火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした「スカイウォールの惨劇」から10年。
我が国は、東都、西都、北都の3つに分かれ、混沌を極めていた……
概要
「平成仮面ライダーシリーズ」第19作の仮面ライダー。英語表記は“KAMEN RIDER BUILD”。
2017年7月26日に作品概要及び簡易公式サイトが公開された。
2017年9月3日よりオンエア開始し、2018年8月26日に終了。9月放送開始は『仮面ライダーウィザード』以来5年ぶりである。
メインスタッフは大森敬仁が前作『仮面ライダーエグゼイド』から連投でプロデューサーを務め、メインライターには一般ドラマ中心に活動し『映画版テルマエ・ロマエ』などを手がけた武藤将吾を初の特撮起用、『エグゼイド』の高橋悠也同様、全話を執筆した。
パイロット監督には田崎竜太、音楽はこれまでアニメ音楽を多数担当していた川井憲次が仮面ライダーシリーズの楽曲制作に初挑戦する。
主題歌は小室哲哉と浅倉大介のユニット「PANDORA」が手がけ、女性歌手のBeverlyが歌う(女性歌手が仮面ライダーシリーズの主題歌を担当するのは『仮面ライダーフォーゼ』の土屋アンナ以来6年ぶり)。
作風・総合的な評価
作中の舞台は火星からもたらされた謎の物体により3つに分かれた日本。
主人公・桐生戦兎も「平成ライダー史上最高のIQ」とされる物理学者と、大森作品としては二連続で主人公が高偏差値設定となっている。
また、本作はテーマの1つに「戦争」を取り入れ、仮面ライダーは軍事兵器として扱われており、戦車や爆撃機に代わるものとして国家間で運用されているという設定を用いている。
親を失い泣き叫ぶ子供の描写や怪人による一般人の殺害、平成ライダーにおいて長らく採用されてこなかった国家権力との対立、仮面ライダーが人体改造(正確には人体実験)されている、主人公が自らの手で明確に人を殺してしまう等、平成ライダー以降は控えられていた設定・描写が積極的に取り入れられている。平成二期の中では最も平成一期に近い作風の作品と言えるかもしれない。
それに伴い主人公の桐生戦兎を初めとしたメインキャラクター達も、それぞれが歴代ライダーの中でも屈指の重い背景や十字架を背負っている事も特徴であり、特に戦兎は歴代ライダー主人公の中でも最もメンタルを破壊された主人公として知られている。
2号ライダーに当たる仮面ライダークローズ=万丈龍我役の赤楚衛二が、仮面ライダーシリーズの中でも屈指のハードさで知られる『仮面ライダーアマゾンズ』にも出演していた事から、視聴者の中からは仮面ライダー朝ゾンズや全年齢版アマゾンズといった呼ばれ方をする事もあった。
ただハードな一方で、(前作に引き続き)各国のライダーが自国の威信と戦争の行方を賭けて戦い合うライダーバトル(スカイウォールのせいで戦車や戦闘機や戦艦といった既存兵器を投入できない、作中世界ならではの戦争の形である)や、過去の因縁や国境を乗り超えて次第に結集していくライダー等、少年漫画のような熱い王道展開も多数盛り込まれており、シリーズ初見者でもかなりとっつきやすい内容となっている(なお中盤以降はライダー若しくはそれに準ずる戦士同士のバトルを中心に話が進められる為、怪人のバリエーションは歴代ライダーの中でもトップクラスに少ない)。
また、1話に1つ以上の割合で新フォーム・ライダーが登場しているのも特徴的で、毎回新鮮味のあるバトルシーンが描かれている。
先述した赤楚氏以外にも、武田航平、滝裕可里、魏涼子、浜田晃といった過去作のレギュラーキャストやゲストがレギュラーキャストに多く起用されているのも特徴。というより、メインキャストは皆演技経験者という「演技初挑戦・経験の少ないキャストが一年かけて成長するのを見守るのが楽しみ」と言われて久しい平成ライダーシリーズの中でも異色の試みが行われている。
これは武藤氏がキャラクター同士の会話劇を得意とし、その芝居を最初から成立させる必要があった為である。例として第2話冒頭の戦兎・龍我・美空・惣一・紗羽の5人の会話劇は7ページにも及んだとの事で、役者陣の高い演技力・アドリブ力も相まり、キャラクター同士の掛け合いは非常に高い評価を受けている。
こうした要素が功を奏してか、ハードな世界観とは裏腹にメインターゲットの子供受けは悪くなかったようで、5月11日~5月13日に実施された2018年お子さまの好きなキャラクターに関する意識調査では、当時の平成仮面ライダーシリーズとしては男女総合4位と過去最高を記録しており、「AERA」8月6日発売号では「『ビルド』は見応えのある内容で、視聴者からとても良い反響をいただいています。玩具の売れゆきも平成ライダーで最も好調で、昨冬の映画もヒットしました」とテレビ朝日プロデューサーの佐々木基が語っている。
