解説
JR九州が1994年から新製・投入されている交流近郊形電車。
国鉄から承継した421系・423系・715系などのの置換を目的として投入された。全部で225両が製造されており、JR九州内では1系列の中で最も車両数が多い。
南福岡車両区に以下の編成が配置されている。
813系0番台 (R001-R007,R009) 3両編成8本
813系100番台 (R102-R113) 3両編成12本
813系200番台 (R201-R227,R229,R230,R232-R236) 3両編成34本
813系300番台 (R301-R303) 3両編成3本
813系1000番台 (R1001-R1003) 3両編成3本
813系1100番台 (R1101-R1115) 3両編成15本
尚、008編成・101編成・231編成は事故により廃車されいる。
直方運輸センターに以下の編成が所属している。
813系100番台 (R014-R019) 3両編成6本
813系200番台 (R228) 3両編成1本
811系・815系・817系と相互連結が可能である。
デザインは水戸岡鋭治・ドーンデザイン研究所による。
車体・設備
車体
軽量ステンレスを使用し、片側3箇所に客用扉が設置されている。
前面には貫通扉が設けられており、非常用の位置づけであった811系と異なり貫通扉を常用する構造になっており、貫通幌および幌枠、歩み板などを装備している。同様に貫通扉を常用とする815系や817系と連結する際には各編成間の貫通が可能であるが、811系編成と連結する際は貫通とはならない。
設備
車内は転換クロスシートを採用しており、座席モケットは200番台までは赤色と黒色の豹柄模様であり、300番台以降は茶色と黒色の市松模様に改められた。座席の枕の部分は独立している。優先席には枕の部分に2006年末より、視認性を高めるため「優先席」表示がされた白色の座席枕カバーが装着されている。また、日本海側のドアの上にLED車内案内装置が取り付けられており、直方運輸センター所属車では英語表記も行われる。
大形くずもの入れを車端部に設置している。
トイレは上り門司港側制御車のクハ813形に設けられている。便器は0・100・200番台が和式、300・1000・1100番台が車椅子対応の洋式である。