人物
言葉がない原始時代に栄えた一部族・クー族の戦士団長を務める若頭的存在として登場するのが、このざきである。顔はかなりイケメンだが、股間にまとったトカゲとアクセサリー以外は全裸というとんでもない姿をしている。
彼の主君で、族長でもあるクー族司祭は神様として崇める大恐竜おーでぃーおーへの生贄としてべるを奉げるが脱走される。神の怒りを憂えた(と思われる)司祭の言いつけで、ざきは5人の手下を率い、石で出来た車を操作しながら捜索に向かった。
べるは、主人公であるポゴと相方の大型類人猿ゴリの集落に匿われていたが、ついに嗅ぎつけられる。異民族との婚姻をタブー視していた集落の長老はそれを知らずにいたが、ざきに部下を叩きのめされて自分も捕虜になってしまう。その時、ゴリが石の車をイタズラしたためにポゴは敵陣に突っ込む形となるものの、べるの救助に成功。それ以来、ざき軍団とポゴ一行は戦いを繰り返す事となる。
1回目:ポゴの集落。クー族戦闘隊をけしかけるが撃退され、ざき自ら出陣。3人相手に善戦するが抵抗され、引き上げる。村の中にいる合成屋さんに武器や防具を作ってもらうと有利(特にべるは初期状態だと弱いので装備は必須)。
2回目:洞窟内部。追放されて洞窟で休んでいたポゴの隙を突いてべるをさらい、負けて逃げたと見せかけてワニやモグラのモンスターが住む落とし穴に落とすが脱出される。
3回目:クー族の砦にある祭壇。べるを捕らえて奉げようとするさ中にポゴとゴリに殴り込まれる。クー族兵士をありったけ繰り出すが殴り飛ばされてしまい、ついには自分が身体を張って戦う事となる。
こうして膠着状態の戦いが続いた時、何者かによって祭壇は崩壊。谷底に投げ出された司祭は神様に助けを求めるかのように走り出すが、骸骨冠だけが返って来た。その相手こそが崇拝していたおーでぃーおーだった。ポゴはざきに戦ってくれと頼むが、彼が動かないのを見てゴリやべると共に突撃する。悩んだざきは、ライバル部族との戦いか司祭の仇討ちかを悩んだ末、後者を選んで雄叫びと共に恐竜に挑む。
死闘の末におーでぃーおーは滅び去り、谷を抜けた一同は緑の大地を見つける。はしゃぐポゴ、べる、ゴリを見て苦笑するざきのもとに子分達が来てくれるが、同じく新天地にたどり着いたポゴの一族と一触即発…になりかけるが、ゴリがアクシデントを起こしてくれたため思わず一同の顔に笑顔が戻り、和解することと相成った。その夜、ポゴとべるの結婚祝いを兼ねた和解の宴が夜通し開かれた。長老と共に踊るざきの頭には司祭の遺品である骸骨冠があり、部族の長となったざきの晴れ姿でもあったのだ。
部族
司祭:骸骨冠をかぶり、呪術を行う部族長。ざきを信頼しているリーダーだったが、おーでぃーおーに近づいたために殺された。小林よしのり氏が描いた原画では、マントの下は股間を飾るアクセサリーしか身につけていない変質者じみた姿である。
戦闘員:石の車を操るざきの部下。骨を手にした赤い髪の戦士達で、毛皮の服を着ているなど良心的な姿である。
メスゴリラ:ピンク色の毛皮を持ち、セクシーな踊りを踊る類人猿の女の子達。べるの代わりに生贄にすべく捕まるが、それに惚れてしまったゴリは彼女らを救出し、クー族を混乱に追いやった。その後、彼女らのハーレムにゴリは花婿として迎えられ、多くの子猿達に恵まれて幸せに暮らした。
ワタナベ親子:クー族と同じ歩行グラフィックで登場する。子供に穴を越えさせるべく父が橋になるが、力尽きて落ちる。子供は大声で号泣(他のシナリオで言う「わ~ん、父ちゃーん!」などに該当する)しつつ退場した。
余談
ざきの技にはゴレンジャーに起因する技が多い。ばりがつくものがそれである。
ばりどりーん:股間にモザイクをかけつつトカゲを飛ばす。
ばりたんく:ヒップアタックで敵を跳ね飛ばす。
ばりききゅーん:後ろ向きに複数の敵に蹴りを見舞う。反撃可。
ばりぶる~ん:トカゲに守られた股間からビームを放つ広範囲反撃技。