実際に、玩具の売り上げは前年のエグゼイドからさらに伸びており、最終売り上げは平成ライダーシリーズでは歴代3位にあたる264億円という成績を叩き出している。
ネット上でも、そのハードながらも王道路線の熱いストーリーと緻密に組まれた重厚なシナリオや、色んな意味で印象に残る非常に濃くて魅力的なキャラクター達とその濃密な人間関係、そして極めてスタイリッシュで完成度の高いライダー達のデザイン等もあって、年齢層や性別を問わず非常に高い評価を集めた作品である。
一方で平成二期では浮いた暗く先の見えない作風や、ライダー達の強化形態や対策を次々とねじふせる強大過ぎる敵と、それによるある意味ワンパターンとも取れる終盤のストーリー、本編終了後の外伝の扱い等に批判も出たが、逆にそれが賛否も含めて高い熱量・勢い・話題性となり、ネット流行語100 2018でも第8位に輝くという快挙を達成した。
また、主に批判が集中した終盤についても、最終章にあたるラスト4話の評価自体は非常に高い。上記した当時批判された部分もラストの結末等から逆算すれば、メタ的にも作中設定的にも様々な意味で物語上の意図的な溜めのパートだったとも言え、少なくともいずれも物語上で重要な意味を持った必要な展開だった事は間違いない。
特にラスボスを最終的に倒す為のロジック構築や全体的な伏線回収の評価は高く、作品が完結しその結末に加えて様々な背景設定が明かされて久しい現在では、既にこういった当時の批判部分も再評価され、歴代ライダーシリーズでも屈指の人気作の一つとなっている。
実際に、2021年に公式で行われた「全仮面ライダー大投票」でも改めて注目を集めており、作品部門で第5位という非常に高い成績を残してその人気を改めて見せつけた。
他にも仮面ライダーの個人部門では、第9~11位にビルド、グリス、クローズの三人が連続してランク入りを果たし(グリスはサブライダー中最高順位である)、更にはオープニング曲「Be The One」が名だたる名曲達を抑えて第2位を獲得している。
加えて、三国志やギリシャ神話を意識していると思しき世界観設定等もあってか海外人気も高く、平成ライダーのVシネマでは初となる海外上映が決定して上海での公開がされている。
玩具展開
変身ベルト&関連商品
今作ではあくまでも音声がライダーガシャットに依存していたゲーマドライバーと異なり、DXビルドドライバーは基本的にほぼ全てのフルボトルと連動。
本編の各都市のボトル20×3=60本のボトルには玩具限定の組み合わせも多数仕込まれており、中には未だに情報が公開されていない組み合わせすらある程のプレイバリューを誇る。また、DXビルドドライバーは第11回日本おもちゃ大賞のヒットセールス賞を受賞した。
ゼリーを潰して変身するというユニークなアイデアが用いられたスクラッシュドライバーや、形こそビルドドライバーと同じなものの音声が全て新規に変更されたエボルドライバーも強いインパクトを残し、エボルドライバーは後に「ver.20th」版として事実上の再版も行われた。
特に劇中でも印象的な活躍を見せたクローズマグマナックルやエボルトリガーなどは品薄店舗も多く、現在でもネットショップでは中々のプレミア価格で取引されている。
混沌を極める食玩関連
前年度にヒットした食玩フィギュアシリーズ「装動」は『ビルド』放送時に「創動」と名を変えてリニューアル。可動面が『エグゼイド』時代から一部向上したほか、様々なベストマッチフォームを組み換えて、オリジナルの形態を作ることも比較的容易であった。
前年から引き続き敵キャラ方面にも力を入れた内容となっており、エボルはフェーズ1~3を組み換えで再現できたほか、ヘルブロスはリモコンブロス、エンジンブロスのそれぞれを再現可能と、製作陣の本気度が窺える。
更には、劇場版怪人のバイカイザーや雑魚敵のガーディアン専用の弾である「アクションガーディアンズ」が発売されるなどのチャレンジングな試みも行われた。仮面ライダーシリーズの長い歴史においてもここまで一番組の戦闘員枠が優遇された例は非常に珍しく、ファンの間でも大きく話題となったコンテンツと言える。
なお、一箱で完成する分一つのボックスに1アソートしかないナイトローグ、ブラッドスタークは特に人気が高く、食玩商品の転売という問題も表面化した(無論、モノ自体は非常に完成度が高い商品である)。
ボーイズトイの変化
この年のボーイズトイフィギュアである「BCR(ボトルチェンジライダー)シリーズ」はボタンを押すだけでフィギュアの分割が可能と創動よりもより簡単に組み換えが可能というコンセプトで設計されたフィギュアで、序盤に登場した各ベストマッチフォームが複数発売された。
