コミックボンボンに連載された、御童カズヒコによるギャグ(たまにシリアス)漫画。
舞台は「鶴亀の国」。基本的にギャグ漫画だが、シリアスな話も多い。また、作者の御童氏もときたま漫画に登場し、登場人物にバカにされるのがお約束。
主な登場人物
ウル忍サイド
ウルトラヒーローをもとにしている。将軍ウルトラの父のもとで、鶴亀の平和を守るために活躍している正義の忍者……のはずだが、とにかくチームワークが悪い。しかも給料が安いうえ、お頭のゾフィーに横領されることもある。が、シリアスエピソードではうって変わって大活躍する。
- マン
主役かつ、ウル忍のリーダー。脳みそが小さく、油断すると耳から落ちていくほどのバカ。何を食べても腹を下さず、好物が「カビの生えたまんじゅう」。本気で悪役に寝返り、日本を征服した実績もある。しかし、誰よりも仲間を思いやる男。ウルトラマンの技の他、火炎の術を得意とする。
- セブン
初期はバカなマンをとにかく支える役で、朧党から一番恐れられた。一度切れると誰よりも強い。右手の怪我のため、ウル忍を離脱し、くの一のアミアと所帯を持って焼き鳥屋を経営、儲かっている。その後もウル忍に協力する。親バカ。ウルトラセブンの技の他、「クシ乱れ撃ち」やクナイを使った技が得意。
- ゾフィー
ウル忍のお頭。しかし、人望はない。レストラン「ゾフィール」経営のため、部下の少ない給料を横領したことも。シリアス編では、決して挫けない強い精神力が最大の武器であった。
- タロウ
ウル忍の頭脳担当。その一方、残酷。「忍者は儲からないから医者を目指す」と言っていたが、話が進むにつれ、被害者ポジションになっていった。常に「です」を語尾につける。ウルトラマンタロウの技の他、「解剖バラバラの術」が必殺技。
- エース
マンと同等のバカである無宿人。たくわんと梅干がないと生きていけない。しかし、本気になるとその剣の腕は誰よりも冴えわたる。ウルトラマンエースの光線技を「無宿殺法」として用いる。
- レオ
盗みが生き甲斐である悪ガキ。かつ、嘘ツキ。忍者小学校編ではタロウと共に主役のポジションだった。ウルトラマンレオの光線技と盗術を用いる。
- ティガ
ウル忍の最年少ポジション。泣き虫であるが、芯は強い。当初はうまくコケられず、悩んでいた。ウルトラマンティガの技の他、手品と空手を用いる。
- ダイナ
貧乏な拳法家。作中で最もストイックな性格。マンから「真面目すぎるのが弱点」とよく言われる。拳法の奥義を用いる。
- ガイア
パラレルワールドのウル忍。家族を失い、敵である虓魔王(こうまおう)を追ってやってきた。その後はダイナの厄介になる。ウルトラマンガイアのフォトンエッジが必殺技。
- 21(ツーワン)
セブンとアミアの子供である赤ん坊。作中最強のエスパー。寝起きが悪く、無理に起こすと周囲は崩壊する。
- 轟万造さん
ラーメン屋の店主。アルバイトでウル忍もやっている。忍者としては作中最強。
朧党
ウルトラシリーズの宇宙人・怪獣をもとにした「忍獣」で構成される悪の軍団。しかし、同館化が得てもこっちの方が待遇もチームワークもはるかによい。
- 冥府羅州(メフィラス)烈風斎(愛称:めひらす)
朧党の首領。作戦によって、部下を非常に斬り捨てることもあるが、基本的にいい人。本人は悪役にアイデンティティーを持っているようだが、部下の誕生日を月ごとに祝い、無理に部下を読んだときは高い給料で報いる、理想の上司といえる。手裏剣以外は忍者としても一流。無類の子供好きで、21を本当に可愛がっている。
- 怪夢瑠(ケムール)十人衆
めひらすの忠実な部下。10人兄弟。でも、結婚しているやつもいる。ギャグ漫画だから。
- 沸苦(フック)
朧党の科学主任。よくわけのわからないものばかり作るマッドサイエンティスト。でも、なんだかんだ言って役に立っている。
- 笹比羅(ササヒラー)
通称「三角頭」。妻と息子を大事にするよき父親。仕事を離れると、ウル忍とも仲がいい。得意技は「朧忍法・鎌鼬」。