ドラゴンブラストとは、裏方氏製作の同人対戦格闘ゲーム。
一般的な対戦格闘ゲームと比べて、獣人などの人外キャラが多い点が特徴。また、同人対戦格闘ゲームとしては珍しく3Dグラフィックだが、ゲームバランスそのものは2D対戦型格闘ゲームに近い。
システム
元々は個人製作のMMORPG作品からの派生作品であるためか、この作品独自の要素として「ジョブシステム」がある。MBAAのスタイルセレクトのようなものといえばわかりやすいか。
それぞれ、強化版の必殺技等を繰り出す「EX必殺技」や相手の攻撃を弾きつつ反撃する「ブラストカウンター」等が使用可能なゲイナー、二段ジャンプや、殆どの攻撃をキャンセルして追撃できる「追咬」が可能な高機動力のローグ、4つの属性から一つを選び魔法を使用したり、ゲージ溜めなどの独特の動作が多いソーサラー、オートガードや簡易必殺技など、格闘ゲームが苦手な初心者にも扱いやすいノーヴィスの4種類。
操作系統は8方向レバー+4ボタンという一般的なもので、ボタン配置はそれぞれ、ABCボタンがそれぞれ弱中強攻撃、Dボタンがそれぞれのジョブ固有の操作にしようする「リスクボタン」となっている。
また、それぞれのジョブ固有の操作を行うと体力ゲージ下の「リスクゲージ」が溜まってしまい、これが溜まるほど相手から攻撃を受けた際のダメージが大きくなってしまうという、文字通りリスクを背負うことになるため、特にリスクゲージの運用には注意が必要。
登場キャラクター
主人公。人間の青年。ぶっきらぼうな性格だが根は優しいという典型的な主人公タイプ。殺された恋人の仇を討つために戦う。必殺技同士を連携できる屈指のコンボキャラで、それを駆使した攻めが強い。あと影が薄い。がんばれ主人公。
孤児院を経営する男性。経営難に陥った孤児院をどうしたものかと悩んでいたところ、倉庫にあったらしい「カイザーマスク」のマスクとの契約により超人的な能力を得て、ファイトマネーを稼ぐために戦いの日々を送る。いわゆる投げキャラで、強力なコマンド投げを武器にした接近戦が得意。
記憶喪失の少女。普段はおっとりした心優しい性格だが、何かの拍子で覚醒すると性格が豹変する。性能的には覚醒前はソニックサマソーな軍人と似た性能だが、覚醒することで必殺技が追加される。通常技の性能も高く初心者向け。
豪快で快活なオークの老戦士。「くろがね」と読む。孫娘を殺害されたことへの復讐に囚われており、またオークの血がそうさせるのか、殺人を犯さないと平静を保てない不安定な精神状態。斧を用いた一撃必殺の打撃技が持ち味。一部の技は打撃技を一発だけ耐える、いわゆるスーパーアーマーが付加される。
神社を守る神主見習いの鳥獣人。変態でヘタレで弱虫だが、秘められた内面が……あるわけでもなく、やっぱり変態でヘタレで弱虫。ストーリー中でちょくちょくメタ発言をする問題児。飛び道具、対空技、突進技と一通り武器が揃っており、刀を用いた通常技のリーチも相まって使いやすい。
バーサーク化(凶暴化)してしまった獣人を始末する「狩人」の少女。ヤタとは腐れ縁で、何かと尻に敷いており、彼にとっては恐怖の象徴。主人公タクトとも旧知の仲で、ヒロインポジション。槍や弓を用いた中~遠距離戦を得意としており、それらを活かした立ち回りで圧倒するタイプ。
秘密裏に暗殺や誘拐などを請け負う狼獣人。いわゆる忍者。幼い頃の経験から人間になりたいという願いをひそかに心の内に秘めており、獣人の姿になってまで闘う山月に対して敵意を向けている。忍者らしく機動力に優れたキャラクターで、突然相手の背後に回り込んだり、分身したりといったトリッキーな技の数々で相手を幻惑する戦いを得意とする。
表の顔は学院の院長であり、好々爺として周囲の人間から好かれている竜人。しかしその実態は拷問などを趣味とする悪人。唯我独尊を絵に描いたような性格で、街で起こる獣人の暴走(バーサーク化)などを影から操る。厳つい見た目とは裏腹に、スライムやブレスを繰り出すいわゆる「設置型飛び道具」をメインとするキャラ。癖のある技の数々を使いこなすにはそれなりの経験が必要。
各キャラクターには苗字などが設定されておらず、他の作品・用語と混同されやすいため、検索の際には「ドラゴンブラスト」等の別のワードと一緒に検索することをおススメする。
原作→urakata