しかし、背中にボタンが仕込まれた玩具の構造上腰や首の動きは制限されており、2017年の可動フィギュアとしては少々厳しいものがあった。ラインナップ面でも2号ライダーである万丈関連の形態が「初期形態は販売されずクローズチャージのみ販売される」などの商品展開がややファンに疑問を持たれた(これに代表される商品展開やオロナミンCのCMなどクローズチャージが実質的な基本形態として扱われていた節があるが、結局クローズチャージの登場期間は限定的だった)。
なお、翌年の『ジオウ』ではBCRとは真逆に手首パーツや可動域の向上、豊富なラインナップなどがコンセプトとなった新シリーズ「RKF(ライダーキックスフィギュア)シリーズ」が発売。『ビルド』も前年度の主役作品という事でグリスブリザードやクローズビルドフォームなどの出番が少ない限定フォームも一般発売されている。
同時期のS.H.Figuartsもシールなしでの完成品であると明言こそないものの創動への対抗意識を強調する宣言も出しており、2017年~18年はライダーフィギュア関連の歴史においても大きな転換点だったとも考えられる。
S.H.Figuartsの本気
S.H.Figuartsでも上記した通りのS.H.Figuarts側の熱量もあって、前年のエグゼイドに引き続きビルド系アーツの展開はかなり優遇されており、各メインライダーやその強化フォームは勿論だが、劇場版限定フォームからvシネから超バトルDVD初出の強化フォームの立体化などもされている。
敵に関しても本編の敵ライダーであるエボルは勿論、Vシネ限定の敵ライダーなども発売されており、加えて所謂擬似ライダーに相当する敵のアーツ化にも相当力が入っており、ナイトローグやブラッドスタークは勿論、ヘルブロスのアーツ化もされている(個人でリデコすればバイカイザーも再現可能である)。
各アーツも非常に造形からカラーリングに至るまで非常に完成度が高く、ファンからの人気や評価も高い。その為に、仮面ライダーエボルなど予約段階で在庫切れになって事実上の再販決定したものもある。また、ビルド系のアーツは現在は2022年の4月に予約終了したジーニアスフォームの発売が最新であり、実に5年に渡ってアーツ展開が続いた事がその人気の根強さと、製作側の本気度を窺えると言えるだろう。
その一方で、プレバン限定はおろかイベント限定のアーツも少なくなく、特に作中でも高い人気を誇るハザードフォームがイベント限定だった事は当時かなり批判された他、作中でも人気キャラである仮面ライダーローグのマスクパーツが、本編とは若干違和感のある造形になっていた事については多方面から批判を集めた(その結果、後に発売されたプライムローグではマスクパーツが作り直され、より劇中のものに近いデザインになっている)。
ビルド系のアーツは、なまじビルド自体の人気やアーツのクオリティに対する評価が高かったからこそ、その販促方法やアーツ自体のクオリティでかなり荒れたと言える。
放送時間の変更
2017年10月改編で、ANN基幹3局(テレビ朝日・朝日放送・メ〜テレ)共同制作の報道ワイド番組『サンデーLIVE!!』が開始される事に従い、本作第5話以降は新設されたテレビ朝日日曜午前9時00分枠に移動し、ニチアサキッズタイムが「プリキュア」→「仮面ライダー」→「スーパー戦隊シリーズ」の順番に変更された。
そのため、『機動刑事ジバン』第10話以降28年半に渡って続いたテレビ朝日日曜午前8時00枠が消滅した。
なお、テレビ朝日日曜午前8時00枠での平成仮面ライダー通算放送回数は867回、テレビ朝日日曜午前8時00枠そのものの通算放送回数は1362回だった。
あらすじ
第1章 東都編 (第1話~第14話)
火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした「スカイウォールの惨劇」から10年が経った西暦2017年。
日本は東都、西都、北都の3つに分断され、政府高官たちが好戦的な気質となってしまったことで対立構造が生まれていた。
そんな東都に生きる、記憶喪失の(自称)天才物理学者・桐生戦兎。彼に唯一残された記憶は、ガスマスクの集団に囲まれ人体実験を受ける自分と、それを見下ろすコウモリの怪人…
そして戦兎のもう1つの顔こそ仮面ライダービルド。居候するカフェのマスター・石動惣一らのサポートを受けつつ、自らの記憶の手掛かりを探すべく謎の怪人・スマッシュから密かに人々を守っていたのだった。
戦兎が東都の研究員としての職を得たある日、殺人罪で服役中だった万丈龍我が脱獄。
万丈にスマッシュの反応が出たことで、戦兎は万丈への接触を試みるが…
「てめぇもガスマスクの連中に何かされたのか…?」
万丈は殺人罪が冤罪であること、刑務中に誘拐され人体実験を受けさせられたことを訴えていた。
そしてそこに現れたスマッシュの正体は、万丈と同じく人体実験を受けた男だった。だがその男は何も覚えていない…
ガスマスクの集団、人体実験、スマッシュ…記憶喪失。キーワードが繋がっていく。
