国鉄・JR東日本が運営する鉄道路線。北上駅(岩手県北上市)~横手駅(秋田県横手市)間を結ぶ。営業キロ61.1km。
東北山地を横断して東北本線・奥羽本線を連絡する路線の一つ。全通当初は横黒線(横手駅と黒沢尻駅(北上駅の旧称)の頭文字から)と称していた。かつては特急「あおば」や急行「きたかみ」が本路線を経由して仙台駅~秋田駅間を結ぶなど広域連絡路線として機能していた。
東北新幹線開業と同時に行われた田沢湖線電化後はそちらに旅客輸送上の比重は移ったが、新幹線直行特急(山形新幹線・秋田新幹線)運行のために奥羽本線の一部と田沢湖線が改軌されたため、緊急時の迂回運転などのためのバイパス路線としての役割は今も残っている。なお、秋田新幹線運行のため田沢湖線の改軌が行われた際には代替列車として特急「秋田リレー」(メイン画像)が本路線を経由して北上駅~秋田駅間で1996年3月~1997年3月の約1年間運行された。JR東日本移行後唯一の定期気動車特急の運行例でもある。
北上線
きたかみせん
JR東日本の鉄道路線。