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三田村英二の編集履歴

2024-04-28 15:59:13 バージョン

三田村英二

みたむらえいじ

ゲーム『龍が如く8』の登場人物。

「ボンボヤージュ "良い旅を"って意味です」


CV・モデル:成田凌

概要

龍が如く8』に登場するフリーのエンジニアとして活動する車いすの青年。

主人公・春日一番とアメリカ行きの飛行機で出会った際に車椅子の補助を受けて知り合いとなり、春日に「ボンボヤージュ」という言葉を贈る。

春日は三田村から、かつて車椅子生活をしていた荒川真斗を思い返していた。


その後、春日がエリック・トミザワからタクシー強盗としてハメられた際に彼の潔白を証明。これをきっかけに春日と意気投合し、愛称として「エイちゃん」と呼ばれるようになった。


関連タグ

龍が如く8 エンジニア 車いす 春日一番










































正体

エイちゃんって呼び方…辞めてもらえます?」


彼こそ沢城丈を釈放させた張本人であり、海老名正孝に忠実なスパイであった。

元々彼はジャーナリストであったのだが、18年の「神室町3K作戦」にて当時の警視総監と近江連合に寝返って東城会の情報を警察に流した荒川組の癒着疑惑を独自に取材していた。

しかしそのことで荒川組から煙たがられ、当たり屋による人身事故を起こさせられてしまう。

それ自体は「狙っての飛び出しにしか見えない事で当たり屋であることが明白」であることや「轢かれた当たり屋が軽傷である事」、「彼の運転に少なくとも見て取れる不備がなかった事」から責任度合いは軽微、当たり屋が悪いと言う事で無罪になっていたが、「人身事故を起こした」一点で彼は勤めていた出版社をクビになってしまう(真実は不明ではあるが、この事実を調べた大道寺一派によれば「当時の荒川真澄がいちジャーナリストを把握していたとは考えづらいが、若頭の沢城ならばこのような妨害はやりかねない」と結論づけている)。


荒川組に嵌められた、と主張しても根拠がなく、その事でヤクザを恨んだ彼はブリーチジャパンの人間になり、東京支部長にまで上り詰めた。(荒川組と3K作戦の裏にはブリーチジャパン代表の青木遼が居るのは皮肉である。あるいは青木と荒川組の関係を感知した上で彼に接近するために加入した可能性もある。)

結果として星野龍平殺害事件の犯人が沢城ではなく青木に雇われた外部の殺し屋だったという情報をネタに海老名が沢城を釈放したのである。


そのため「フリーのエンジニア」というのは真っ赤な嘘であり、下半身不随も「荒川真斗との思い出」を彷彿とさせる事で春日に接近するため、そして春日が「フリを見抜ける可能性」を考慮した局所麻酔による人為的な一時的下半身麻痺による演技であった。


更に、多々良ひそかによる初の暴露「不二宮グループの過積載による沈没事故の隠蔽指示」を含む全ての暴露は彼のプロデュースによるもの。

当然春日や桐生に関する全ての嘘暴露どころか、真面目に社会復帰しようとしていたヤクザの経歴を暴露して路頭に迷わせたり、堂島大吾らの立ち上げた警備会社を「ヤクザのシノギ」として多々良チャンネルで暴露して潰したのも彼の差金である。


当初はマトモな暴露であったが、大解散と前後してヤクザを標的にしたネタ、それも上記の通りかなり強引かつ傷口に塩を塗るのようなものが増え、その事に不信感と罪悪感を持った多々良ひそかの正体である、不二宮千歳がチャンネルを辞めたいと溢したところ「お前の破滅させた連中に個人情報をばら撒く」と脅し無理矢理傀儡にし続けていた。


物語中盤、達を発見した春日達を騙す罪悪感に耐えきれなくなった千歳に正体を暴露されるも、一歩早くバラクーダ首領のドワイト・メンデスに連絡を取っており、拠点にしていた大道寺一派のセーフハウスをバラクーダの構成員が襲撃、黒幕の情報を流したウォン・トーと、立ち塞がった花輪喜平を射殺し、英二と本当の目的であるラニという少女(もっと言うと彼女の持つ前パレカナ代表の遺書と本物の教祖の証)を回収して立ち去ってしまう。


その後は追いかけてきた春日達に「衝撃反応型の爆弾」と称して催涙グレネードを持たせたラニを突き飛ばして翻弄したり、山井一派を切り崩すなどの悪辣な手段で妨害をするが、海老名が星龍会を解散、ブリーチジャパンとして再編するに伴いその副代表に就任。

またそこに乱入しようとした桐生達を「東城会の復興を目論む影のドン」として中身を挿げ替えた多々良ひそかによって暴露、孤立させる(多々良の後任が誰なのかは最後まで不明)。


しかし、ハワイへブリーチジャパンこと星龍会の第一陣を送った矢先にブライス・フェアチャイルドが春日達に打倒された挙句、乗っ取った多々良チャンネルを千歳に乗っ取り返された挙句その実態を暴露され、間を置かず海老名も桐生達に打倒され、今度は自身が孤立する羽目に陥る。(ちなみに、英二は千歳の暴露をリアルタイムで観ていた。)


自分たちが利用してきた国民が今度は再生数稼ぎのために自分を追うようになり、ヤクザ達も社会復帰などと言うハリボテの建前で騙されて集められた挙句、ハワイの辺境で事実上一生奴隷の扱いを受けさせられるところだった(ヤクザを恨む彼がヤクザの海老名に協力していたのも「全ての極道に地獄を見せる、社会復帰など許さない」という目的が一致したため)事で怒り心頭であり、報復を受けるのも時間の問題であった。