「俺は殺しなんかやってねぇ!」「どうして誰も信じちゃくれねぇんだよ…」
それを聞いた戦兎は万丈を信じることに決め、共に逃走。
仮面ライダービルドは万丈もろとも指名手配となってしまった。
かくして、戦兎は記憶を取り戻すため、万丈は冤罪を晴らすため、スマッシュと戦いながら謎の核心に迫っていく。
そして明らかになる、秘密結社ファウストと万丈によって「殺害」された「悪魔の科学者」葛城巧の動向。
やがて万丈が仮面ライダーとなった時、ライダーシステムの軍事利用を目論む難波重工の存在も明らかになる。
20本のフルボトルが揃った時、信じたくない裏切りと並行世界をも巻き込んだ戦いの果てに待っていたのは、桐生戦兎のまさかの真実だった…
第2章 北都編 (第15話~第22話)
北都の宣戦布告により、フルボトルとパンドラボックスをめぐる東都と北都の戦争が勃発。
東都に侵攻する北都軍の先陣には、自我を保った新型のスマッシュたちと戦兎が完成させた新型ドライバーで黄金の仮面ライダーに変身する猿渡一海の姿があった。
戦兎達は東都の戦力として招集されるも、ライダーの力が戦争の道具にされることを拒み一度は戦闘を拒否。だが一方の万丈は引き換えに提示された免罪に揺らいでおり、二人は激化していく戦いを終わらせるために戦うことを決意する。
だが北都の戦力は戦兎を圧倒するものであり、追い詰められた万丈は危険な新型ドライバーに手を伸ばし、危険な副作用に蝕まれながら戦う。
そして戦兎らの成長を謳いながら暗躍するブラッドスターク。
万丈1人に戦わせないため、そして自らの行いで戦争を引き起こした責任をとるため、スタークの差し出す禁断のアイテムに戦兎も手を伸ばす。
その力がもたらす残酷すぎる現実に打ちひしがれつつもなお戦いに身を投じるしかない彼らに、北都と東都の決着の日が迫る。
第3章 西都編 (第23話~第33話)
北都との終戦直後、事態を静観していた西都軍が突如北都を制圧し、東都に宣戦布告した。
難波重工という強大な後ろ盾を得た西都は、難波の元に下った内海が開発した新戦力の兄弟戦士を投入。
故郷を取り戻し戦争を終わらせるべく、北都の戦士たちは戦兎達との共闘を決意する。
だが、そんな彼らの前に西都が誇る最強の仮面ライダー・仮面ライダーローグが立ちはだかる。
その変身者こそ、東都を追われ西都に落ち延びた氷室幻徳であった。
そんな中、美空が持つバングルに異変が生じ、彼女は徐々に人智を超えた力に目覚めていく。
幾多の人々の思惑が交差する中、その謎の力がもたらした僅かな希望を手に、戦兎は仲間たちとともに西都との決戦に挑む。
第4章 エボルト編 (第34話~第41話)
西都との壮絶な戦いを制した戦兎たち。
しかし、スタークと共謀した難波会長により東都への侵攻は継続され、さらにスタークがパンドラボックスのエネルギーの一部を開放。スカイウォールの一部がパンドラタワーへと姿を変えた。
パンドラタワーが完成すれば、地球は火星と同じ運命を辿るという。
パンドラボックスを奪還するため、あるいはフルボトルを揃えパンドラタワーを完成させるため、戦いは新たなステージに移る。
その渦中で目覚める、美空のバングルに宿るベルナージュの魂。
彼女はかつてパンドラボックスを操る「エボルト」なる存在によって滅ぼされた、火星の文明の女王だった。
そしてベルナージュに「最後の希望」と名指しされたのは、なんと万丈だった。
エボルトとは何者なのか?なぜ万丈が最後の希望なのか?万丈が新たな力を手にする中、彼にまつわる驚愕の秘密が紐解かれていく。
しかしそんな折も折、そのエボルトが変身する新たなる仮面ライダー・仮面ライダーエボルが出現。その強大な力と壮大な策謀に、西都を離れた幻徳、そして彼と手を組んだ戦兎たちは翻弄されてゆくことになる。
最終章 新世界創造編 (第42話~最終回)
戦いの果てについに完全体の力を取り戻したエボルト。
戦いに巻き込まれた幾多の命が失われる中、追い詰められ仮面ライダーとなった内海の姿に、エボルトは人類の殲滅から支配へと方針を転換、同時にスマッシュの最終形態・ロストスマッシュを使い10本のロストボトルを集め始める。
戦兎たちもロストボトルの調査をしつつ究極のビルドの力でエボルトに立ち向かう。しかし葛城巧の父・忍の思いもよらぬ秘密が明らかとなった矢先、彼らの前にもう一人のビルドが立ちふさがるのだった。
もう一人のビルド、その正体とは?そしてその目的とは?
ビルド殲滅計画を阻止した仮面ライダーたちに対し、エボルトはついに地球の滅亡を宣言。
仮面ライダーがパンドラタワー頂上に到着するまで、10分ごとに日本をブラックホールで徐々に消すという非情なゲームを開始した。
仲間のため、大義のため、そして復讐のため戦う仮面ライダーたち。
果たして愛と平和を胸に生きていける世界の創造は成し得るのか?
