ以上に拳に優れた人物だったが、幼い頃から「最強の男となり、全てをこの手に握る」という野望を抱いてた。「覇道に愛や情は不要」という思想を持ち、愛を理解しようとしなかった。


その野心の強さから北斗神拳伝承者に選ばれなかった。しかし、ラオウはすでに伝承者や北斗の掟など眼中になく、北斗神拳を武器に世界に君臨しようとする。その野望を危惧され、師父リュウケンから掟に従い拳を封じようとされるが、これに抵抗し死闘の末に殺害する。


その後は「世紀末覇者拳王」を名乗り、世紀末の世を恐怖と力による統一を掲げ覇道へと突き進む。拳王軍を組織し己の領地を広げる他、各地で「拳法家狩り」を行いその奥義を奪い修得している。奥義を奪われた拳法家は、秘孔「新血愁」により三日間苦痛を与えながら殺したりカサンドラに幽閉するなどして、拳王の恐怖をより一層広めるために利用された。また、後の禍根を断つためその家族・一族も同じく処刑していた。


物語中盤まで、その存在は圧倒的な力を振るう多くの人々にとって「恐怖」の代名詞だったが、彼もまたケンシロウ同様、ジュウザやフドウ・そして弟トキとの死闘を通して哀しみを知る拳士として成長していく。そして、死病に冒されたユリアの宿命を知り殺せなくなり、涙を流しながら仮死状態にし、それによって哀しみに目覚め、ケンシロウと同じく北斗神拳究極奥義・無想転生を体得する。


ケンシロウとの最後の死闘の末、拳士として、兄弟として、互いを最大の強敵(とも)と認め合い、ケンシロウにユリアを託し、自ら天へ帰った。


自ら天へと帰る時の辞世の句である「我が生涯に一片の悔いなし!」の台詞とそのシーンは少年漫画を代表する名シーン・名台詞として有名であろう。


性格

己の意にそぐわないものは力でねじ伏せるという考えを持ち、登場初期のラオウにはそれが大きく表れていた。


逆になにかを得るために闘いから逃げることを嫌悪していた傾向がみられる。

無抵抗主義を唱える村の村長を「意志を放棄した人間は人間にあらず!」と殺害し、その村の子どもには「怖くばおれの腕を食いちぎってでも抗え!戦わねばそのふるえはとまらぬ!!」と言ってみせた。ラオウを密かに慕っていたトウ(リハクの娘)が、己の想いが通じないことを察しラオウの前で自害したことに対し「想いが届かぬならなぜこのおれを殺さぬ!殺せば二度とだれの手にも渡らぬわ!!」と言い放っている。


これらの言動の根本にあるのは、おそらく幼少時に実兄カイオウに聞かされた「我らは宗家の惑星に過ぎない」という話からきていると思われる。常に運命に抗い闘い続ける己自身として闘いから逃げる者が許せなかったものと思われる。


そうした信条を自分以外の人間にも当然のように押し付けてきたラオウであったが、確固たる意志を持った人間に対しては、たとえ子供であっても一目起き敬意を払う姿勢を見せている。

村のために自らの右足を切って差し出したファルコのために拳王軍を転進させたり、「神に復讐する」という野望を口にしたバランの同伴を許し北斗神拳の技を盗ませていた。


拳法

北斗神拳の中でも「力による粉砕」を主とした剛の拳を得意としている。その強さは絶対的で、南斗水鳥拳のレイが、馬上の彼に触れることも出来ずに敗れるほどである。原作では、ケンシロウ・トキ・ジュウザとの戦い以外で血を流したことがない。


修行時代から師が恐れるほどの「闘気」を有しており、襲いかかる巨大な虎の動きを触れずに静止したほどである。その闘気は拳王となってからさらに強大になっており、闘気だけでケンシロウを突き放したり、暴徒の軍団を一撃で纏めて葬ったりなどしている。最も、モヒカン程度ならラオウが触れずとも黒王号が踏み潰してくれるが。


また、前述の「拳法家狩り」で多くの拳の流派を修めているはずだが、それらの技を使用している描写はない。


容姿

剛の拳の使い手というだけあって、身長は2mを越える大男で、ケンシロウ以上に筋肉質な体格をしている。


額には眉間を中心に無数のシワが寄っており、恐ろしい剣幕をしている。

髪は、ややカールのかかった短髪。作品によって髪色が異なるが(銀、金、黒…など)多くは弟・トキに合わせて銀灰色(白)で染色される事が多い。


拳王を名乗ってからは、甲冑・マントを身につけるようになり、頭には巨大な二本角のついた兜を着用している。兜のバリエーションは登場シーンによってデザインが様々だが、巨大な二本角は統一してつけられている。


