インフレーション(inflation:膨張)の略。
通貨のインフレーション
主に経済用語で物価が上昇を続けること。手元のお金の価値は相対的に下がっていく。逆はデフレ(デフレーション:deflation:収縮)。大規模な災害によるモノ不足、円安による物資価格高騰、人口の増加、好況による賃金の上昇、資産バブルなど原因は様々。
年率5%未満のインフレーションは、好況でも普通に起る事であり、通常は問題ないか、むしろ望ましいことと見なされることが多い。ただし、年率10%以上(ギャロッピングインフレーション)となると、物価高騰に賃金の上昇が追いつかず、庶民の生活を圧迫する。
極端なもの(ハイパーインフレ)になると、毎月のように給料が100倍になるが物価は300倍…と言う風になり、札束の山を燃やしたほうがそれで薪を買うより燃料としては長く使えるような状態になってしまう。近年のジンバブエでも1000億ドル札が発行されたりした。
中央銀行は過度なインフレを抑制するため、物価上昇目標(インフレターゲット)を設け、これを超えないように通貨流通量を管理する場合が多い。なお、近年第二次安倍晋三政権においてはデフレを抑制し、物価上昇期待を創出するためにインフレターゲットを用いている(アベノミクス)。
パワーのインフレーション
バトル漫画等で物語進行に応じて次々と強敵が現れ、主人公達も強くなる…の繰り返しで、その辺の雑魚敵が序盤に死闘を繰り広げたはずの強敵より強い状態になってしまうのを「戦闘力のインフレ」「パワーインフレ」等と呼ぶ。
その他
pixiv会員の急増による、トップクラスの閲覧数、評価点やブックマーク数の急激な増加もこう呼ばれることがある。