それぞれの信念を懸けて、最後にして最大の戦いが幕を開ける。
登場人物
詳細は「仮面ライダービルドの登場人物一覧」を参照。
主要人物
- 桐生戦兎 / 仮面ライダービルド…演:犬飼貴丈
- 万丈龍我 / 仮面ライダークローズ…演:赤楚衛二
- 猿渡一海 / 仮面ライダーグリス…演:武田航平
- 氷室幻徳 / ナイトローグ / 仮面ライダーローグ…演:水上剣星
- 石動美空…演:高田夏帆
東都
- 石動惣一 / ??? / ???…演:前川泰之
- 滝川紗羽…演:滝裕可里
- 内海成彰 / 仮面ライダーマッドローグ…演:越智友己
- 氷室泰山…演:山田明郷
- 小倉香澄…演:伊藤梨沙子
- 葛城巧…演:木山廉彬
- 葛城忍 / ???…演:小久保丈二
北都
- 赤羽 / キャッスルハードスマッシュ…演:栄信
- 青羽 / スタッグハードスマッシュ…演:芹澤興人
- 黄羽 / オウルハードスマッシュ…演:吉村卓也
- 多治見喜子…演:魏涼子
西都
難波重工
異星人
登場仮面ライダー
☆は本編未登場。変身者が複数いる場合は、メインの変身者を太字とする。
仮面ライダー | 変身者 | 初登場 |
---|---|---|
仮面ライダービルド | 桐生戦兎、葛城巧、葛城忍、キルバス☆ | 第1話 |
仮面ライダークローズ | 万丈龍我 | 第11話 |
仮面ライダーグリス | 猿渡一海 | 第16話 |
仮面ライダーローグ | 氷室幻徳 | 第22話 |
仮面ライダーエボル | エボルト、石動惣一(エボルト)、万丈龍我(エボルト)、桐生戦兎(エボルト) | 第33話 |
仮面ライダーマッドローグ | 内海成彰 | 第38話 |
仮面ライダーブラッド☆ | 伊能賢剛 | Be The One |
仮面ライダーキルバス☆ | キルバス | ビルド NEW WORLD |
仮面ライダーメタルビルド☆ | 浦賀啓示 | ビルド NEW WORLD |
仮面ライダーではない戦士 | 変身者 | 初登場 |
ナイトローグ | 氷室幻徳、内海成彰 | 第1話 |
ブラッドスターク | 石動惣一(エボルト) | 第3話 |
リモコンブロス | 鷲尾風、高橋義和☆ | 第23話 |
エンジンブロス | 鷲尾雷、松井紀男☆ | 第23話 |
ヘルブロス | 鷲尾風、内海成彰 | 第26話 |
カイザー☆ | 最上魁星(ビルドの世界) | 平ジェネFINAL |
カイザーリバース☆ | 最上魁星(エグゼイドの世界) | 平ジェネFINAL |
バイカイザー☆ | 最上魁星 | 平ジェネFINAL |
用語
- 「スカイウォールの惨劇」
10年前に発生した事件の通称。初の有人火星探査機「極」の帰還セレモニーの最中、何者かが警備員の制止を振り切ってパンドラボックスに接触。突如巨大な壁「スカイウォール」が発生し、日本は「東都」「北都」「西都」に三分割されてしまった。
以来、日本は統一政府を廃止し各地域に首都を置く体制となり、諸外国は今がチャンスとばかりに各首都を取り込もうと目論んでいる。
「スカイウォールの惨劇」で出現した巨大な壁。壁の上空には赤いバリアのようなものが発生しており、飛行機でも壁を越えることはできない。
その為、日本の陸地はごく僅かな隙間を残してほぼ完全に分断されてしまい、物流やライフラインの寸断など深刻な問題が発生。結果として日本という国そのものが分断されてしまうこととなった。
また、未知のガス「ネビュラガス」が噴き出しており、これを人体に注入すると怪人「スマッシュ」へと変貌してしまう。
火星の遺跡から回収されたキューブ状の物体。スカイウォールの惨劇を引き起こした後、東都で研究が進められている。
なにやら強大な力を秘めているらしいが……?
仮面ライダーへの変身に使用する、様々な動物や物の成分が詰まったボトル。
怪人「スマッシュ」の撃破後にその成分を抜き取り、美空が浄化することで完成する。
各話リスト
本作以降は仮面ライダースーパー1以来にサブタイトルにルビが振られる様になった。
各話終了時にはその回のメインとなったフルボトルが表示される。
話数 | タイトル | 放送日程 | 備考 | エンドカード |
---|---|---|---|---|
1 | ベストマッチな奴ら | 2017年9月3日 | 龍我が刑務所から逃走 | ラビット/タンク |
2 | 無実のランナウェイ | 9月10日 | ビルドが指名手配、龍我の彼女がスマッシュに、ナイトローグ初登場 | ゴリラ/ダイヤモンド |
3 | 正義のボーダーライン | 9月17日 | 龍我と紗羽が密航船で西都へ、戦兎が謎のコブラ怪人に遭遇 | タカ/ガトリング |
4 | 証言はゼロになる | 9月24日 | マスターに裏切り者疑惑 | タカ/ガトリング |
5 | 危ういアイデンティティー | 10月1日 | 放送時間移動、戦兎を知る人物現る、龍我がファウストのアジトを知るために… | 忍者/コミック |
6 | 怒りのムーンサルト | 10月8日 | クローズドラゴン初登場、ファウストのアジトを突き止める、葛城を殺したのは戦兎!? | 忍者/コミック |
7 | 悪魔のサイエンティスト | 10月15日 | 戦兎と龍我が北都へ、ナイトローグの正体とファウストの創設者が判明 | パンダ/ロケット |
