概要
声:小林愛
第六妖怪・赤子
第六妖怪。「人」の分身。弥勒曰く「薄気味悪いほどの色白」で、桔梗を慕う心を持たず、その他悲しみや苦しみといった邪魔になる感情も全て排出した。犬夜叉曰く「奈落の性格がますます捻じ曲がった心の化け物」。
相手に触れることでその心を読み、更に相手の心の闇をつかむことで相手を支配下に置くことができる。また、新生奈落と同じく強固な結界を張る力も持つ。
その正体は「奈落の心臓」。
いつしか奈落の心臓である自分こそが本物の奈落であると考えるようになり、白童子と共に奈落の抹殺を画策するようになる。
しかし、所詮は赤ん坊の姿であるため、直接的な身体能力は非力。そこで白童子に自身を守る鎧として『魍魎丸もうりょうまる』の作成を指示し、冥王獣の鎧甲と金剛槍破からなる『最強の鎧』を手に入れる。
だが、「赤ん坊の姿であること」「裏切ること」「鎧を作ること」全て奈落の計算のうちであり、結局奈落に魍魎丸ごと吸収され、彼をより強大にして自身はただの心臓に戻るという結果に終わった。
余談
赤ん坊の姿とは裏腹に、7人の分身の中で最高位に位置し、奈落と同等の権限を有する。
奈落から生まれた「人の心」。性格は奈落以上の冷酷。かの魍魎丸は赤子のもう一つの姿である。