中央アジアの地域で現在中華人民共和国新疆ウイグル自治区となっている地域。
核実験
1964年から中国政府は東トルキスタンのロプノール湖にて、核実験を開始した。1964年10月16日に初の核実験が、1967年6月17日には初の水爆実験が行われた。中国政府はこれまで46回におよぶ核実験を行ったと公式発表しているが、実際は、小規模の実験も含め、同地における核実験は50回以上に及ぶと推定されている。
2002年8月以降の調査で、中国が東トルキスタンで実施した核実験によって、ウイグル人を中心に19万人が急死し、健康被害者は129万人にのぼり、そのうち、死産や奇形などの胎児への影響が3万5000人以上、白血病が3700人以上、甲状腺がんは1万3000人以上に達すると発表された。また、被害はシルクロード周辺を訪れた日本人観光客27万人にも及んでいる恐れがあり、影響調査が必要であるとの指摘がある。
民族浄化
同地域では、ウイグル人に対して民族浄化政策が実行され、多くのウイグル人が虐殺されており、ウイグル人の伝統文化の抹消や、漢民族への同化が急激に進行しつつある。