概要
人形使いで、不死身の怪異を専門をする専門家。
解説(※注意、ネタバレ含みます)
見た目は忍野メメや影縫余弦より若く、線の細い男で、色白の肌をしている。さらに、暦と対峙したときは、さながら死装束のような衣装を着ていた。
折り紙を武器にして戦うのか、折り紙を折るのがとてつもなく早い(ただし、それを実際に武器として使用するところは披露されなかった)。
「神様が作らなかったもの、人間が作った怪異という存在を美しい」とする感性の持ち主。
忍野メメや貝木泥舟でさえも所属している臥煙伊豆湖のネットワークにすら所属しない、まったくのはぐれものとして活動している。
大学時代は、忍野メメ、貝木泥舟、影縫余弦、臥煙伊豆湖と同じサークルに所属しており、付喪神である斧乃木余接の作成に関わった一人である。
その時には既に、はぐれものではあったが、メメとは比較的仲が良かったらしい。
その後、余接の所有権をめぐって余弦と争うことになったが、最終的に余接が余弦を選ぶという形で所有権が決まったため、余弦と正弦は決定的に不仲になったらしい。
暦が鏡に映らなくなったその日にタイミングを合わせるように、神原駿河と彼女の家に泊りに行っていた阿良々木火憐・月火を攫った。
そして、三人を取り返しに来た暦と対峙した時、自分たちは誰かの手によって『キャスティング』されたのではないのか、という疑問を投げかけた。
混乱する暦を尻目に、正弦は「忍野を探せ」という言葉を残し、余接の『例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)』によって、文字通り木っ端微塵に散っていった。