概要
JR九州が1989年より久大本線において運行する特急列車の愛称である。
区間は時期により違いがあるが、1999年以来博多駅~別府駅間1往復と博多駅~由布院駅間2往復の運行体制で現在に至っている。
運行概況
別府行き(3・4号)はキハ71系(キハ58・キハ65形改造)の4両編成、由布院行きはキハ72系(新製)の5両編成が充てられる。なおいずれも1編成のみのため、検査時には同路線にて「ゆふ」として運行されるキハ185系が代走(「ゆふ」の臨時扱い)する。かつてはオランダ村特急をリニューアルしたキハ183系1000番台でも運行されていた。
2017年7月5日より発生した九州北部豪雨の影響により運休となったが、7月15日から31日に博多~由布院間を小倉・大分経由(日豊本線経由)で2往復運行することになった。停車駅は小倉・別府・大分・由布院のみで、所要時間は通常(久留米・日田経由で約2時間)よりもはるか上回る4時間半~5時間50分。博多~小倉間では途中駅で運転停車を行い、定期運転の普通列車に追い抜かされたり、別府駅で1時間近い停車を行う列車があるなど、特急の名に矛盾が生じる運行ダイヤが話題となったが、久大本線の復旧に伴い2018年7月14日からは通常ダイヤでの運行に戻った。
余談
キハ71系の落成時については水戸岡鋭治氏はデザインに関わっていない(リニューアルには関与)。