センリ
せんり
本項目では、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクターについて記述しています。妖怪については仙狸の項目を参照。
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』で初登場したキャラクター。
名前の由来は恐らくセンリョウ科の植物「センリョウ」。
ホウエン地方のトウカジムのジムリーダー。ノーマルタイプのポケモンの使い手。
勝利すると、「バランスバッジ」と「からげんき(ORASでは「かたきうち」)」のわざマシンが貰える。
キャッチコピーは「つよさを おいもとめる おとこ」。
実直な男性で、我が子の成長を喜ぶなど良き父親としての面も持つ。
足腰を鍛えるのも兼ねて、毎日ミシロタウンの自宅からジムまで徒歩通勤している。
作中で最初に出会うジムリーダーだが、すぐには勝負にはならず、対決するにはバッジを4つ集める必要がある。
『ORAS』のラジオナビによると、オダマキ博士とは大学時代からの友人であり、彼と同級生ならば、年齢は35歳である可能性が高い。
トウカシティの住民の台詞によると、新しくジムリーダーに就任した際ジョウトに住む家族をホウエンに呼び寄せたという(すなわち就任時期は作中開始直前であり、ホウエン地方のジムリーダーの中でも新参者である。)(エメラルドでは何故か「遠くに住んでいた」とぼかされている)。
対戦前の「アサギシティから トウカシティへ 移動し 鍛えてきた……」という台詞から、
ホウエン地方へ引っ越す前はアサギシティに住んでいたことが窺える。
容姿
(左:RSE、右ORAS)
黒髪で坊主に近い髪型をしている。
『RSE』では赤い長袖のジャケットに、藍色のパンツをはいている。靴はおそらくスニーカー。
『ORAS』ではオリジナルより暗めの赤色のジャケットの袖をまくって、上着を全開にしている。ズボンは灰色に近い黒いパンツ、上着のインナーのシャツは白色で、靴は下駄に変わっている。
手持ちのポケモン
何と言っても中盤でのジム戦で合計種族値670を誇るケッキングが難関。みんなのトラウマと呼ばれることも。
「なまける」で回復しつつ、状態異常にしてもタイプ一致の「からげんき」、ノーマル技無効のゴーストタイプには対策として「だましうち」、更に高威力技の「きあいパンチ」で一撃KOを狙ってくる。物理耐久も相当なのでバシャーモのにどげりやスカイアッパー程度では確実に耐えてしまう。
かなりの強敵だが、幸い特性のなまけで2ターンに1度しか攻撃できないので、つけ入る隙はある。
まもる持ちやはがねタイプ、かくとうタイプがいれば多少楽になるかも。
力押しでは勝てない事を思い知らせてくれる辺り、流石父親は1枚も2枚も上手である。
とは言っても実は切り札の方はきあいパンチを妨害出来れば隙だらけになるので実質1匹目のケッキングさえ倒せれば何とかなる(それまでが大変なのだが…)
ゴーストタイプは対戦時点でゲットできるのがヌケニンとヤミラミしかおらず、ヌケニンの場合だましうちで一撃処理されるので非推奨。(ただしルビー、オメガルビーではヤミラミは野生では出てこない。)
『エメラルド』ではケッキングが1体になった代わりにパッチールとマッスグマが追加された。一見弱くなったようだがさにあらず、フラフラダンスやアンコールで翻弄したり、はらだいこで全抜きも狙ってくるので油断禁物。
『オメガルビー・アルファサファイア』ではケッキングのレベルがオリジナルより下がっており、「きあいパンチ」を覚えていない、「げんきのかけら」等回復アイテムも充実している為、RSEより難易度は下がっている。ただし、やはり最後に繰り出されるケッキングの、タイプ一致「かたきうち」には注意が必要(並のポケモンは消し飛んでしまう)。
『ルビー・サファイア』
『エメラルド』
再戦1回目
- ラッキーLv42
- パッチールLv43
- ケッキング×2(切り札)(Lv42と45)
再戦2回目
- ラッキーLv47
- ガルーラLv45
- パッチールLv48
- ケッキング×2(切り札)(Lv47と50)
再戦3回目
- ハピナスLv52
- ガルーラLv50
- パッチールLv53
- ケッキング×2(切り札)(Lv52と55)
再戦4回目以上
- ハピナスLv57
- ガルーラLv55
- ケンタロスLv57
- パッチールLv58
- ケッキング×2(切り札)(Lv57と60)
『ブラック2・ホワイト2』(ホウエンリーダーズトーナメント)
『ブラック2・ホワイト2』(ワールドリーダーズ、タイプエキスパートトーナメント)
『ブラック2・ホワイト2』(ダウンロードトーナメント)
- ケッキング(切り札)
- バッフロン
- ムーランド
- メブキジカ
オメガルビー・アルファサファイア
- ヤルキモノLv28
- ケッキング×2(切り札)(Lv.28と30)
アニメ版
他媒体
ポケットモンスター(穴久保幸作版)
トウカシティのジムリーダーとして登場。
なお、『RSE』の主人公をモデルとした、男の子のサファイア、女の子のルビーも登場しているが、このセンリがそれらどちらかの父親かどうかは不明。
サトシとピカチュウ(てしろぎたかし版)
アニポケ同様、ハルカとマサトの父親。
ポケモンマスターズ
CV:杉田智和
ケッキングをバディとして登場。ストーリーの7章をクリアすることで仲間になる。ノーマルタイプの物理アタッカータイプで、バディーズわざは『強さを追い求めるギガインパクト』。
ユウキの父親という設定であり、「ホウエン最強の親子」という専用チームスキルをお互いに保有している。
同じ子を持つ者として、キョウやルザミーネに共感したり、アドバイスを送っているエピソードがある。最近のイベントでは父親であるクロツグとの実力の差に悩むジュンの相談に息子のユウキと共に乗ったりしている。
性能は☆3の中でも高い攻撃ステータスから威力の高いすてみタックルでダメージを与えるアタッカー。反動ダメージが痛いが、トレーナー技で自己回復もできケアも万全。
かつては修練での強化アイテム集めに貢献していたバディーズだが、スキップチケットが実装されてからは出番が激減。
バディストーンボードが開放された今はのしかかりによるまひの確率を90%まで底上げできるようになり、また、すてみタックルの反動ダメージ軽減もとれ、かつB技の強化もまひの時に威力を強化出来るようになった事で、レジェンドバトルのトルネロスなどまひが必要なステージではかなり有用なバディーズとなった。その他にもHPを回復出来るT技の回数回復やプラスパワーの上昇幅を増やせるなどの強化を貰った。
しかし、バディーズのインフレも激しく、センリだけでなく弱点の突けないノーマルバディーズ全体が逆風を受ける結果になっている。その上、同じノーマルでEX開放は来ていないが、テクニカルなので元から超火力のB技を撃てるアカネ&ミルタンクや同じノーマルアタッカーでも自力で高火力の技を出せる要素を持つヒュウ&バッフロンや唯一のノーマルゾーン使いかつ自分で火力も出せるクロツグ&レジギガスと比べて、センリはEX開放が来ていない為、殲滅力もなくノーマルバディーズの中でもより肩身が狭くなっている。
一応、先述の通りのしかかりのまひをボードでほぼ確定にする事が出来たり、T技で自分のHP管理が出来るので、長期戦になりがちなレジェアドの駒の一つや麻痺が火力強化の為に必要なメインアタッカーのサポートの択の一つとして使えるので、有用性はそこそこ高い。