8 | メモリーが語りはじめる | 10月22日 | 葛城の過去が判明、研究データプロジェクト・ビルドとは? | ハリネズミ/消防車 |
9 | プロジェクトビルドの罠 | 10月29日 | 「プロジェクトビルド」=ビルドによる究極の防衛システム、パンドラボックス強奪計画決行、殺された筈の葛城巧は生きている!? | ライオン/掃除機 |
10 | 滅亡のテクノロジー | 11月12日 | パンドラボックスとフルボトルが奪われる、秘密基地に盗聴器が…、龍我のハザードレベルが3.0に | ドラゴン/ロック |
11 | 燃えろドラゴン | 11月19日 | 紗羽のスパイ活動が美空にバレる、紗羽は口封じのためにスマッシュに…、龍我が仮面ライダークローズに変身 | ドラゴン/ロック |
12 | 陰謀のセオリー | 11月26日 | 紗羽=難波重工のスパイ、東都政府がファウスト壊滅作戦、内海が川へ転落、記憶が蘇った鍋島の証言が… | 海賊/電車 |
13 | ベールを脱ぐのは誰? | 12月3日 | 20本目となる最後のボトルの浄化、パンドラボックスを取り返す、ブラッドスタークの正体は… | オクトパス/ライト |
14 | 偽りの仮面ライダー | 12月10日 | 強化フォーム登場、マスターの本性が明らかに | オクトパス/ライト |
15 | 桐生戦兎をジャッジしろ! | 12月17日 | 葛城のデータより最強システムを完成、桐生戦兎=??? | 海賊/電車 |
16 | 兵器のヒーロー | 12月24日 | 葛城巧殺人事件の真相が明かされる、北都が東都に宣戦布告、新たなライダー現る | ラビット/タンク |
17 | ライダーウォーズ開戦 | 2018年1月7日 | 東都・北都間で戦争が勃発、龍我がスクラッシュドライバーで強化フォームに変身 | ドラゴンゼリー/ドラゴン |
18 | 黄金のソルジャー | 1月14日 | ビルド・クローズVSグリス、内海再登場 | フェニックス/ロボット |
19 | 禁断のアイテム | 1月21日 | 北都三羽ガラスがハザードスマッシュに強化、龍我と美空に異変が起こる | 消しゴム/ヘリコプター |
20 | 悪魔のトリガー | 1月28日 | 幻徳が東都から追放、戦兎がハザードトリガーで変身 | ドラゴンゼリー/ロボットゼリー |
21 | ハザードは止まらない | 2月4日 | ハザードフォームの暴走によって青羽が消滅 | ローズ/ヘリコプター |
22 | 涙のビクトリー | 2月11日 | ビルドが代表戦に勝利、龍我がスクラッシュドライバーの制御に成功、西都が行動を開始 | トラ/UFO |
23 | 西のファントム | 2月18日 | リモコンブロス・エンジンブロスの猛攻により黄羽が消滅、仮面ライダーローグの正体が判明 | クロコダイル/ギアリモコン |
24 | ローグと呼ばれた男 | 2月25日 | 戦兎達と一海達が共闘、美空の身に異変が起こる | クロコダイル/ギアエンジン |
25 | アイドル覚醒 | 3月4日 | 美空に謎の力が覚醒、ローグに敗れ赤羽が消滅 | クジラ/消防車 |
26 | 裏切りのデスマッチ | 3月11日 | 東都と西都の代表戦が開始、ハザードトリガーを制御する為のアイテムが完成、西都のスパイが判明、ヘルブロス初登場 | ギアエンジン/ギアリモコン |
27 | 逆襲のヒーロー | 3月18日 | 戦兎がフルフルラビットタンクボトルで変身 | フルフルラビットタンク(ラビット) |
28 | 天才がタンクでやってくる | 3月25日 | 東都が代表戦に勝利、御堂が殺害され難波が入れ替わる | フルフルラビットタンク(タンク) |
29 | 開幕のベルが鳴る | 4月1日 | パンドラボックスの力の一部が解放、ベルナージュ登場 | ドラゴンゼリー/フルフルラビットタンク(ラビット)/ロボットゼリー |
30 | パンドラボックスの真実 | 4月8日 | ベルナージュとエボルトの因縁が判明、龍我に人外の可能性 | ドラゴン/コブラ(ロスト) |
31 | ほとばしれマグマ! | 4月15日 | 龍我の過去が判明、クローズマグマ初登場 | ドラゴンマグマ/ドラゴン |
32 | プログラムされた悲劇 | 4月22日 | 泰山がローグに連れ去られる | ドラゴンマグマ/ドラゴン |
33 | 最終兵器エボル | 4月29日 | エボルトがエボルドライバーで変身、幻徳の真意が明らかに、泰山が死亡 | コブラエボルボトル/ライダーエボルボトル |
34 | 離れ離れのベストマッチ | 5月6日 | 龍我とエボルトの関係が判明、龍我がエボルトに乗っ取られる | ドラゴンエボルボトル/ライダーエボルボトル |
35 | 破滅のタワー | 5月13日 | 戦兎が幻徳に共同戦線を提案、パンドラタワーが完成 | ドラゴンエボルボトル/ライダーエボルボトル |
36 | エボルトは星を狩る | 5月20日 | パンドラボックスからエボルトリガーが出現、パンドラパネルが新たな装置に、戦兎がエボルトに憑依される | ラビットエボルボトル/ライダーエボルボトル |
37 | 究極のフェーズ | 5月27日 | 龍我がグレートクローズに変身、エボルが究極のフェーズに到達、戦兎が葛城としての記憶を取り戻す | ドラゴンエボルボトル/グレートドラゴンエボルボトル |
