ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

「地獄の底まで、悪魔と相乗りしてくれ翔太郎!」

     

「来い!ファング!!」

『ファング!』

翔太郎「よせ!フィリップ!!」

「変身!!」

『ファング! ジョーカー!!』

概要

フィリップ翔太郎がそれぞれファングメモリジョーカーメモリダブルドライバーに挿入する事で変身する。

変身にファングを使用する際は、他のフォームとは逆にフィリップの体で変身して戦うため、フィリップの身に危険が迫った時や翔太郎の都合が悪い時(敵に拘束された、重傷や状態異常で主戦闘が困難な際など)に使用される。フィリップは外で活動する事が少ないので基本滅多な事がなければ使われない。

変身すると全身が鋭利なデザインとなり、普段は大人しいフィリップが荒っぽくなる。

初登場はビギンズナイトの時に脱出する際に変身しており、メモリの力により暴走してしまう(『風都探偵』第6集の回想でも再現されている)。

そのため、フィリップは自身のアイデンティティである「理性」すら呑み込むファングを危険視し「あのメモリは二度と使わない」と述べ、自身の窮地を救うべく現れたファングメモリにも嫌悪感を露にし追い返そうとするが、アームズ・ドーパントの謀略が原因で囚われた翔太郎の危機を救うため敢えてこのメモリを使用し変身。

やはり暴走してしまうが、トラウマを翔太郎に救われた事で正気のまま使用する事ができるようになった。ただ、相手に対するフィリップの感情が怒りに近いものだと多少の荒々しさは出る模様。

以降はサイクロンジョーカーエクストリーム(以降CJX)登場まで便宜的な強化フォームとして運用されるが、上記の特殊な変身プロセスが時に枷となるため、毎回このフォームで戦うというわけにはいかなかった。

フィリップが危機に陥った際は翔太郎に連絡してダブルドライバーを装着してもらう必要があり、通常のWのフォームやCJXに切り替えるにも変身を一旦解除する必要がある。この点は逆に変身に融通が利くCJXと対照的である。

また、ファングメモリの力が強過ぎる故に翔太郎側も最も適合率が高いジョーカーメモリを使わないとファングの凶暴性を制御できなくなることから、ジョーカーメモリ以外との組み合わせは事実上存在しないとされていたが……(後述)

CJX登場後はフィリップに危険が迫った為、この形態で戦わざるを得ない状況であった時を除いて3回しか変身していない。

それ以降の客演作品においても出番に恵まれておらず、登場機会は少ない。

風都探偵』では第13話、メガネウラ・ドーパント戦で初登場。風都探偵では第2・4・7・8・15集と出番は非常に多い。

ダブルの活動自体が基本9フォームで片付くような旧組織遺物残党狩りに終始していたため、CJX同様長らく変身していなかったらしく、そのためオーロラ・ドーパントに「見てみたい」と言われた他、初登場時には(相手が下衆でフィリップの気が立っていたこともあり)「久々のファングに呑まれかかってるぞ」と翔太郎に指摘されている(時系列的に映像作品で最後に変身したのは対エターナル。それから風都探偵までの間に当たる本編第45話以降・MOVIE大戦CORE仮面ライダーW_RETURNS等では変身していない)。

裏風都からは「Wの隠し持つ切り札のひとつ」という認識だったようである。

また、上述の「ファングと組み合わせられるメモリはジョーカーのみ」という設定も翔太郎・フィリップの成長により更新され、まさかのファングトリガーファングメタルというハーフチェンジが披露された。

詳細はそれぞれの項目を参照。

アニメ版第6話『最悪のm/白い牙』での変身時には、基本9フォームと同様の姿に一旦変身した後、雄叫びと共に鋭利な姿に変貌するという演出がとられた。

スペック

身長195cm
体重82kg
パンチ力8t
キック力13t
ジャンプ力一跳び30m
走力100mを3.2秒

他のフォームを凌ぐ高い格闘能力を持ち、闘争心を剥き出しにした野獣のような戦い方をする。機動力もwの形態の中で随一を誇っている。ただし、ファングメモリはフィリップを守るためなら手段を選ばず敵を排除するようプログラムされているため、使用者までも (ドライバーを使っているにもかかわらず) メモリの力に影響され暴走する危険性がある。

武器は腕から伸びる刃『アームセイバー』またの名を『アームファング』と、肩から出現しブーメランや手持ち武器として扱える刃『ショルダーセイバー』またの名を『ショルダーファング』。

