概要
米田一基率いる対降魔部隊に所属する陸軍の少佐(資料によっては中尉)。
後の葵叉丹である。愛刀は光刀無形。
かなりの秀才で光武等の花組の主戦力となる兵器の設計者であり、降魔戦争時既に桜武から神武などの霊子甲冑および轟雷号や翔鯨丸の設計図を完成させていた。
降魔戦争の際消息不明となり、その後どの様な過程を経てかは不明ながら強大な妖力・妖術を身につけ、天海を蘇生し偽りの主人として悪の組織「黒之巣会」を結成。葵叉丹を名乗る様になった。
黒之巣会四天王としては「黒き叉丹」を名乗り、「くろきさたん」で「あおいさたん」なので何だか紛らわしい。
黒之巣会においては、光武の発展機である専用機、漆黒の神威をはじめとする魔操機兵を開発していた。
六破星降魔陣を完成させた天海が帝国華撃団によって倒されると、自らは地下に潜伏し黄昏の三騎士をはじめとする降魔軍団を結成、正月に明治神宮を襲撃。
その後花組との戦いの中藤枝あやめを降魔殺女へ変化させ自らのしもべとしてしまう。
強奪した魔神器によって古の呪われた要塞「聖魔城」を復活させ世界を破壊しようとするも、決戦の末花組によって倒されたその時、魂の中にひそんでいた悪魔王サタンが復活する。
しかし同じくあやめの中にあった大天使ミカエルの加護を得た花組によって、ついに滅び去ったのだった。
サクラ大戦2では、光刀無形目当てと真宮寺一馬のついでで京極圭吾により蘇生される。
OPと第一話の最後のみに登場した揚句、捨て駒扱いで始末されてしまうという悲しい役回りではあったが、ここで本編では初めてはっきりと葵叉丹=山崎真之介であったことが語られる。
ここでは神威の改良型である黒い闇神威を使用したが、復活したばかりだった為か必殺技がない等十分な力を発揮できなかった。
TVアニメ版ではそもそもの目的が天海を復活させようというところから始まっているため、最初から敵の親玉として活躍した。神威も脇侍と同じく生もの製っぽかった。
また、恐ろしい事に本名で帝都をうろついていたり、帝劇でシンデレラを観劇していたようだ。
葵叉丹時の髪が真宮寺さくら嬢とおそろいのポニーテールであることや、さくらのブロマイドを見てニヨニヨしたり(しっかりパンフレットも買っている)罠を仕掛けるという目的があったとはいえ、さくらに声をかけ喫茶店で長々と話しこんだりしているため、さくらのファンではないかという説もある。
さらには、お守り(大嘘)を渡し、それを通じて調子を狂わせたり、さくら自身の遠隔操作を行ったりしたものの、光武にかすり傷を付けさせた程度であっさり解放させており、実はさくらには一切傷を付けていない。
TVでの山崎はあやめを自力でモノにすることに拘りがあったらしく、あやめを降魔にすることもなく直接向き合ったが、2度の撃てる撃てない問答の末にイプシロンのごとくあっさり撃たれてしまい、発狂した。
2003年新春歌謡ショウ「初笑い七福神」ではゲストで家中氏が出演。
メインは長屋に住む山崎のそっくりさんである「政吉」という役ではあったが、歌のシーンでは葵叉丹の衣装で登場し、あやめと共に踊り付きでパヤパヤ!と夜のサンバを熱唱した。