38 | マッドな世界 | 6月3日 | エボルトによって鷲尾兄弟と難波会長が消滅、内海が難波重工から離反しマッドローグに変身 | バット/エンジン |
39 | ジーニアスは止まらない | 6月10日 | 葛城がジーニアスフルボトルを開発、戦兎の記憶が蘇りジーニアスフォーム登場 | ジーニアス |
40 | 終末のレボリューション | 6月17日 | 三羽ガラスのボトルがエボルに奪われる、多治見首相がスマッシュに改造されるがビルドに救われる | フクロウ(ブラックロスト) |
41 | ベストマッチの真実 | 6月24日 | ベストマッチに秘められた意味が明かされる、エボルトに感情が芽生える | クワガタ(ブラックロスト) |
42 | 疑惑のレガシー | 7月1日 | 龍我がハザードレベル7に達しドラゴンボトルに影響が…、もう一人のビルドが現れ… | シルバードラゴン/ゴールドラビット |
43 | もう一人のビルド | 7月8日 | 美空がロストスマッシュに改造される、戦兎がハザードレベル7に達しラビットフルボトルが金色に変色する、一海と幻徳が北都のファウストに侵入 | シルバードラゴン/ゴールドラビット |
44 | エボルトの最期 | 7月15日 | エボルトが4ライダーの連携の前に敗北、爆散 | クロコダイル/ジーニアス/ドラゴンマグマ/ロボットゼリー |
45 | 希望のサイエンティスト | 7月22日 | 生きていたエボルトに忍が殺害され、ロストボトルが全て揃い更なる進化を果たす、ハザードトリガーにロストボトル浄化の力があることが判明 | ハザードトリガー/エボルトリガー |
46 | 誓いのビー・ザ・ワン | 7月29日 | ライダーとエボルトの最後の戦いが始まる、一海が命を懸けた変身 | ノースブリザード |
47 | ゼロ度の炎 | 8月12日 | 一海と内海が命を落とす、二本のロストボトルの再精製が完了 | ロボットゼリー(モノクロ) |
48 | ラブ&ピースの世界へ | 8月19日 | 幻徳が命を落とす、スカイウォールのない並行世界が登場 | ドラゴンマグマ/クロコダイル |
49 | ビルドが創る明日 | 8月26日 | エボルト消滅、新世界創造 | ラビット/ドラゴン |
サブタイトルでの話数表示
本作のサブタイトルは数式の表示後、その解として「第〇話」と表示されサブタイトルに続く形となる(例:第1話では、「1010^0=1→第1話 ベストマッチな奴ら」)この数式は当初は制作サイドで選んでいたが、第3話以降は物理学アドバイザーとして番組の制作に参加している白石直人が自ら選んでいる。
また、劇中に登場する数式も各エピソードの内容に合わせて白石が提示した物である。
※白石は自身のTwitterアカウント(ユーザー名「シータ」)で劇中に登場する数式の解説を行っている。
前回のあらすじ
戦兎らキャラクターが毎回番組が始まる前に前回までのあらすじを紹介するのだが、それがなぜかコント風。戦兎が初期のあらすじで連発していた「仮面ライダービルドであり、てぇんさい物理学者の桐生戦兎は」は彼を象徴する台詞の一つでもある。
本編で北都との戦争が始まってからは言わなくなったものの、それまで以上に登場するキャラの種類が増えるとともにキャラ崩壊も激しくなっており、戦兎や龍我の他に惣一(通常声とスタークの変声版)、幻徳、内海、一海、美空、紗羽、果ては多治見首相や御堂首相、御堂首相に成り済ました難波会長、戦兎…の真似をしていたエボルトまでもがハードな展開の清涼剤を務めている。
御堂首相に至っては、あらすじでの戦兎の台詞「ギュインギュインのズドドドドド」を覚えており、また、第34話ではあらすじ紹介用の原稿が渡されていたことが判明。まさかの本編とあらすじの世界が繋がっていることが分かった。
第34話以降では先輩ライダー風の人物相関図まで飛び出している。
メタ発言も度々出てくるが、第41話では本編中の回想シーンで戦兎から「そういうメタ発言やめてくれる?」なる発言が飛び出すなど、あらすじ紹介のノリが本編に入り込んだような雰囲気があった(幻徳の残念すぎる扱いもそれゆえかもしれない)。
第42話ではあらすじにnascitaのメンバーが全員集結したが、その結果カオスと化した。
そして、このあらすじに実はある秘密があったことが最終回で明かされることになった。
音楽
主題歌
歌:PANDORA feat. Beverly / 作詞・作曲・編曲:小室哲哉&浅倉大介
挿入歌
- 「Ready Go!!」
作詞:Mio Aoyama
作曲・編曲:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:avex management,岩渕優輝
歌:ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat. AXL21
※第27話より登場。桐生戦兎/仮面ライダービルドのテーマソング。
- 「Burning My Soul」
作詞:BOUNCEBACK
作曲・編曲:fo(u)r Scream
歌:J-CROWN & TaKu from 1FINGER
※第31話より登場。万丈龍我/仮面ライダークローズのテーマソング。貴水博之によるカバーバージョンも存在。
- 「Evolution」
作詞:森月キャス,Mio Aoyama