なお、平成ライダーシリーズにおいてショルダータックルは造形物を痛める為、設定のみで完結している事が珍しくないが、『風都探偵』アニメ版第6話で使用された。

必殺技

ファングサイドの脚に『マキシマムセイバー』を出現させ、相手を切り裂く回転飛び蹴りをかます。命中の瞬間恐竜の頭部のようなオーラが現れ、喰らった相手にはF字の残光が浮かぶ。

他のメモリとは異なり、マキシマムスロットへの挿入ではなくファングメモリの尻尾部分のレバー「タクティカルホーン」を3回押すことでマキシマムが発動。

技名は直前に翔太郎が命名。

  • ブレードテンペスト

ショルダーファングを投擲し、空中からマキシマムセイバーを使ったライダーキックを放って挟み撃ちにする。

ガンバライド限定技。

  • ファングバイト

アームファングを発動し、敵の目の前まで接近しつつ、目にも止まらぬ速さで飛び上がり、上空からの振り下ろしで真っ二つに切り裂く。

獣ライダーの先輩必殺技を彷彿とさせる技である。

こちらもガンバライド限定

  • ファング・マキシマムドライブ

仮面ライダースカルの肖像』のオーシャン・ドーパント戦で使用。ファングストライザーの原初に当たると思われる技。動作自体はファングストライザーとほぼ同じだが回し蹴りではなく普通の直線的なライダーキックと言う違いがある。まだ二人の息が合う前でありメモリブレイクがまだ搭載される前の技なので相手はメモリごと死亡している。

ファングメモリで攻撃・強化!猛攻のダブル ファングジョーカー!

ファング!ファングー!

漫画「風都探偵」5巻の限定版の特典として発売された。

必殺技は「マキシマム」。

さらにこのライドウォッチ自体は登場していないが、恐らくディケイドアーマーの状態でWライドウォッチを装填すると「ディケイドアーマーダブルフォーム」に変身でき、ファングジョーカーの能力を駆使する事が可能と思われる。

余談

本フォーム時のみ決め台詞「さあ、お前の罪を数えろ!」で相手を指さす手が右手である。この姿以外ではボディサイド担当の翔太郎が変身しているため、『相手を指差す手は変身者サイドの手になる』と考えれば、ソウルサイドのフィリップが変身すればこうなるのは当然でもある。

変身者が異なるため、『クライマックスヒーローズ』シリーズでは通常のWと違い独立したスタイルとなっている。

ガンバライドでは何故かファングジョーカーから他のフォームへのチェンジ及び他のフォームからファングジョーカーへのチェンジが可能(開発時は変身者が違うことが明らかになっていなかったと思われる)。

MOVIE大戦アルティメイタムディレクターズカット版ではヒートトリガーからファングジョーカーへチェンジしているが、今作のWはウィザードリングで呼び出された存在であったため問題はない。

スーパーヒーロージェネレーションに至ってはコンパチ作品だったとはいえ、サイクロンジョーカーからファングジョーカーへの変身、すなわちサイクロンジョーカーがファングメモリをドライバーに差す変身シーンまで存在する(本作のWの技には仮面ライダージョーカー(ライダーパンチ)も実装されているが、こちらは変身シーンがないため違和感はない)。

NEXT_TIME_ゲイツ、マジェスティではグランドジオウに召喚されたダブルがこの姿だった。

仮面ライダースカルの肖像』では、終盤で主人公勢の切り札のようなポジションとして登場。今作においてもやはりフィリップが暴走する危険性を危惧していたが、マスカレイド・ドーパントタブー・ドーパント戦から立て続けとなる形でオーシャン・ドーパントとも交戦したが、フィリップが破壊衝動をなんとか抑え込んだのか、脱出するまで自我と変身を維持して彼らを撃破する目覚ましい活躍をした。翔太郎とフィリップがお互い必死だったことからジョーカーメモリの能力も相まって自我を保てていたのかもしれない。因みに荘吉が戦死する前にファングメモリが単独で工作活動を行っており、ファングジョーカーが登場する伏線のように見える。

無印よりプレイアブルキャラクター。素早い移動力と高い攻撃力を持ち、近接攻撃に特化している。

固有能力「牙の記憶」により防御力を犠牲にスピードと攻撃力を上昇させることができる。

原作と同じくフィリップが主体となっており、フォームチェンジすることはできず仮面ライダーWとは別キャラ扱いである。

関連動画