行軍の際は巨大な馬「黒王号」に跨っており、ラオウが本気で戦うとき以外は常にこの馬に騎乗している。どんな攻撃を受けても平然としているどころか、シュレンの炎を纏った攻撃を受けたときも、鬣はおろか装飾の一つも燃える事は無かった。


影響

その生き様は多くの人々に影響を与えている。

ケンシロウ・トキからは、北斗四兄弟長兄として尊敬され目標とされた。

『ジャギ外伝』ではジャギもラオウの覇者としてのオーラに歪んだ影響を受けた描写がある。

天狼星のリュウガは、ラオウこそ世紀末の世界を治める巨木だとその強さを見出し、彼の下に就く。

ブランカの光帝・バランは、ラオウの強さを神と表現し、彼に打ち捨てられた後も彼を敬う言葉を漏らしていた。


逆にその存在は多くの人物を恐怖させた。

天帝軍の総督・ジャコウは、ラオウが元斗の村に現れた際に首を絞められたことがトラウマとなり、闇夜に輝く北斗七星に彼を思い出すようになり異常なまでの暗所恐怖症に陥った。


またユリアも幼少の頃、感情を持たない子供だったが、ラオウに出会った際、その感情が揺さぶられる。その直後、ケンシロウの優しさに触れ、感情をとりもどしている。


血縁者

トキ

北斗四兄弟次兄であり、ラオウの実弟。

幼い頃、ともに修羅の国から日本へ渡った。はじめはラオウのみがリュウケンの弟子となるが、後に彼もその実力が認められともに北斗神拳を学ぶことになる。


カイオウ

修羅の国を治める羅将の一人で、ラオウの実兄。

ラオウがもっとも尊敬した人物だが、己の血を恨み心を悪に染め、魔道に堕ちてしまった。


サヤカ

カイオウの妹であり、羅将の一人・ヒョウの恋人。

ヒョウをケンシロウ討伐に駆り立たせるためにカイオウに殺される。

ラオウ・トキとのエピソードはとくに語られていないが、「カイオウの妹」という接点から彼女も彼らの妹であることが推測される。


リュウ

ラオウの忘れ形見。『修羅の国編』以降に登場。

北斗神拳次期伝承者とするべくケンシロウが引き取り、一緒に旅をしながら伝承者の心構えと愛と哀しみを教えていった。

北斗の拳のムック本『北斗の拳 SPECIAL』で原作者・武論尊氏は、リュウの母親はユリアと明言しているが、原哲夫氏はそれを否定している。


AC北斗の拳での性能

世紀末スポーツアクションゲーム・AC北斗の拳でももちろん使用可能。


ラオウらしくトップクラスの攻撃力と防御力を併せ持つ重量キャラクターである。

原作での性格を反映して、後退=バックステップが出来ず、代わりに専用の避け動作になる(歩いての後退や空中のバックダッシュは出来る。)。

「決して膝など付かぬ!」と言った割に膝もつく

まあこれに関しては、力尽きて膝を付いたケンシロウに対して意地を張った際に放った台詞であり、別に膝を付かないことをポリシーにしているわけではないが。(原作でも実際に膝を支えにして立ち回った事もある。)


そのデカさを生かしたリーチと攻撃力で相手の体力ゲージをガシガシ削っていく。

気絶値も全キャラ中No.1でピヨりにくい。

全体的に技の動作が遅く立ち回りは辛いが、無想転生や無想陰殺である程度フォロー可能。


しかしながら全ての技がガードされると不利なので気軽に出せる技が少ない。

飛び道具も発生が遅く硬直が長い北斗剛掌波しかなく、座高が高い為専用の中段技が多い事・画面端に追い込まれた場合、ラオウだけは画面端を背負っても低空ダッシュ攻撃がめくりになってしまうことがよくある(しかも相手が着地すると表ガードになったりする)。


このような弱点もあるがラオウは全キャラへの即死コンボを持っている。

これによって攻撃が入れば一気に相手の体力を削りきることも可能、まさにワンチャンである。


現時点での位置付けは、トップ3強(トキ・レイ・ユダ)と中堅トップ(ケンシロウ)の真ん中くらいの位置。4強とすれば数えられるが3強に絞ると落とされる位置である。


なお、自分や相手がラオウを使用していると「ジョイヤー」という掛け声をよく聞くことになる。


関連タグ


北斗の関係者 ケンシロウ トキ ジャギ カイオウ ヒョウ ハン サヤカ

南斗六聖拳 ユリア シン レイ ユダ シュウ サウザー

南斗五車星 フドウ ジュウザ リハク シュレン ヒューイ

悪党 ハート様 ジード ジャッカル カーネル ガルフ 牙大王

部下 リュウガ アミバ ウイグル バラン バルガ 赤鯱

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