作曲:ats-,清水武仁&渡辺徹
編曲:ats-,清水武仁&渡辺徹
Sound Produce:avex management,岩渕優輝
※第33話より登場。エボルト/仮面ライダーエボルのテーマソング。
- 「Build up」
作詞:秋田千里
作曲:佐藤希久生
編曲:佐藤希久生
歌:仮面ライダーGIRLS
※第41話より登場。桐生戦兎/ジーニアスフォームのテーマソング。
※仮面ライダーガヴ第9話でもインストVer.が用いられた。
- 「Law of the Victory」
作詞:Ricky
作曲:寺沢功一
編曲:佐藤希久生
※第44話より登場。桐生戦兎/仮面ライダービルド,万丈龍我/仮面ライダークローズ,猿渡一海/仮面ライダーグリス,氷室幻徳/仮面ライダーローグら4ライダーの共闘時テーマソング。
関連作品
劇場版
2017年12月9日公開。本作と前作『仮面ライダーエグゼイド』をメインとしたクロスオーバー作品。時系列は第14話と第15話の間。
2018年8月4日公開。本作の単独作品。時系列は第45話と第46話の間。
2018年12月22日公開。本作と次作『仮面ライダージオウ』をメインとしたクロスオーバー作品。時系列はTVシリーズ最終回後の後日談で、Vシネマの前日談という位置付け。
ビルド NEW WORLD
TVシリーズ最終回後を描いたVシネマ作品。全2作。
- 『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』
2019年4月24日発売。
- 『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』
2019年11月27日発売。
てれびくん超バトルDVD
てれびくん2018年2月号の応募者全員サービスDVD。限定フォームのクマテレビフォームが登場。時系列は第18話と第19話の間。
てれびくん2018年10月号の応募者全員サービスDVD。仮面ライダーローグの強化形態プライムローグが登場。
スピンオフ
- 『仮面ライダービルド 〜ハザードレベルを上げる 7つのベストマッチ〜』
TVシリーズのサイドストーリーとなるスピンオフドラマ。前編・後編は東映特撮YouTube Officialで無料配信、完結編はDVD限定での収録となっている。時系列は第21話と第22話の間。
- 『ROGUE』
本作のBlu-ray COLLECTIONに収録のスピンオフドラマ。氷室幻徳/仮面ライダーローグを主役とした物語。時系列は、序章は第1話の3年前、第二章は第21話の真裏、最終章は第22話の真裏の話となっている。
2022年8月よりTTFCにて配信。『仮面ライダーリバイス』のスピンオフドラマ。
本作から滝川紗羽が登場。
2022年10月よりTTFCにて配信。『仮面ライダーゲンムズ』の正統続編となるスピンオフドラマ。
ep5よりエボルト、ep6より石動美空がそれぞれ本作から登場。
先行登場
前編『仮面ライダーエグゼイド』のTV本編及び劇場版に先行登場している。この展開は、後に劇場版の『平ジェネFINAL』とリンクしている。
- 『仮面ライダーエグゼイド』(TVシリーズ)
第44話に仮面ライダービルドが登場。
エンディング後に仮面ライダービルドが登場。
小説
ビルド完結編、2019年にTwitterにて発表、執筆は武藤将吾と大森敬仁が担当。2020年に発売予定だったのだが、2024年5月現在発売どころか続報も全くないため様々な憶測が飛び交っている状態である。
仮面ライダービルドスペシャルイベント
2018年5月4日〜5日にかけてグランドプリンスホテル新高輪で開催された。
スペシャルショーと番組キャストトークショーの2部構成。
スペシャルショーの時系列は西都での代表戦の後(ただし、正史ではない)。
超エネルギーを齎すパンドラボックスを狙うショッカーとビルド達の戦いを描く。
メタネタが多く、昭和怪人が活躍する機会である春映画が公開されなかった事にも突っ込んでいる。
登場キャラクター
- 仮面ライダービルド/桐生戦兎(CV:犬飼貴丈)
- 仮面ライダークローズ/万丈龍我(CV:赤楚衛二)
- 仮面ライダーグリス/猿渡一海(CV:武田航平)
- 仮面ライダーローグ/氷室幻徳(CV:水上剣星)
- 石動美空(演:高田夏帆)
- ショッカー首領/大蜘蛛大首領(CV:関智一)
- イカデビル(CV:岩崎諒太)※本作での本名はイワン・タワノビッチ
- ガラガランダ(CV:木村昴)※やたらと英語を交えて話すが、原作通り、東南アジアから着任したという設定。
- サボテグロン(CV:関智一)
- さそり男
- ショッカー戦闘員(CV:高橋信(コン)・菊池康弘(緑田)・峰岸佳(ピンキー))※みーたん推しの3人組、ハザードトリガーを模倣する程の科学力を持つ。
余談
サブタイトルは何かしらカタカナの単語が入っているほか、時たま映画タイトルなどを改変したと思われるものになる事がある(「燃えろドラゴン」→「燃えよドラゴン」、「ローグと呼ばれた男」→「海賊と呼ばれた男」、「天才がタンクでやってくる」→「馬鹿が戦車でやってくる」、「ドルヲタ、推しと付き合うってよ」→「桐島、部活やめるってよ」(あらすじコントでのネタ)など)。
関連動画
関連タグ
仮面ライダーエグゼイド → 仮面ライダービルド → 仮面ライダージオウ