神室町のビルの一室に身を潜めていたが配信者達がすでにビルまで特定しており、部屋が割れるまであと僅かであったが、そこに自身が散々利用してきた春日一番が現れる。

彼の説得で、自身にもう逃げ場がない事を悟り、また0からやり直す気力が湧いた事、なにより、散々信頼を踏み躙った自分をまだ「エイちゃん」と、友達と呼ぶ春日に根負け、出頭する事を決意する。


逃亡の最中足を捻ってしまっており、皮肉にも本当に不自由になった事を自嘲しつつ、春日の肩を借り外に出ると、英二目当ての配信者に群がられ、しかし春日がその全てを掻き分ける。


道中たまたまぶつかりどころが悪く押し倒す格好になってしまった事を皮切りにビンや缶など投げつけられ、それを春日が受ける事になってしまった事に耐えられず「自分がしたことの報いだから置いていけ」と言うも春日は意に介さず、警察署を目前にして英二をいくら殴っても構わないサンドバッグとして狙っていた配信者グループ「万力ジャーナル」の片山に立ち塞がられるも、英二を庇う春日は無抵抗で殴られ続け、その気迫に圧された一瞬の隙をつき先に進み、遂に春日達は警察署に辿り着く。


そして…


「エイちゃん!!!!ボン・ボヤージュだぜ!!ボン・ボヤージュ!!!」


「……それ、意味わかってます?」


「……っへへ……」


「ボン・ボヤージュ!!一番!!!」


彼はそのまま警察署の中に消えていく。

かくして、今度こそ一番は、友人を誰かに殺される事なく、生きて罪を償わせることができたのであった。


評価

春日を演技とはいえ冤罪を助けたという経緯があり、前述を荒川と被る部分も多く春日が三田村を改心させることに粘着する理由も無いわけではない。

一方で多くの裏切りとラニのような少女を犠牲することすら厭わない外道ぶりからこいつを殴りたかったという意見が多い。

(※スジモン図鑑には載っているので、もしかしたら何らかの事情でバトルシーンを消されたのでは?と推測するユーザーもいる。

しかし、偽装していたとは言え、主人公達が身体障害者に暴力を振るう展開はいかがなものかと思う所があったのかも知れない。)


また前作で人気が一気に上がった花輪喜平を結果的に死に追いやっているため、非難されかねない心配があるキャラであるが、彼自身良かれと思って行動したことを荒川組に邪魔された事は事実である事、最終的には曖昧な最後にはせず春日に支えられて出頭する事を決めたことや、自分を庇って殴られ続ける春日に対して気遣う様子を見せたりといった最後の気持ちの良い展開は良かったと言うファンもいるため賛否両論といったところである。


真の関連タグ

ムナンチョ・鈴木…英二と同じく、元は悪人だったが、改心し、自身が犯した過去を知った人間から暴行を受けても報いと感じているという点が共通している。ついでに彼を救った人間は本作のもう一人の主人公である。


謎な部分(ネタバレ注意)















物語終盤において、唐突に髪が乱れヒゲを生やした姿となるが、シナリオ上の時系列的に不自然との意見がある。


春日が彼を背負って警察署に向かう背景に海老名との決戦を終え、倒れた桐生を搬送するためのドクターヘリが映る(直後ヘリに運び込まれる桐生が映る)事からこれは海老名との決戦直後なのだが、その海老名との決戦が起きるのは海老名からの瀕死の沢城を人質にした挑戦状の動画を叩きつけられて翌日(「明日の午後10時」発言)、そこで春日と桐生は二手に分かれ、春日はハワイ、桐生は海老名の元に向かうのだが桐生が海老名の元へ向かうのは春日がブライスを倒したあと(多々良チャンネルの閉鎖宣言直後)という流れになる。


しかしこの流れの場合仮に英二が第一陣を送り届けた直後、第二陣のために蜻蛉返りした矢先の出来事としてもあそこまで落魄れた見た目になるのはおかしいのだ。

なんせほんの数時間前まで彼は第二次極道大解散の立役者だったのだから、少なくともその時はまだ通常の見た目のはずで、逃げていたのはせいぜい数時間である。

しかし実際は数日近く逃げ惑っていたかの様な風貌になっており、それどころかいくつも住居を転々としたかの様な口ぶりであった。


そこに春日がたどり着いているのもかなり無理があり日本とハワイは行きが7時間35分~8時間50分程度だが、帰りは偏西風の都合上8時間~9時間45分程度であるため、桐生達が決戦に向かう時間(移動時間を考慮しても21時前後)にはネレ島最深部におり、そこから一切の妨害がなく、大道寺一派のプライベートジェットで諸々の手続きを全て省略したとしても日本に辿り着く頃には時差を考慮しても早朝どころかもう昼になる筈であり、それだと陽の低さや背景で桐生が搬送される描写に矛盾が出る。


つまり、本当にあの瞬間だけ時系列がおかしな事になっている

明らかにシナリオの作成ミスである。


しかも上記の通り戦う事が無いのにスジモン図鑑に追加される事などもあるため、直接戦う場面やそこからの逃亡、掌返しで迫害されるというシナリオを予定していたが何かしらの都合でカットとなったのだろうか?

もしそうだとするのならば、その流れや、英二を庇い続け、見送った直後に何者かに瓶を投げつけられた春日が限界を迎えて倒れるという描写は青木遼もとい荒川真斗の最期を彷彿とさせ、今度は誰も死なせなかったという対比構造にもなり非常に秀逸な展開になっていた筈であるため、引っかかるものを覚えたプレイヤーが多い。


そもそも、ブライス打倒直後の千歳が真相を暴露するシーンで既に髪が乱れヒゲを生やした無様な姿になっており、まるで彼女に自分の悪事を暴露される前に既に逃亡する身になったのかのようである。

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